コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
『二章 青春、すなわち復讐』
女湯の中には頭から血を流して、ぐったりしている円成の姿があった
柳「…円成」
その時、アナウンスの音がした
モノクロ『死体が発見されました。オマエラ、女湯まで集まるように』
あぁ、円成は死んだんだ。また、コロシアイが起こったんだ…
剣「円成…!円成!」
舞「…」
剣「なんで…」
剣地は一目散に円成へ駆け寄り、名前を呼び続けた。
だけど円成はその声に応じることはなく、剣地は俯き、絶望した。
そして静かになった頃にモノクマは現れた。
モノクマ「はいはーい、お待ちかねのモノクマファイル渡しとくね」
柳「…」
…人が死んでしまったからには捜査して、犯人を見つけるしかない
それしか、円成にしてやれることはない。
だから、どんなに苦しくても捜査をしなきゃいけない…!
【捜査開始】
荒「おい…!死体が発見されたって!」
星「みかりちゃん…?!なんで…」
蛇「また…コロシアイが起こってしまったんですね」
弓「…マジか」
天「…」
荒「ミライ、俺も捜査手伝うよ」
柳「ありがとう瑞稀。まずモノクマファイルから確認しよう」
舞「その…私も手伝います」
荒「おっ、ありがとうな!」
舞「いえいえ…」
【モノクマファイル】
今回の被害者は超高校級の踊り子・円成みかり
死亡時刻は14時30分、死因は失血死
外相は胸に刺し傷、頭に打撲痕のみ
柳「まぁこれと言って普通だな」
荒「う〜ん…微妙な」
舞「ですね…」
コトダマ→モノクマファイル2
舞「その…私、気になることがあって」
柳「なんだ?」
舞「私は14時50分くらいにここに来たんですけど、扉が開かなくて…」
荒「…完全な密室ってことか?」
舞「多分、そうだと思います」
柳「ここに窓はないし…外には出られないな」
舞「犯人はどうやってここから出たんですか?」
荒「…ずっと隠れてて、死体発見アナウンスが鳴ってから出てきたとか?」
柳「…そうなのか?」
荒「まぁ、後で考えるか!」
舞「そうですね、まず現場を調べましょう」
柳「あぁ」
コトダマ→完全な密室
柳「なんか…ちょっと煙たくないか?」
荒「確かに…視界が悪いっていうか」
舞「…サウナの扉が開けっぱなしですね」
柳「サウナの?」
荒「本当だ、しかもさっき水かけたばっかりだろ」
柳「そうなのか?」
荒「煙の出が多いからな、俺がサウナ対決した時に見たし」
舞「…意図的かもしれませんね」
柳「だな…」
コトダマ→扉が開けっぱなしのサウナ
星「ねぇ、ミライ君」
柳「どうしたんだ?」
星「なんか…床がびしょびしょだね。温泉だから当たり前だと思うけどさ」
星「…なんか」
言葉が詰まったのか、星空は黙りきってしまった
確かに当たり前だが温泉の床は濡れている。でも少し違和感がするのは同じ意見だ
柳「ありがとう、星空。なにか手掛かりになるかもしれない」
星「それならよかったよ…」
コトダマ→濡れている床
柳「よし、次はアリバイを聞きに行こう」