~ 終戦記念日 ~
あれは よく晴れた暑い暑い夏の日でした 。
🇯🇵 🛩 「 … さん ! と ~ さんってば !!」
🇯🇵 🛩 「 起きてよぉ ~ !!」
🇯🇵 ☀️ 「 … ん ゛、なんだ 空か …? 」
そよそよと吹く生暖かい風 が 肌に染みる 。
蝉が 体をふるわせて 鳴いていた あの 夏 。
縁側で 気持ちよく寝ていた 日帝 を 起こし 空 は 何かとても言いたそうな 顔で こちらをのぞきこんでいた 。
🇯🇵 🛩 「 あのねあのね ! 」
🇯🇵 🛩 「 ぼく大きくなったら ひこうきの そうじゅうしになりたいんだ!!」
🇯🇵 ☀️ 「 おぉ ! 素晴らしい !! 」
🇯🇵 ☀️ 「 さすが俺の息子 ! 」
🇯🇵 🛩 「 えへへ ~ ∥」
🇯🇵 ☀️ 「 では沢山 勉強しなくてはな 。」
🇯🇵 🛩 「 う ゛ ぇ ~ … 、べんきょ ~ ? 」
🇯🇵 ☀️ 「 嗚呼 、勉強 だ 。」
🇯🇵 🛩 「 ぼく べんきょーしなくても なれ るよ !! 」
🇯🇵 ☀️ 「 いいか ? 空 。」
🇯🇵 ☀️ 「 何かになるということは 努力が 必要なんだ 。 」
🇯🇵 ☀️ 「 どんなに頭が良い奴でも 初めて のことは何も分からない 。」
🇯🇵 ☀️ 「 だから勉強しなければいけないの だよ 。」
🇯🇵 ☀️ 「 わかったか ? 空 。」
そういい 、父さんは 僕の頭を 優しく 暖かい手で 撫でてくれた 。
その手の温もりは なにか意味があったのではないだろうか 。
🇯🇵 🛩 「 うん 、わかった !! ぼくがんば る !! 」
🇯🇵 ☀️ 「 そうだ 、その意気だ 。 」
🇯🇵 ☀️ 「 お前だったら なんにでもなれる」
何にでもな 。
なんて 言っていた頃がとても 、とても懐しい 。
何故 父さんは 否定しなかったのだろうか 。
何故 優しく 頭を撫でたのだろうか 。
何も知らないただ 純粋な 心 。
考え 。
気持ち 。
そして
夢 ___ 。
幼い頃の僕を 悲しませなくなかったのだろうか 。
でも 今は分かる 。今だから分かる 。
あんな世の中じゃ 夢なんて 叶わない 。
叶うはずがない 。
安定しきらない 経済 、世界 、戦争 __ 。
そんな世界で 僕は
夢を語った 。
🇯🇵 ☀️ 「 ほらほら ! 隙だらけだぞ ! 」
🇯🇵 🪖 「 ん ゛っ !! 」
🇯🇵 🌊 「 う ゛わ っ !! 」
🇯🇵 ☀️ 「 はは っ ー !! 」
🇯🇵 ☀️ 「 2人とも まだまだだな !! 」
🇯🇵 🪖 「 ~ っ !! 」
🇯🇵 🪖 「 流石でございます !! 父上 ! 」
🇯🇵 🌊 「 悔しい … 」
ひぐらしがなく 夏の夕暮れ 。
父さんは 兄ちゃんたちと 刀の稽古をしていた 。
昼間は とても 暑いから 出来ない 。
だから こうやって お天道様 が 下がった後に 外に出て 稽古をする 。
僕は まだ 刀を握れる 力と 能力がなかったから できなかった 。
だから 毎日 こうやって 兄ちゃんたちが 稽古している時は 姉ちゃんと 遊んでいた 。
