ホフマンは途方に暮れていた、行く当てもない
家族はみんな死に大佐からは「君はもう飛行機には乗れないだろう」と現実を突きつけられたのだ
ただ友達なのは昔の愛犬だけだった。
毎日同じ病院の天井を見上げるばかりだ。
2年後やっと退院する時が来た、ホフマンは、
何年も閉めてた家のドアを優しく開け
ホコリだらけの椅子にゆっくりと腰を下ろした
右手と右足には銀色に光る義手と義足がついている。また2年たったホフマンは希望に満ち溢れていた、自分が飛行機に乗れる日が来ようとは思ってもいなかったのだ。
なぜ飛行機に乗れたかそれは義手が慣れてきたのと、ロシア空襲がもう一度あるからだった。
ホフマンは愛犬と一緒に久しぶりのドイツ軍基地にたどり着いた
それか らホフマンは正式に第205隊銃座士となった。
決戦の日は今年の5月だ、その日を目標に訓練が始まる、久しぶりに飛行機を触るのでホフマンは涙でいっぱいだった……
何ヶ月後何機もの編隊が青空絵と飛び立つ。
真夏の日光に鉄が晒されて機内 全体が緊張に包まれる。
聞こえるのはエンジンの音だけだった。
何時間も過ぎた時時司令塔から連絡が入った
「機体を離れたのは誰だ」
その瞬間嫌な予感がする、何かがおかしいと皆は勘づき始めた、その時味方機から無線が入る
「フラップを上げろ、戦闘準備敵上空右上」
その時、機体が揺れエンジンの音が急激にうるさくなる。
戦闘機はすぐさま戦闘に入る、30機ほどの編隊が、分散し5機ずつの小編隊となっていく、
目の前に友軍機が、2機いる状況だ、
また無線が来る。
「敵基地、あと500ヤード爆弾投下に入れ」
その時前にいる爆撃機のすぐ横を対空砲火がかすめる。
ドンドン!と砲弾が飛んでくる、パパパパと前の機の鉄板が、銃弾を弾く。
パララ パララララララとまたしても銃弾が空を切るその時ガラスを突き破って一発の流れ弾が、軍曹に当たる、今の弾丸で胸を打たれた軍曹が意識を失い血を吐きながら倒れてく。
一斉に空に向けて友軍機が発砲を始める、それと同時に爆弾が投下され、ロシアの基地が燃え上がる。雷鳴のような音だった作戦に成功し皆は肩を降ろす。
しかし司令官がいなくなった状況指揮が取れない、
だが判断を下す前に友軍機がエンジンを燃やしながら、落ちていく。
この光景を横目にホフマンは発砲していた。
だが、ホフマンも危機を確信しながらも無線で叫んだ
「全機連絡、21.28.65.34号機墜落こちらエンジン及び右翼損傷座標20564援護求むオーバー
これで終わりだ」
だが敵は援護の時間を許してはくれない、ホフマンに発砲してきたのだ、
右腕が、銃弾に撃たれるその瞬間皮肉ながらも義手でよかったと思えた。
戦闘機のパイロットと目が合い互いに機関銃を止めただが、何も変わりはなかった友軍機が、次々と敵機を落としてくだが、調子よく続かないのが戦争だ、ある友軍機が尾翼をもってかれ友軍機と衝突空中分解した。
他にもドンドンとエンジン不良などが続き機体は残っていながらも戦えないのがほとんどになった。だが本当の目標は完了したのだ。後は帰還するだけなのだが、敵はそうやすやすと逃してはくれなかった。
コメント
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偽の物語だよ?