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頭がズキズキと痛くなった…
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「…あ!るあ…!!」
誰かが私を呼んでる…?私は…握手会で死んだ、はずじゃ…?
「るあ…しっかりしてよー!」
「…え?」
「え?」
「だって私握手会で…っ」
「え?握手会?握手会はこれからでしょ!」
私は時計を見る。…この時間握手会5分前の時間だ、なんで?…そっか私過去に戻ってるんだ…私が頑張ったから、きっと神様がやり直しのチャンスをくれた。…握手会5分前に私ができること
『犯人探し』 『生きる方法』 …私は今から2時間半後に死ぬ…頑張らないと。
#2 ー 殺人現場の握手会
『 只今よりアイドルグループP!kuToLoVeの握手会が始まります。入口で発券した整理券をスタッフに渡し約1分の握手会をお楽しみ下さい。 』
セリフも同じ?どうなってるの?握手会は…もし殺される前に戻ったんなら私はこの後殺される…?どうしたら?
「…初めまして!来てくれてありがとうございま…っ」
私は言葉を呑んだ、ズボンのポケットに微かに見えるナイフ。この位置は誰も気づかない、誰も気づけない所にある…私はこれで…
「あ、の…?」
「あっ、すみません!来てくれてありがとうございます!LUAです…!」
私が言葉を呑んだから挨拶の時には刺されなかった…?
『 そろそろお時間です。退出お願いします 』
あまり会話もできないまま握手をし別れる。私は刺されずに済んだけど…これからあの犯人どうするんだろう…?私との握手会を抜ける時犯人の耳元に金色の十字架ピアスが見えた_。髪は金髪…十字架のピアスで高身長で細身…。私に刺さらなかったあのナイフはどこへ行くの…?
私は初の握手会でウキウキしていたのに、ファンの人ともあまり交流ができないまま握手会は終わった。
「ちょっとリーダーどうしたの?あんなに張り切ってたのに。あのパーカーの人が来てから元気ないじゃん?」
「え、あぁ…なんでもないの!!」
「ほんとに?」
「うん、大丈夫だよ。カレア…ありがとう心配してくれて」!みんなも!今日は握手会お疲れ様!!もう解散!」
『 はーい!お疲れ様でしたー! 』
「…カレア、明日少し遊べない?久しぶりに予定ないし、カラオケとかカフェとか行きたいな」
「んー、予定表確認しなきゃ。…うん、予定なし!行こ!」
「うん!!また後で詳しいことはLINEで送るね!」
無事に握手会は終わったものの…私を刺せなかったナイフの行き場がとても気になる。私を刺さなかった事で次の…犠牲者が生まれるんじゃないか?……カレアとの遊びついでに犯人を少しだけ探そう。
私はそう意気込んだ