青い監獄、俺の青春
⚠️ぶるろびーえる、キャラ崩壊⚠️
色々設定いじってるかもです。
暖かい目でご覧ください👀💦
1.蜂楽廻は喜んでいる。
青い監獄、通称ブルーロックで数々の審査を突破し、終盤に差し掛かるところ一時帰宅を許された。
ただし帰宅と言っても実家に帰れる訳ではなく、サッカーの体力、筋力強化トレーニングの為の体作りをするための帰宅だ。
だから帰宅する場所はというと、これもまたブルーロックが用意したとされる別の建物。
マンションのような作りで1階に6人分の部屋。それが6階まであり、同じような建物が横に5棟ある。
俺、潔世一の部屋は3棟目の6階。1番角部屋の306-6だ。
トレーニングルームは各階に備えられているため、306の部屋番号の人と一緒に励むことになっている。
(誰でもいいからまともなやつ来い…ッ! )
と思いながら自分の家となる部屋の鍵を開けようと鍵穴に差し込んだ。
「…開かない。」
回す方向を間違えたかと反対側の左側に回してみるも開く気配はない。
ガチャガチャと音を立てて揺れるだけだ。
鍵穴部分をよく見てみると鍵も奥まで差し込むことができず、鍵があっていない事に気づく。
鍵についているプラスチックの部屋番号を確認するとそれは隣の部屋。306-5と書かれている。
「…やらかした。緊張し過ぎて鍵渡される時よく見てなかったかも。うわぁ…申し訳な」
「…邪魔だどけ。てか鍵、返せ」
自己嫌悪に頭を抱え、しゃがみ込んでいると急に視界に影が映った。
隣の部屋。つまり鍵のすれ違い相手は審査通過順位暫定一位の糸師凛だ。
「凛…が俺のパートナーってこと…?」
「言い方が一々気持ち悪りぃ。足だけは引っ張んなよクソ。てか鍵だってんだろ。」
俺が慌てて鍵を渡すと凛は奪い取り隣のドアに鍵を差し込んだ。
そのままドアが開くと凛は中に入ろうとする。
「え、ちょ、凛!」
慌てて異変に気づき凛の腕を掴んだ。
不機嫌なのか「あ”?」と低い声で威嚇すると少しだけこちらを振り向いた。
「俺の部屋の鍵は?」
「……。」
少し考えてみると俺は今凛に鍵を渡した。
そのまま凛が家に入ろうとしたため、俺は凛に鍵を渡されていない。
つまり俺の部屋の鍵は閉まったままなのだ。
「…あの女に返したかもしれねぇ」
「かもってなんだよ!?」
「第一お前が確認しなかったのが_。」
「うるさいな〜…もう7時だよぉ」
凛の背中から眠そうに目を擦りながら元チームメンバーの蜂楽廻が現れた。
「蜂楽ッ!!ナイスすぎる。お前が同じ階で良かったよ〜!!」
「えぇ、どういうこと??」
「色々あって鍵持ってき忘れちゃってさ、今夜だけ泊めてくれよ〜汗」
凛の横を通り過ぎて蜂楽の前に立つと手のひらを合わせて必死に懇願した。
すると蜂楽は親指を立てて俺に向ける。
「勿論いいよ〜!!んじゃ入りなよ」
「本当に神だよ蜂楽ぁ〜!!」
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「この先に俺の部屋があるから荷物置いてきな〜」
「りょーかい!!」
潔が部屋の奥に行ったのを確認するとドアを閉めて凛の方へと向き直す。
「凛ちゃん、何があったか知らないけどいいの?俺のとこ泊まっちゃって〜。」
「…何が言いてぇ」
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