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wki side
「元貴〜、お弁当忘れてるよ」
「あ、ありがと」
俺には二つ年上の中3の兄がいる。
名前は元貴。
イケメンだし、成績も運動神経も良くて、
みんなに羨ましがられる存在。
対して俺は、特に取り柄もない普通の中1。
だから俺も、周りのみんなと同じように
兄に憧れているうちの一人だった。
今元貴は、入りたい高校に行くために、
寝る間も惜しんで勉強を頑張っている。
いつも元貴に支えられてばかりの俺は、
今度は俺が元貴を支えてあげるんだと
いつになくやる気がみなぎっていた。
毎朝俺が弁当を作り、夜も元貴の部屋の前に
夜食を作って置いた。
睡眠時間を削ってつくっていたが、
素っ気なく元貴に感謝されるだけで、
何も苦じゃなかった。
こんな毎日がずっと続くんだと思っていた。
ずっと続いてほしかった。
mtk side
僕には滉斗という弟がいる。
世界一可愛い弟。
毎日健気にご飯をつくってくれて、
「ありがとう」って言うと嬉しそうにして。
本当に僕のこと好きなんだなぁ。
いつからか僕は滉斗のことを、
家族ではなく恋愛対象として見ていた。
きっと滉斗もそうだよね。
じゃなきゃこんなに尽くしてくれないし。
こんな毎日がずっと続くんだと思っていた。
滉斗が男の匂いをつけて帰ってくるまでは。
wki side
学校で荷物をまとめて帰ろうとすると、
友達に家に来ないかと誘われた。
今日は塾はなかったはず。
すぐにOKした。
友達の家で勉強やゲームを一緒にして。
気づけば20時になっていた。
スマホを見れば元貴から大量のメール。
申し訳ないことしちゃったな……
「なぁ滉斗、今日は泊まっていかね?」
「えっ、いいの?」
「うん。もう外暗いし」
前に帰るのが遅くなったとき、
元貴と大喧嘩になったことがあったから、
今日は帰りたくなくて泊まることにした。
お風呂に入り、晩御飯を食べて、
部屋に布団を敷いて寝ようとすると、
腕を掴まれ、ベッドに引っ張られた。
「いった、ちょ、なに?」
「ヤっていい?」
「……は?」
ヤる?
「俺、前から滉斗のこと好きだったんだよね。なんていうか、恋愛対象として?お前なんか色気あるし、ずっとヤってみたかったんだよね」
なにを言っているんだろう、コイツは。
「……いやいや、ヤらねーよ。馬鹿なこと言ってないで寝るよ」
笑いながら茶化すようにそう言うと、
ズボンの上から性器を揉まれた。
「ぅあ、ちょ、お前……」
「俺は本気で言ってんだけど」
「ふざけんな、よ……」
俺はその日、
元友達と一夜の過ちを犯してしまった。
お兄ちゃーん助けてー
続きが気になる人は
ぜひ本編へ