ご本人様とは関係ありません。曲パロ。inmに合うと思った。inm(💡)視点。
ご本人様とは関係ありません。
これは走馬灯?
『伊波ライに緊急要請。集落に出没したKOZAKA-Cの討伐要請。繰り返す。⋯』
「またかよ〜…」
一難去ってはまた一難。異常にそれだけに愛されてる。ヒーローという立場上、諦めない程度には弁えてるつもり。
「最近隈酷いですよ?大丈夫なんですか?」
放っといて。
「ライ、ちゃんと休んどん?休息って大事よ」
大丈夫。
「お前、なんかあったろ」
なんでもない。とか、言い飽きた。
そのうち飽きる時がくるのなら、今の内に諦めてしまおう。
「ライ、行くぞ。」
皆が前を向いて進むなら、
「うん、」
僕は後ろを向いて進みます。
「クッソ…なんで…!!なんで分かったんだよ!!俺がヴィランだって」
「君を信じてなかったんじゃないよ」
君が裏切ると信じてたのさ。
「なんで…、裏切んの…」
今はただ素直にひねくれたい。まあ、分からないのも無理はない。
「はは!!こんな玩具ばっか作ってなんになんだよ!!」
「玩具作ってヒーロー様の足引っ張んならヒーローやめろよ!」
知ってるか?自転車に乗れるだけで、奴らより高等になれるらしい。
「この料理ライが作ったんですか?めっちゃ美味しいですね」
「ほんまやうま!店開けるで」
「たしかに、うま」
「ふふ、うれし!ありがと!」
「ま、オレは味しないんだけど。」
小さな声で呟いた。
きっと犬も猫も、豚と牛と同じ味がする。
「お前、放っといて?大丈夫?、な訳ないだろ。」
とかしらじらしい。
「なんのこと?」
と言ってできるだけ笑顔を心掛ける。
イラッとしたときこそ、いちばん楽しそうに笑うのさ。
「お前、ここ片付けとけよ」
また押し付けられる。全部押付けやがって、もういい。
誰も部屋を片づけられないなら、僕が大切なものごと捨ててあげます。
誰が作ったかも分からない人間に限りなく近いとされる人工知能。
「ロボのくせしてヒトを目指すよりは、ロボを極めたらいいのにね?」
部屋で機械と2人きり、小さく呟いた。
ま、愚図で鈍間で阿呆な僕の話は、聞く必要ないけどね?
まだDyticaが結成されて間もない頃。
「お前、何が言いたいの?」
自分を見せちゃいけない。良いことなんてなかっただろ。
「…なんでもないよ」
パズルが完成しないよう、最後のピースを胃に隠す。どろけたピースを詰め続け、膨らむ腹を押さえつけるんだ。
「お前どのゲームもうめぇよな」
「やっぱりライのメカは凄いですね」
「伊波歌みためっちゃ良かったで!」
「…ありがと!」
どうせ嘘なんだ。
折角素直な言葉をくれても、僕の中で捻じ曲げてしまう。
「オレ、最悪じゃん…」
まあ、本当の僕なんて僕だけが知っていれば十分なのだ。
「「「ライ!!」」」
みんながオレのことを呼んでいる。右腕と左脚と、いや、身体中が痛い。
いつの事だったか。君は
「あなたその内壊れて死にますよ」
と僕を心配したんだ。
「大丈夫。
きっかり死んでから壊れてやるから、安心してよ。」
わざわざ僕なんかに、ありがとうございます!
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