それでも、まさやは起きそうにない。
「···んぅ···ふっ···」
仕方なく、こじまは己の手を使い事を進めた。
こんなに、ピントが合わないくらい目の前に恋人が居るというのに!
「んん···ッ」
こじまの呼吸と、手淫のクチュクチュといった音が耳につく。
そこに、寝息が加わっているのが腹立たしくて仕方ない。
それでも、恋人の匂いを目の前に感じながら、体は高まってゆく。
「······うっ···」
呆気なく果てたこじまは、喪失感と消化不良でいっぱいだった。
こんなので、収まるわけがない!
たった今、熱を放出したというのに、身体の奥の熱は増すばかりだった。
当たり前だ。
こじまが求めていた熱は、これではないのだから。
「まさやのあほ!」
こじまは、まさやの下衣に手を突っ込み、いまだ固く熱いそれを刺激し始めた。
全体を擦り、先端をくすぐる。
次第に、濡れてきた。
「ん···っ。んん···」
まさやが、唸り声をあげる。
さすがに起きろ、とこじまは更に刺激した。
「···っ何?!」
まさやが、ガバッと起き上がった。
やっと起きたか、と、こじまは睨み付けるが、その目は既に色情に濡れている。
「えっ···え?」
己の状態と、既に濡れたこじまの下半身を確認し、まさやはハッとしたように「夢やなかったん···?!」と呟いた。
どうやら、あの寝ぼけた行動は夢だと思っていたようだった。
確かに、さのにしては強引だった。
しかし、現実ここまできてしまっているのだ。
こじまの気持ちが収まらない。
「えっと、···こじまくん」
さのには、こじまは今にも泣きそうに見えた。相当怒らせたかもしれない。その大きな目で睨まれるのは、迫力がある。
「ごめんな?ほんまに!」
「······」
しかし反応が無い。
「わ~~、ほんまにゴメンっ!!何でもするから!」
さのが最終手段に出ると、こじまはやっと声を発した。
「······したい」
「え?」
「セックス···したい」
よくみると、こじまの呼吸は早かった。
「こじまくん、1人でしたん?」
まさやは、こじまの濡れた下肢を撫でながら優しく尋ねた。
「······だってまさや、途中で寝んねんもん!」
どうやら、この恨みは深そうだ。
「ごめんなぁ。ちゃんと、こっちは気持ち良くするからな」
しっかりローションで濡らした指を、こじまの秘部に当てると少しづつ滑り込ませた。
「ん···っ、ふっ」
こじまの中は、期待でぎゅうぎゅう締め付けてくる。
そういえば、ここのところ忙しくてするのは久しぶりだった。
···まさやと違って、こじまはこちらの欲を発散するのは簡単ではないから、辛かったかもしれない。
「ぅん···ッ、んっ 」
少しづつひらかれてゆくそこは、物欲しそうにしていた。
「う···、まさやぁ···早くぅ」
はあはあと息を切らせ、涙目で名前を呼ぶ。そんな様子に、まさやはどうしようもない程気持ちが高ぶった。
「こじまくん、やめて。煽らんとって」
サッと両手を前にして視界を遮る。
「······なんなん?嫌なん?」
まだご機嫌は悪いままのようだ。
「ちゃうて。可愛すぎて大変な事してまいそぅやねんて!」
そう言われ、こじまは「それじゃあ」と、更に煽ることに決めた。
「まさや、こっち見てや」
そう言われ、ちら、とまさやはこじまの方を見た。
「ほらココ···、もう入れて欲しいねん···、な?」
こじまは自らの秘部を指で広げ、赤く充血し、脈打つそこを見せつけた。
中からはトロリとローションが垂れている。
「············なっっんって事すんねんな!!!!!!!!!!」
まさやは思わず目を瞑って叫んだ。
まさやの若さでは、どうやら処理仕切れなかったようだ。
ふうふうと鼻息荒く、コンドームの箱から乱暴にゴムを出すと、急いで着けた。
それはちゃんとやるんや、とこじまは心の中で冷静に思った。
「こじまくん!」
覆いかぶさり、我慢出来ずにローションをこぼしながら、こじまの脚を押さえた。
ぐっ、と一気に熱を押し込むが、狭いその中は奥まで届かない。
「んう···ッ」
こじまが眉を寄せ、衝撃に耐える。
そのまま、まさやは腰を動かし始めた。
少しづつひらいてゆくその中は、ぎゅうぎゅうと締め付けながら、ついに最奥に到達した。
「はあはあ、こじまくん···っ」
「アッ、あっ···!あぁッ!」
激しく腰を打ち付けられ、体が揺れる。
こんなに激しくされてはすぐに限界がきてしまう。そんな事をぼんやり考えていると。
「···ひっ!あっ!!」
グリグリと、こじまの弱い部分を執拗に攻め出した。
「アッアッ!そこはッ!あぁあッ!!」
一際大きな声が出て、強くシーツを握った。
「気持ち良い?」
まさやが、息切れをしながら尋ねる。
「アッ、き、気持ち、い···っ!あっ!あぁ」
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