ワンクッション・iris二次創作である。
・キャラ崩壊である。
・blである。
・青桃である。
・ショタ桃さんが出てくるである。最初の方、青さん病み気味である。
・あなたの好みではない可能性が大いにある。
ーーーーーーー
今日も仕事仕事仕事仕事…
いふ「…」
終電には間に合ったものの、今度は始発で会社に向かわないといけない。
体が重い。会社の事しか考えられない。上司のあの怒鳴り声が頭の中に響いてたまらない。
…もう、疲れてしまった。上司の声も聞きたくない。
こんなに辛いのにこんなに苦しいのに、俺は一向に死んでくれない。
いっそ、終わりにしてしまいたい。
<がさっ
いふ「…」
何か、音が聞こえた。茂みの中から。
いふ「…」
気になったので行ってみることにした。
いふ「…」
ないこ「…( ⩌ ⩌ )」
いふ「…子供…」
ないこ「(´◉ω◉` )」
いふ「…」
見つけてしまったからには見捨てるわけにもいかない…保護監督責任…だっけ…
ないこ「…」
目、ハイライト…?ってやつ、入ってない…
ないこ「…」
暗い、静かで、深い…
いふ「…ピンク、ダイヤモンド…」
ないこ「…( ˙-˙ )…」
いふ「…」
こんなに、胸が高鳴ったのは久々だ。なんだか、なんでも出来そうな…
いふ「…君、綺麗だね」
ないこ「…き…?」
いふ「うち、来る?」
きっと、これが一目惚れ。
いふ「ほら、ここが俺の家。今日から俺達の家だよ」
ないこ「おぉ、…!お!うぅ!!✨」
いふ「ふふ…それはテレビって言うの」
ないこ「ぅ、うぅお…!!」
いふ「君、元気なんだね、あんな所に居たのに…」
ないこ「うぅ、お、おぉ…!✨」
この子は話せないらしい。立っているし、普通に歩けている。走ってるし。
ただ、異様に背が低い。やせ細っているし、言葉も発せられていない。
どこの家にでもあるような家電や家具を見ては、嬉しそうに、楽しそうに飛び跳ねて喜んでいるように見える。
劣悪な環境で育ってきたのだろう。
いふ「…これからは、ずっと一緒やで…」
ぎゅっ…
ないこ「ぅ、…?」
他の奴らとは違う。この子は、天使なんだ。儚くて、脆くて、綺麗で純粋。桃色で可愛い、俺だけのものになってくれた、ピンクダイヤモンド。
大切に育てよう。大事にしていこう。
いふ「…君、名前はなんて言うの?」
ないこ「…( ‘-’ )」
いふ「…分からんよね…」
名前を付けてあげよう。
名前がない、純粋で、可愛い可愛い男の子。汚いところなんてない。
いふ「…君、今日からないこって言う名前ね。」
ないこ「…( ˙-˙ )」
いふ「よろしく、ないこ♡」
ぎゅーっ
ないこ「う、おぉ…!✨」
いふ「…ぎゅー、好きなの?」
ー数ヶ月後ー
いふ「ないこおおおおお!!!♡♡」
ぎゅーーーっ
ないこ「うっ、…」
いふ「ただいまーー!!!」
ないこ「ぉ、おかぇ、り…」
いふ「うん!ただいま!!!♡♡」
ないこ「…まりょ、」
いふ「なぁに?♡」
ないこ「ぉ、かえ、り…」
いふ「…」
いふ「た、ただいまーーーー!!!!♡♡♡」
まだ言葉を覚えたばかりだから拙い。
それが可愛くて可愛くて仕方無い。
俺と話せるようになって嬉しいのか、俺が帰ってきたら何度もおかえりと伝えてくれる。
にっこり笑いながら伝えてくれたりして、もう天使の域を超えている。
いふ「はぁぁぁ…好きぃぃぃぃぃぃ…」
この子を拾って良かったと思える瞬間。
ーーーーーーー
いふ「あ、その指輪、付けてくれてるんや」
ないこ「ぅん、まろが…くれた、から、…」
いふ「ないこは可愛いな〜〜♡♡」
ないこ「ぇへへ…」
いふ「ほら、ないこおいで」
ないこ「うん…」
ぎゅっ
いふ「よしよし…」
いふ「ないこ、大好きだよ…」
ないこ「ないこも、まろ、だいすき…」
いふ「うん…」
ちゅ…
ないこ「…なんで、いっつもゆびわにちゅー、…す、す、るの…?」
いふ「ん?この指輪に付いてる、スフェーンって言う宝石には意味があるの。石言葉って言うんだけどね」
ないこ「うん…」
いふ「その石言葉が現実になりますようにって言うおまじない」
ないこ「…いしことばって、なに、…?」
いふ「このスフェーンは、純粋と、永久不滅。」
ないこ「えいきゅー…」
いふ「そう。ないこといつまでも、ずっと、永遠に幸せでいられますようにって。」
ないこ「…」
ないこ「…まろも、て、だして…」
いふ「ん?はい」
ないこ「…ん…」
ちぅ…
いふ「…ん!?」
ないこ「…なぃこ、も、…まろと、えいえんに、いれますようにって、…おねがいした…」
いふ「…」
ぎゅーーーーっ…
ないこ「…まろ…?」
いふ「…ねぇ、ないこ?」
ないこ「なぁに?」
いふ「…愛してるよ」
〜end〜
最後まで読んで下さってありがとうございました。
指輪は2人とも左手の薬指にはめています。毎晩寝る前にショタ桃の指輪にキスをしては「俺はないこの事愛してるんだよ。大好きなんだよ。だからないこは離れちゃいけないし、他の人とは会っちゃ行けないんだよ」って言うのを遠回しに伝えて、ショタ桃さんが青さんから離れられなくしていて欲しいです。
これからもどうぞご贔屓に。
ご自愛ください。
コメント
2件
神作を見つけてしまった…… え…好きです!!