🇯🇵 🛩 「 ~ ♪ 」
🇯🇵 🐱 「 な ~ に 描いてんの ~ ? 」
🇯🇵 🛩 「 え ~ っとね … 」
🇯🇵 🛩 「 父さんたちを ぼくが ひこうきに のせて 空 とんでる 絵 !! 」
🇯🇵 🐱 「 え ~ ! めっちゃいいじゃん ! 」
🇯🇵 🛩 「 えへへ ~ … でしょ ~ ? ∥ 」
🇯🇵 🐱 「 っ 、カワイイ ッ … !! 💘 」
物心着いた時から 工作が 好きで
紙に 絵を描いてみたり 、折り紙で 形あるものを作ってみたりした 。
書いたり作ったりする度に 新しい アイディアが たくさん 頭の中に 浮かんでくる 。
それが とても楽しい 。
今も昔も 誰彼構わずに言われることが ある
手先がとても器用だな
と 必ず言われる 。
だから 、この 手先が器用ということに 誇りを持ち 自分の 自慢話には 必ず これを言おうと思う 。
時はたち 、空 も 立派な 大人になった頃 。
家に ある 一通の 電話 が 入った 。
滅多に 鳴らない 電話 。
何か嫌な予感がする 。
当たらないでくれ 。頼む 。
なんせ今は ___ 。
父さんが 戦場にいるから 。
_____ 。
🇯🇵 🐱 「 … はい 。」
🇯🇵 🐱 「 えぇ 、そうですか 。」
🇯🇵 🐱 「 承知いたしました 。」
🇯🇵 🐱 「 伝えておきます 。ありがとうご ざいました 。」
がちゃりと 受話器を置く 音がした 。
段々とこちらに近づいてくる足音が聞こる。
陸 兄ちゃんは もう 察したような顔立ちをしてきた 。
海 兄ちゃんは 僕たちに 背を向けて座っていた 。
嗚呼 。やっぱりそうなんだろうな 。
もうわかるよ 。父さん 。
僕 、もう子供じゃないよ 。
🇯🇵 🐱 「 … とうさんさぁ ゛っ 、」
分かっていたはずなのに 。
頭の中に まるで走馬灯のような 光景が 映る
あの日 父さんと
遊んだ記憶 。
話した記憶 。
笑った記憶 。
叱られた記憶 。
泣かれた記憶 。
抱きしめられた記憶 。
頭を撫でられた記憶 。
あの優しくて暖かい手に 撫でられた 記憶 。
忘れられない 。大切な記憶 。
それが一瞬にして 壊された 。
きっと 米帝の 奴らだろう 。
いや 中華の奴らか ?
誰だろうと関係ない 。
父さんを 殺した 罪は 背負っても背負いきれない 。
そのぐらい 重くて 辛くて 悲しくて 怒りが混み上がってくる 。
いつか 仇を 討つ 。
父さん 、待っててね 。
死んでも 米帝達を 殺してみせるから 。
天から 見ていてください 。
でも 今は
🇯🇵 🛩 「 と ゛― さん っ ゛… 」
泣かせてください 。
🇯🇵 🪖 「 … 。」
卍 「 … 来てくれて嬉しいよ 。日帝 。」
🇯🇵 🪖 「 … 嗚呼 。」
🇯🇵 🪖 「 こちらこそ よろしく頼む 。」
🇮🇹 👑 「 ふふ っ 、よろしくね 。日帝 。」
陸 兄ちゃん … いや 、
日帝 が 日独伊三国同盟 を 結んだ 。
