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君に出会えて、私の全てが変わった__。
今でも君のことは忘れない。
_____ ありがとう。
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「…おい!!聞いてんのかッ!?」
バシッ。
左頬に激しい痛みが走る。
その瞬間に理解した。…また叩かれた。
「なんだその目は?父親を睨むのか?」
特に睨んでもいないのに、理不尽にまた叩かれる。
チラッとスマホを見ている兄の天輝(テンキ)を見るが、相変わらず助けてくれる気配はない。
「おい、よそ見すんな!!」
今度はお腹を思いっきり蹴られる。
「……ッッ」
流石にお腹は痛すぎる。今でも耐えられない。
「音都(オト)。何でお前は父親の俺のことを尊敬しないんだ…?このクソガキが!!」
…毎日毎日こんなことの繰り返し。
父は、母が1年前に病気で亡くなってから、急に私に対する態度が変わった。
毎日罵声を浴びせられたり、暴力を受けたり。
兄は優秀だから、凡人の私にしかキツく当たらないのだろう。
その兄も、私のことを全然助けてくれない。
まるで他人事のように、妹を庇ってくれない。
…どうして私だけがこんな目に遭わなくちゃいけないの…?
母が恋しい。母がいた時には、こんなことなんてなかったのに。