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ぶるさんの過去編です
少しいじめの表現があるので苦手な方は
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br「おはよぉ!」
「おはよう」
僕は、中学生の頃、仲の良かった友達がいた。
でも、その子はその時なんだか元気がなくて。
br「最近元気ないけど、どうかしたの?」
「…………ううん。特に何もないよ」
MOB「おーい!○○!ちょっとこっち来い」
「あ、俺呼ばれてる……行ってくるね」
br「うん……」
その時見た笑顔は、今にも消えちゃいそうで。
僕はその子に何があったのか知りたかった。
~帰り道~
その時は夏で、すごく暑かった。
「暑いね……」
br「うん…って、どうしたのその傷!!」
「え……?」
いつもより少し着崩した襟元から見えた大きな痣。
br「それに、ほっぺにも傷あるじゃん!」
「これは…………兄弟ゲンカだよ」
br「兄弟ゲンカでそんな傷できないでしょ!!
……最近の君、苦しそうだったよ。何かあるなら、話してほしい。」
「何もないって言いたかったけど……………」
「実は俺、中2の頃からいじめられてて……」
「今日も、朝呼び出されてたでしょ?」
「あれも、実は……………そうなんだ」
br「なんでもっと早く言ってくれなかったの!?苦しかったね…………」
「あはは……」
br「でも、安心して!僕が絶対助けるから!」
「あはは、心強いよ。じゃあ、いつか助けてくれるのを待ってるね」
br「うん!絶対助けるから!」
それから僕は、その子を助けようと必死だった。
でも、いじめはひどくなるばかり。
____僕は、その子を救えなかったんだ──。
「____……助けてくれるって……言ったじゃん…」
「………………………ぶるーくの」
「………嘘つき…………」
そう言い残して、その子は自ら命を絶ってしまったんだ…………
それから僕は、体と心がボロボロになるまで人を救い続けた。
その子を救えなかった罪悪感、自分への嫌悪感を埋めるように。
そんな僕を心配したのが、幼なじみのきんとき。
kn「ねぇ、ぶるーく。大丈夫?」
br「………うん。大丈夫だよ!」
kn「でも、ボロボロだよ?」
br「でも元気だから!心配しないで」
kn「何かあったら、俺だってお前を助けられるんだから」
br「……ありがとう、きんさん」
kn「うん」