父さんが死んだ後 、長男である 陸 兄ちゃんが 父さんの 名を 受け継ぎ 日本 という 国を背負った 。
今思うと 今まで父さんがやってきたことを 何も分からないまま するのだ 。
僕だったらできない 。陸 兄ちゃん だから できる 。
本当にどこまでも すごい人 。
僕の何倍も先を 歩いている 。
尊敬してもしきれない 偉大さ 。
僕に何ができるかな 。
🇯🇵 🛩 「 … 海 兄ちゃん 、」
🇯🇵 🌊 「 … なんだ 。」
🇯🇵 🛩 「 刀の … 稽古 、つけてくれないか な 、… 」
🇯🇵 🌊 「 何故だ 。」
🇯🇵 🛩 「 えっと 、… 少しでも 」
🇯🇵 🛩 「 兄ちゃんたちの 力になりたい 」
🇯🇵 🛩 「 から … かな 。なんて 、… 。」
🇯🇵 🌊 「 … 」
🇯🇵 🌊 「 その必要は無い 。お前は 空軍 」
🇯🇵 🌊 「 別に 刀は 使わないだろう 。」
🇯🇵 🌊 「 それに 、もうそんな暇は無い 」
🇯🇵 🛩 「 … そっか 。なんか ごめんね 。」
🇯🇵 🌊 「 … 」
🇯🇵 🐱 「 … 良かったのか ? 」
🇯🇵 🌊 「 何が … 」
🇯🇵 🐱 「 今と昔 … 比べちゃダメだけどさ」
🇯🇵 🐱 「 空 に だって色々思うところがあ るんじゃないか ? 」
🇯🇵 🌊 「 はは 、そうかもな … 」
『 上空 右方向 ! 敵機 発見 !! 』
『 直ちに 撃ち落とせ !! 』
雲ひとつない晴天 。僕は 空を飛んでいた 。
もう何回も飛んでいる 。
そして 何回も 何十回も 敵機 を 撃ち落としている 。
正直 気が滅入りそうだ 。吐き気がする 。
『 敵機 こちらに接近中 !! 』
『 空 ! 頼んだぞ !! 』
🇯🇵 🛩 「 承知いたしました 。」
なぁ 、昔の僕 。
これがお前がなりたがっていた
ひこうきの そうじゅうしだ 。
ほら 、大空を飛んでいるぞ 。
鳥と同じ目線を 自由に飛び回っているぞ 。
敵機 を 撃ち落として 、爆破させて 。
人を殺して 、 これで 僕の 成績が 1つ 、また1つ上がる 。
すごいな 。空 。やったな 。
空 。
🇯🇵 🛩 「 お え ゛ っ … 、」
1943 年 . 9 月 8 日 .
イタリア が 降伏した 。
🇺🇸 「 なぁ 」
🇬🇧 「 なんです 。 」
🇺🇸 「 アイツら 最近 調子 乗ってるよな 」
🇬🇧 「 そ ~ ですね 。」
🇺🇸 「 なんだよ 。もう少し興味もてよ 。」
🇬🇧 「 貴方の話に ハナから興味ないです」
🇺🇸 「 あっそ 。」
🇺🇸 「 俺さぁ 」
新しい核兵器の実験したいんだよね ~
最近 、中々勝てなくなってきた 。
前のように 敵機を撃ち落としずらくなったり 、敵艦を沈没させずらくなってきた 。
元々 資源や人手不足で 戦力が弱まっているといのが大いにあった 。
だが 、だからといってやめられる訳では無い 。
それが 戦争 。
なら 選択は一つ 。
このまま 前に進むしかないのだ 。
真っ暗で何も見えない 道を 。
1945 年 . 5 月 7 日 .
