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静かな夜。 一人で抜け出して街を歩き眺める景色
街の景色が明るく輝いて見えた
まるで希望を持っているかのように酷く明るく
場所や時間が変われば彼らの姿も変わりゆく
車の音
電車の音
微かに聞こえる人の声、
いずれは聞こえなくなっていく
そして街の灯りも消えてゆく。
街も眠りにつくのだろう
沢山のモノで溢れかえる世の中で夜がみせるのは儚くてとても綺麗で脆い幻覚。
そのなかでこの景色だけが美しいと思えた。
幾つもの夜が訪れて全てが変わりゆく
だから今日と同じ景色を見れるのは今夜だけ、
この時が永遠に続くことはない
時間は止まってくれない
あと数時間でこの夜も明けるだろう。
それまではこの生きづらい世の中を、
周りの身勝手な期待も何もかもを捨てて
この夜に溺れていたい。