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episode 2
Br side.
キーンコーンカーンコーン ……
スタ…スタ…スタ……
今日も一日、一人で過ごした
やっとの思いで放課後になったんだ
寂しいから、だから…
幼馴染であり、唯一の友達、Knの家に行く…
彼は不登校で…そしていじめられていたらしい
彼に会って、会話をして、色んな事を共にやったのに
この人を大切にしなきゃって思ったのに
時間いっぱい彼といたのに…
いじめられてた事を気づけなかった僕が悔しい……
そんなことを思っているとすぐKnの家に着いた
彼の家は学校からとても近い…
そして何より僕の家からも近いからすぐ行ける…
それだけは幸せ
…彼の前では明るくならなくちゃね
ピーンポーン……
家のチャイムを鳴らす
シーン……
ピンポーン…ピンポピンポーピピピピピンポーン……
ガチャン
Kn「…!?ッ…ぁ、うるせーよ…w」
Knのガラガラな声でツッコまれる。
風邪なのだろうか…と思ったけれど後々そんな理由ではないと分かる
「…へへwそれよりも体調は大丈夫?」
Kn「ん…、…だ、大丈夫…だよ、」
Kn「そ、それよりも部屋……ぁ上がって?」
…明らかに声が震えている、何かあったのだろうか?
僕は何をしてあげたらいいんだろうか
…そんなことを思っていながら部屋に上がらせてもらった。
リビングに来た
そう言えば最近、Knの家に来てなかっ……た…な……?
…
そこには数ヶ月ぶりのKnの部屋…
前の部屋とは随分変わっていた……
割れた写真、何かで塗りつぶされた時計、壁はビリビリに傷がついていて……
机の上には大量の”薬”があった。
「…あ、あぁ……?」
状況がよく分からなかった。
でもこれだけは…多分分かる、
Knは薬を”過剰摂取”をしているのだろうか…?
でも見た目の変化は無いし…まだ初歩的?
Kn「…どうしたの?Br?笑」
無理して笑わなくてもいいのに
いつも無理して……崩れて良くない方に頼って…
「ぁは、ちょうどさっき二つアイス買ってきたんだった」
「門限とかもあるし…食べたら帰るね、(笑)」
咄嗟に門限と言う嘘をついてしまった
まだ元気な方なKnさんに会えるのは……これで最後かもしれないのに
Kn「そっか、会えて嬉しかったよ。また会おうね」
「…うん、」
“オーバードーズ”は中毒性があって…やめたくてもやめられなくなる……
けど、これは…僕が言わないと助からないかもしれない……
言わなきゃ
「…ねぇ、Kn……、」
Kn「ん」
「オーバードーズ…してるでしょ?…やめてほしい……」
Kn「…ん?……あぁ、うん………わかった」
「そう、良かった……健康なKnさん、見たいからさ!」
僕は彼にとっての最善を尽くしたかった
だってKnさんの事……昔からの付き合いがあって……
好きだから…
episode 3 へ続く
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めちゃくちゃ今更なんですけど
薬…OD系の連載やっちゃダメだったら教えてください……