数時間後……真夜中
雪名)よい…しょッ!
あれから全員酔い潰れ結局私の部屋は決まらず床で雑魚寝をしている全員を各々の部屋、客室まで連れて行きベッドに寝かせ最後の一人…トントンさんも運んだ後私は先程の部屋を綺麗にしに行こうと思い少し早足で部屋から出た
雪名)ん〜…と……取り敢えず箒で綺麗にするか……
部屋を案内されている時にメイドさんが開けていた扉を開けるとそこにはたくさんの掃除道具がありそこから1式ずつ掃除道具を取り出し部屋を綺麗にしていく
雪名)(結構大変だな…でも綺麗にしなきゃ)
ゴシゴシと床を雑巾で擦り箒でサッサっと払い綺麗にしてその後私は何もすることができず私は部屋で椅子に座ってキョトンとする
雪名)……(何もすることないな…寝ようかな…でも、寝れないしな…)
下を向いて体を丸めて目を瞑っていると誰かが部屋の中に入ってきて顔を上げるとそこにはぶるーくさんがいた
ぶるーく)あれぇ……?間違えてきちゃった…
雪名)だ、大丈夫……ですか?何処に行きたいんですか?
ぶるーくさんの傍に行くとぶるーくさんは目を擦りながら「ん”〜……分かるから…平気……」と言って部屋から出て行ってしまった
雪名)(大丈夫…かな、凄いフラフラなのに…)
心配で着いていこうと思ったが…何か言われるといけないので部屋でまた大人しくすることにした
雪名)…ロウソクに火を消さなきゃ……
机の上に置かれていたロウソクに向かって「フッ」と息を吹き掛け火を消した
ロウソクの火を消した途端部屋は真っ暗になったが…私の血の1部が入っている為真っ暗になろうとも私からしたら見えない程の暗さでは無い
雪名)(寝ようかな…)
暫く悩みながら目を瞑っていると気づけば私は気を失ったように眠った
ぶるーくサイド
あの酒癖の悪いnakamuに酒を飲まされ続け…床で雑魚寝していたはず…なのに何故か客室のベッドに寝かされていた
ぶるーく)はぁ”〜……(頭痛い…)
起きたら真夜中で取り敢えずトイレに行こうと思い廊下をフラフラと歩いているとnakamuに酒を飲まされた部屋から光が漏れているのに気づき扉を開けて部屋に入るとそこには雪名が居た
雪名)だ、大丈夫……ですか?何処に行きたいんですか?
すごい心配そうな顔…僕そんなにも酷い顔してるの…?
僕はその場しのぎて雪名の頭を撫でて平気と言って部屋から出てトイレに向かった
トイレが終わったあと…先程通った廊下を通ると先程まで光が着いていた部屋が真っ暗になっていて「もう寝たのかな…」と思って部屋の中を覗くと雪名がソファで横になって寝ていた
ぶるーく)……流石に…可哀想だよな……ていうか部屋ないのかな…
雪名を抱えると何故か雪名が抱き着いてきた
ぶるーく)(こ、怖かったかな…)
雪名)ん……や、だぁ…
ぶるーく)??やだ…?
雪名は遊郭を思い出して居るのか…体に何か違和感がある度に「やだ」と寝言を呟き足早に僕がさっきまで寝ていた部屋に連れていきベッドに下ろすと凄い気持ちよさそうな顔をして布団を被せると頭まですっぽり被った
ぶるーく)…寒がりの猫みたい…(種族は犬なのに…)
雪名)クゥー…クゥー…
ぶるーく)…(可愛いけども…)
僕は雪名の隣に寝っ転がり雪名と一緒に寝始めた
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