ドイツ が 降伏 した 。
🇯🇵 🪖 「 … 」
🇯🇵 🌊 「 おい 、陸 。」
🇯🇵 🪖 「 … 日帝と呼べ 。」
🇯🇵 🌊 「 お前そんな名前じゃねーだろ」
🇯🇵 🪖 「 … なんだ 、何か用か 。」
🇯🇵 🌊 「 なあ 」
🇯🇵 🌊 「 もうやめにしないか 。」
🇯🇵 🪖 「 は 」
🇯🇵 🛩 「 ~ ♪ 」
🇯🇵 🐱 「 何やら ご機嫌だな 。」
🇯🇵 🛩 「 え 、そうかな 。」
🇯🇵 🐱 「 さっき鼻歌を歌っていたでは無い か 。」
🇯🇵 🛩 「 え 。ほんと ? 」
🇯🇵 🛩 「 恥ずかし ~ ∥」
🇯🇵 🐱 「 ふふ っ 。」
🇯🇵 🐱 「 … ところで その 手に 持っている 紙はなんだ ? 」
🇯🇵 🛩 「 え 、あぁ これ 。」
🇯🇵 🛩 「 … これは _
急に 目の前の 襖が 吹っ飛んだ 。
それと同時に 海 兄ちゃんが 壁にたたきつけられていた 。
一体何があったのだろうか 。
もしかして 、米帝が ? なんて 思ったがもちろん違かった 。
陸 兄ちゃん が 海 兄ちゃんを 殴った衝撃だったのだ 。
🇯🇵 🛩 「 え 。」
🇯🇵 🐱 「 お前ら !! 何をして _
🇯🇵 🪖 「 ふざけるな ゛!! 」
🇯🇵 🪖 「 何が やめにしないかだ !!!」
🇯🇵 🪖 「 今ここで下がってどうする ?!」
🇯🇵 🪖 「 何か変わるのか ?! 」
🇯🇵 🪖 「 な あ ゛っ !!! 」
🇯🇵 🪖 「 お前は 父上が 今までやっていた ことを 意味の無いことにするつも りか ?!」
🇯🇵 🪖 「 ここで … ! ここで … っ 」
🇯🇵 🪖 「 終われるわけないだろう .. !」
🇯🇵 🪖 「 何をしたらいいのか分からないん だ … もう .. 」
🇯🇵 🪖 「 … も う ゛っ 、分からない …」
分からないんだ …
この時 、家族が 一気に 崩壊した 。
🇯🇵 🛩 ( くしゃ っ )
1945 年 . 8 月 6 , 9 日 .
米帝が広島と長崎に原子爆弾を投下した 。
あれは よく晴れた 暑い暑い夏の日でした 。
🇯🇵 🛩 「 … 」
🇯🇵 🛩 「 兄ちゃん 達には 笑っていて欲し いからなぁ ~ … 」
🇯🇵 🛩 「 ちゃんと 手紙も書いたし 、」
🇯🇵 🛩 「 大丈夫 。」
🇯🇵 🛩 「 何も心配しなくてもいい 。」
さようなら 。僕の大好きな人達 。
🇯🇵 🪖 「 … 」
🇺🇸 「 なぁ 。」
🇺🇸 「 お前は結局何がしたかったんだ ?」
🇺🇸 「 親父の 仇か ? 」
🇺🇸 「 それともあれか 。権力か ?勢力か? 領土か ? 」
🇺🇸 「 おい ~ 無視すんなよ ~ 」
🇯🇵 🪖 「 五月蝿い 。」
🇺🇸 「 む !! なんだよ ~ つれねーな …」
🇯🇵 🪖 「 … 弟が 黙って逝ってしまった 」
🇺🇸 「 え ? 」
🇯🇵 🪖 「 どうやら 特攻だったらしい 。」
🇺🇸 「 おい 、それいつの話だ ? 」
🇯🇵 🪖 「 ついこないだの話だが ? 」
🇺🇸 「 oh … それは さいなんだ _
🇯🇵 🪖 「 貴様などに 共感されたくない 」
🇺🇸 「 ひでーな 、JAP 。」
🇯🇵 🪖 「 … 迷惑 などではなかった 。」
🇯🇵 🪖 「 むしろ 言って欲しかった 。」
🇯🇵 🪖 「 もしあの時 … 」
🇯🇵 🪖 「 あの時と 何度も考えてしまう 自分がいる 。」
🇯🇵 🪖 「 俺は 父上に 縋っていただけなの かもしれない 。」
🇯🇵 🪖 「 父上の 死を無駄にしないため とかいう理屈を作って 。」
🇯🇵 🪖 「 何勝手に 正義の味方みたいな ツラしてんだよ 。気持ち悪い 。」
