アトラス号・戦闘区域
主のカレーによる平和的(?)戦場鎮圧から数日後。
アトラス号の乗客たちは、次なる戦乱の火種を感じ取っていた。
「……ねぇ、そこの可愛い子♡」
突如、甘ったるい声が響き渡る。
そこにいたのは──豪華絢爛な衣装を纏い、まるで貴族のような美貌を持つ少女、蘭華姫 葵だった。
「うわっ……」
主は思わず身を引く。
蘭華姫 葵の目が、じっと主を見つめていた。
「ふふふ、ショタっ気があるわねぇ……♡」
「えぇぇぇ!?!? 私、女なんですけど!!!」
「そんなの関係ないわ♡ かわいい子にはお金をあげるのが私のモットーなの♪」
そう言いながら、蘭華姫 葵は主の手に札束をねじ込んできた。
「え、えっ!? こんなにいらないんですけど!!!」
「いいのよ♡ 私の愛の証よ♡」
主が困惑している中、周囲の戦士たちは震えていた。
「あ、あいつ……!」
「世界 No.1 の56し屋、蘭華姫 葵だぞ!!!」
「やばい、関わったら終わる……!!!」
葵はそんな囁きを聞いて、フフッと微笑む。
「戦場にショタがいるって聞いたから来たのよ♪ でも、せっかく来たんだし、ちょっと遊んでいこうかしら♡」
次の瞬間──彼女の手には二振りの美しい双剣が現れた。
「さぁ、戦争を再開しましょう♡」
「待って!? もう終わったんですけど!?」
「そんなのつまらないじゃない♪ 戦いがない戦場なんて、ただの広場じゃない?」
そう言って、葵は魔法を発動する。
幻が戦場に広がり、さっきまで改心していた兵士たちの目が次々と虚ろになっていく。
「お、おい!? 何が……!?」
「ぐっ……俺は……!!」
「フフフ……♪ さぁ、戦いなさい……!」
彼女は幻を見せながら、ニコニコと笑っていた。
「いや、やめて!? せっかく平和になったのに!!!」
「戦いがなきゃつまらないでしょ? 」
葵はお気に入りの戦士を探しつつ、楽しそうに戦場を掻き乱し始める。
こうして、アトラス号の戦乱は、蘭華姫 葵の気まぐれによって再び開幕するのであった──。
コメント
2件
主…ショタって思われてる~!!!✨((ショタって思われてすんごい嬉しいっす✨✨((葵ちゃんも可愛い!!!
スゥゥゥァァァァァァァ( ˘ω˘)! 葵たあ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"ん♡♡