コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
友 人 の 遺 書
これは私が忘れないようにするための記録
____へ
これがもし、___の手元にあるなら
きっと私は死んじゃったんだろうね。
今、私のいる時間は雨が降ってるよ
___は雨が嫌いって言ってたけど
私はそこそこ雨が好き
本当は___だけでも伝えようと思ってた
きっとあの子に言ったら大騒ぎするだろうから
あの子には内緒で。
でも楽しかったと思ってる。
ユニバに一緒に行ったり
デパートでお洋服屋さん見たり
公園で3人で遊んだり
私は___と***との日々が楽しかった
まるでモノクロの世界が
一瞬で色付いていくように
すっごく恥ずかしいことを言ってるかもしれないけど
本当にそんな感覚だった。
___はいっつも強くって
まるでお母さんみたいな人で
よく***を叱ってるのを見るのが
本当の親子みたいで少し笑えた。
___のそんな気の強さが私は大好きだった
でも___が泣く顔見てみたかったな
いっつも強がって泣かないから
たまには気を抜いて泣いて欲しい。
___も***も溜め込んで話さないから
私は2人に幸せに生きて欲しい
この先ずっと
私も2人ともっといたかったけど
これもまたいい機会だと思う
私思ったんだよ
このままだと***変わらないんじゃないかって
あの子はきっと優しいから
きっと泣いてくれるだろうね
でもだからこそ、
***を私が縛ってる気がする
___ならこの意味がわかってくれると信じてる
だから私頼みたいことがあるんだよね
___には、***とずぅっと
友達でいてあげて欲しい
悲しさを知ることで、得るものだってある
けどやっぱり生きられるなら
もう少し生きたかった。
忘れて欲しいって言ったら嘘になるけど
引きずらないで強くこの先も生きて欲しい
神様なんていないのは知ってるけど
それでもその予測不可能な人生を楽しんで。
___のこと、***のこと
ずっとずっと大好きだよ。
アオイより
私も大好きだった人の名前
親友の名前