🇯🇵 🪖 「 自分に 溺れていただけなのかも しれない 。」
🇯🇵 🪖 「 何 家族を差し置いて やってんだ よ。前見ろ馬鹿 。」
🇯🇵 🪖 「 もっと なにか声かけられただろ 何勝手に いっぱいいっぱいになっ てんだよ 。そんなの お前のせい だろう 。」
🇺🇸 「 おい 、大丈夫 か _
🇯🇵 🪖 「 俺は !!!! 」
🇯🇵 🪖 「 父上のようには なれなかったの だろうか … っ ゛」
🇺🇸 「 … 」
🇯🇵 🪖 「 あのお方は 凄い !真似なんてと てもできない !」
🇯🇵 🪖 「 でも ゛… !」
🇯🇵 🪖 「 俺にも ゛俺なりのやり方が あっ て … ! 1人でも 頑張って !! 」
🇯🇵 🪖 「 頑張って … ゛、!! 」
🇺🇸 「 … そうだな 。」
🇺🇸 「 お前は 頑張ったよ 。」
🇺🇸 「 でも それが 戦争だ 。」
🇺🇸 「 誰かを犠牲にするのにでも 精一杯な のに 自分をも 犠牲にしてしまう 。」
🇺🇸 「 なんて 胸糞悪いんだろうな 。」
🇺🇸 「 だが俺は お前を 慰めることも 同情することも しない 。」
🇺🇸 「 俺が憎くてたまらないだろう 。」
🇺🇸 「 今にでも ぶっ殺して 地獄を見せてや りたいとでも思っているだろう 。」
🇺🇸 「 なら いつでも ウェルカムだ !!」
🇯🇵 🪖 「 … はは 」
🇯🇵 🪖 「 そうか … 」
🇯🇵 🪖 「 … すまなかった 空 。」
拝啓 家族の皆様へ
この手紙を見ているということは もう 僕は 今頃 、憎き 敵艦を 撃墜して いることでしょう 。
僕は この人生 、なんの悔いもありません 。
何不自由ない 生活 、これ以上何を求めたら良いのか分かりません 。
父さんが死んだ後 、僕は 泣いてしまいました 。
色々な 記憶が 頭の奥から 一気に溢れ出てきて 、涙が堪えれませんでした 。
なのに 姉ちゃん 達は 泣かなかった 。
本当にすごいお方です 。
いつか 僕もこう慣れたらいいなと 思い 目標にしていました 。そして 同僚の 奴らに たっくさん自慢してやりました 。
って 、そんなことより 謝らないといけないことがありますね 。
黙って 逝ってしまって 、ごめんなさい 。
正直 、姉ちゃん達に 迷惑をかけたくないと言うより 僕が 駄目になってしまうから 言わないことにしました 。
こんな 情けない 弟でごめんなさい 。
兄ちゃん達は かっこよくて みんなに慕われて 強くて 何をしても 上手くいって
僕には 到底及ばないと いつしか 思うようになりました 。
そりゃあ そうだろ 。と 心に打ち付けられるときもありました 。
でも 姉ちゃん達を恨んだことなんてありません 。
大切な家族だから 。大好きだから 。
戦争が終わったら きっと 楽で もっと楽しい 日々が待っていると思います 。
なので 今までの疲れを 取ってください 。
そして いつまでもいつまでも 健康で 長生きしてください 。
その後に ゆっくり 話を聞かせてください 。
だから
生きることを辞めないでください 。
そして最後に一つだけ 。
ありがとう 。
🇯🇵 🌊 「 … っ ゛、!!! 」
🇯🇵 🐱 「 くう ぅ ゛… っ 、!!! 」
🇯🇵 🐱 「 私だって 泣いてたんだよ … 」
🇯🇵 🐱 「 と ー さんが 死んでから ゛っ 」
🇯🇵 🐱 「 いっちばん最初に泣いてたんだよ … !!! 」
🇯🇵 🐱 「 ごめんねぇ ゛… お姉ちゃん失格 だよぉ ゛… っ !! 」
🇯🇵 🌊 「 … すまなかった ゛… 空 … ゛! 」
1945 年 . 9 月 2 日 .
