[ 注意 ]
・二次創作
・ nmmn
・わんく
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「 ねぇ ! みて ! お城 ! ! 」
そんな声が聞こえてそちらを向くと 、
確かに綺麗で立派なお城があった 。
ci「 …… 綺麗 …… 」
syp「 でしょ ! ! 」
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「 幼少期の記憶 」 ___
それはかなり根強く残っているようで 。
思い出していくと 、
たくさんの思い出が蘇る 。
例えば ____
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母「 ほらci ! 折角初詣に来たんだからお願い事しなさい ? 」
母「 sypもね ? 」
ci「 …… うん ! 」
syp「 わかった ! 」
お願い事 …
ci「 … よし 、できた ! 」
母「 なんてかいたの ? 」
ci「 これ ! 」
『 sypくんとずーっと一緒に居れますように ! ! 』
母「 … ふふっ w 」
ci「 あっ 、syp君には内緒だよ ッ ? 」
母「 分かってるわよ 、 笑 」
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あのときのことをぼーっと思い出す 。
やっぱり願い事なんて所詮願い事 。
神様なんて居やしない 。
ci「 …… 久しぶりに 、行ってみようかな
… 」
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ci「 ふぅ … 着いた … 」
ci「 …… 」
ci「 変わってないな … 」
唯一変わったとすれば 、
あいつが居なくなったことぐらい 。
……… 彼奴は死んだんだ 。
俺のことを庇って 。
あの出来事は 、 一生忘れることはないと思う 。
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b国と戦争中 、 それは起こった 。
w国は劣勢だった 。
でも 、そういう状況から逆転勝ちすることな んてよくあることで 、 焦ったりとかはしてなかった 。
______ それがいけなかった 。
気づかなかったんだ 、 仲間が危険な状況に
あったことに 。
気づかなかったんだ 、 背後から狙われてい
たことに 。
バ ン ッ ! !
あの音は一生覚えてる 。
俺にとって 、 憎くて憎くて堪らない音だ 。
数秒後には肉が飛び散る音 。
血が吹き出る音 。
忘れたくても 、忘れることなんて出来ない 。
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ci「 …… 」
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「 ねぇみて ! ! お城 ! ! 」
「 綺麗だよね ! ! 」
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「 ci 。後ろは任せたで 。 」
「 ci 、 やるやん w 」
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「 俺 ci と一生一緒 に過ごせますように って書いたんやで ! ! 」
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「 ッぅ … sypぃ ッ … 」
いくら涙を流したって 、
いくら後悔したって 、
彼は戻ってこない 。
彼と一緒にお願い事を書いた 、この場所 。
ただ 、そこには何かが物足りなくて 、
2つあったはずの人影が1つしかなくなっている
のがどうしようもなく悔しくて 。
「 来年もお願い事書こうね ! ! 」
ってまた言って欲しくて 、
それだけだった 。
それなのに 、
ci「 なんで 、いっちゃうんだよ … 」
ただ泣いた 、 ひたすらに 。
「 もうこれ以上はこの場所に居れない 」 、 そう思ってその場を離れた 。
こちらを じーっと 見ている 少年 にも 気づかずに 。
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