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頑張ってくださいね!このシリーズ大好きです!
続き楽しみにしています! 頑張ってください?
私達は、娯楽室へ来ていた。
「いないなー、最原君達、どこいったんだろう…」
「そうね。恐らくだけれど…きっとどこかで走り回ってるはずだわ」
「最原君が走り回るなんて、そんな…」
「笑わないであげましょう、赤松さん」
廊下を走り回る滑稽な様子を思い浮かべて思わず笑ってしまった。
だって、あの最原君が走り回るって…
「あら?あれは…茶柱さんに夢野さんじゃないかしら」
「ほんとだ!何か知ってるかもしれないし、聞いてみるね!」
話しかけようとしたけど、逆に私達が声をかけられた。
「赤松さん!それに東条さんも!どうしたんですか?」
「私達、最原君を追いかけてるんだけど…どこかで見なかった?」
「んあー、あやつなら二階の教室に閉じ込められておったぞ?そこをうちが魔法で解放してやったんじゃ」
「そうなんです!流石夢野さん!男死も助けてあげるなんて」
「そんな大層なことしとらんわい」
「じゃあ今どこにいるかわかる!?」
「すぐに走ってったんじゃ。分からん…」
「そうなの。でも貴重な情報だわ。ありがとう、夢野さん、茶柱さん」
茶柱さんは満面の笑みでいつでも転子達を頼ってください!と言ってくれた。
「うん!茶柱さん達なら頼もしいな。ありがとう!」
「では、転子も最原さんを捜索しますね!夢野さんも行きましょう!!」
「んあー…めんどいのう…」
と言いつつ、手伝ってくれるようだ。夢野さんはいつもめんどいと言いながらも手伝ってくれる、優しい人だと思う。
「では、とりあえず二階行ってみましょう」
「うん!そうだね!」
「二階に来てみたけど、いないね」
「まだ階段を上がったところよ。すぐに見つかるはずがないわ」
「うん、そうだよね」
よし!気合を入れて探すよ!
「そういえば赤松さん、あの薬はどうやって手に入れたのかしら?」
「あの薬は入間さんに頼んで作って貰ったんだ」
「頼んだの?」
「うっ……うん」
東条さんから怒気を感じる…
「ごめんなさい!こうなるとは思ってなくて!」
「どんな事が起きてもいいようにしなさい。事が起きてからでは遅いのよ、今のように。」
「うぅ…」
凄く刺さる言葉だよ!耳が痛いよ…
「それなら、入間さんに頼めば薬を作って貰えるんじゃないかしら?」
「あっ、確かに!じゃあ早速入間さんのところに行こうよ!」
「反省の色が見えないわね」
「すみませんでした…!ひ、ひとまず入間さんのところだよね!えーっと…」
「どうした!?オレ様を呼ぶ声が聞こえた気がするから来てやったぞ!褒め讃えろ!ヒャッヒャッヒャッ!!」
「あっちょうどいい所にー」
「入間さん」
「え?な、なんだよぉ…そんな怖い顔すんなってぇ…!」
東条さんの怒気にあの入間さんが参ってる。
入間さんって変なところ弱いよね…
「おいバカ松!今この入間様に対して失礼な事を考えただろ!?」
「入間さん?私は今怒っているのよ。なんでか分かるかしら」
「ひゃいっ!!えっ、えっとぉ、オレ様がナイスボディ過ぎて嫉妬したとか…」
「違うでしょう、真剣に考えてるの?今おちゃらけるのはやめてちょうだい。」
「で、でも、ほんとに分かんないんだよ!!そんくらい察しろクソビッチが!」
「ハァ…じゃあ、赤松さんに作った薬は分かるかしら?」
「勿論だ!その薬を作ったのがこの入間美兎様だからな!!」
「でも、今思えば入間さんに出来るの?だって、調合は専門外だと思うけど…」
「…確かにそうね」
すると入間さんはバカにされたと思ったのか、大きい声で
「ハァ!??出来るし!!調合くらいオレ様が発明したスペシャルまぜまぜマシーンでイッパツブッ混ぜればいいだけだ!!」
「つまり、薬の元みたいなのは入間さん発じゃないのね」
「あぁ、薬の元はモノクマだ。アイツがマシーンの試しにこれを使えって渡してきやがったんだ」
モノクマか…なら納得できるな。
やりそうだもん、あのモノクマなら…
「それでオレ様は早くキメたいと思ってマシーンを全稼働させて作ったんだ!それで通りかかった赤松に自慢してやったら、くださいって土下座しやがってよぉ…!自分から土下座なんざドMかよ!まぁ超絶心が広いオレ様が譲ってやったんだ!感謝しろ!!」
土下座しないと譲ってくれないと思ったからやっただけなんだけど…
「なるほどね。とりあえず入間さん、その薬の効果は分かってるの?」
「分かんねーよ!薬なんてどれも一緒だろ!えっ、まさか違うのぉ?」
「…分からずに服用しようとしてたのね。ひとまずはモノクマを呼びましょう。話はそれからよ」