日本が 降伏した 。
8 月 の あの日 、僕は 大空を飛んだ 。
暑いはずなのに 涼しくて もうどうでもいいぐらい 何もかもが清々しかった 。
姉ちゃん達 、こんな 弟ごめん 。
でもね 、僕後悔してないよ 。
お国のために頑張ってくるよ 。
そんなことを 胸に 刻んで
自分が乗っている 戦機 より 遥かに 大きな 戦艦へと 突っ込んでいった 。
ギラギラと光る 太陽が
オフィス内を照らす 。
僕は 今
🇯🇵 「 ひ ~ っ !!! 」
🇯🇵 「 あ 、はい … 会議 ですか 、」
🇯🇵 「 え 、今から ?! きゅ 、急すぎます !! せ 、責めて 明日 、!!! 」
🇯🇵 「 う ゛っ … はい 、えぇ … 」
🇯🇵 「 承知いたしました … 直ちに … 」
🇯🇵 「 んも ~ ゛!! 陸 兄さ ~ ん っ !」
日本という 者の 守護霊になった 。
終戦後 、どうやら 僕にも弟ができたらしい
赤黒い瞳に 雪のように真っ白な 肌 。
顔には 紅色の綺麗な丸 が 描かれている 。
せっかく綺麗な顔立ちなのに 寝不足のせいか 、目元に 真っ黒な隈ができている 。
ごめんね 、日本 。
もう 戦争時代は 終わったから
次は 日本が頑張らないといけないんだ 。
敗戦国は 色々 忙しいのだ 。
条約から 同盟 、契約に 加盟や その他もろもろ 。
初めてのことだらけだろうけど きっと大丈夫 。
だって 僕達の弟なんだから 。
そして
🇯🇵 🪖 「 どうした ー !!! 」
🇯🇵 🌊 「 今助ける !! 」
🇯🇵 🐱 「 はい 目薬 ! 」
🇺🇸 「 にほ ~ _
🇯🇵 🪖 「 貴様は来るな !! 」
心強い人達が沢山いるもんね 。
後ろは任せて 。日本いじめたりする奴いたら 地獄おとすから 。
だから 無理せず頑張って ください 。
あれは
酷く 暑い夏の日でした 。
END . 閲覧 ありがとうございました 。
今日は 終戦記念日 。二度と繰り返してはいけない 戦争が幕を閉じた日です 。
正式には 9 月2 日 に 日本が 降伏したのですが 、8 月 15 日 は 天皇陛下からの 玉音放送が 流れた日です 。
今日は 何の日かを 改めて 噛み締めて
戦争の悲惨さを 知りましょう 。
コメント
12件
すごくよかったです……泣けました… 戦争はもうやめてほしいです…
夜遅くにごめん!! 日帝さんがいなくなってしまった所でもう悲しすぎた… 語彙力無さすぎて表現出来ないけどとても良かった(´;ω;`)
どうしてでしょうか、色々な感情がごちゃごちゃになりました。操縦士になったけど、想像していたものとは違く、でもそれを誇りに思っている空くん、これは特攻で亡くなってしまった人たちもおんなじ気持ちだったのでしょうか。だけど一つ共通しているのは どの世界だろうと戦争はいけないものだということでしょうね。戦争で亡くなってしまった人達が生まれ変わって幸せになれることを願っています。