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・この小説はぽんこつチャンネル様のゲームと同じでやっていきたいと思います
・アンチやネタバレはお辞め下さい
・鬱先生がウツ・ラインヴァイス。コネさんがコネシマ・ノインテーター。瑠海がルウ。
・関西弁は無くさせて頂きます。すいません
・表情は言葉などで表しますが気にしないで楽しんでください
コネシマ「さて、俺は俺で⋯⋯
気になることを調べてみるか(ニヤ」
コネシマ「ウツ・ラインヴァイスは
しばらく戻らないだろうし⋯⋯」
コネシマ「こっちを再調査だな」
ウツ「ん?なにか気になることでもあったの?」
コネシマ「前に隠し部屋に行った時は
父親のことを調べるためだったが⋯⋯」
コネシマ「それとは別のなにかが、あそこにはある気がしてな」
コネシマ「本格的に調べてみようと思う(ニヤ」
ルウ「あ、もしかして、コネシマの心臓関係?」
コネシマ「やはり、気になることを後回しにするのは
俺の性分ではない」
ルウ「今回の殺人事件と関係あるのかなー」
コネシマ「まったくの無関係ではないだろうが⋯⋯」
ルウ「ウツちゃんが知る必要はないってとこ?」
コネシマ「そういうことだ(ニヤ」
コネシマ「では、行くとするか」
ルウ「ここって高いし急だよねー」
ルウ「なんだっけ、あれ⋯⋯
人間の⋯⋯こーちょきょーふちょーだっけ?」
コネシマ「高所恐怖症だ(呆れ」
ルウ「それそれ
高所恐怖症とかだと無理なんだろうね」
コネシマ「まあ、そうだろうな」
ルウ「ところでさ、ここにおちてる血は
けっきょく誰の血なの?」
コネシマ「これは父親の部屋で死んできたやつの血だな」
ルウ「でも首を切られたのって、父親の部屋じゃないの?
なんでここに落ちてるの?」
コネシマ「頭をもって、ここまで来たんだろうな」
コネシマ「そして、ここで父親をつき落として
引き返したんだろ」
ルウ「じゃあ、頭はどこに行ったのさ」
コネシマ「そんなこと知るか
探せばどこかで見つかるんじゃないか?」
ルウ「ほんとコネシマって、てきとうだよね(呆れ」
コネシマ「今の俺の目的は、消えた頭じゃないからな」
コネシマ「頭を探す必要があれば
探してやるさ」
コネシマ「ここはあまりにも、血の匂いが混ざっていて
不愉快だな」
ルウ「ここでなにを調べるの?」
コネシマ「うむ⋯⋯匂いの混ざりかた⋯⋯
つまり、空気の流れに、少し違和感があってな」
コツッコツッ
コネシマ「やはり⋯⋯音のひびきからして
地下があるみたいだな(ニヤ」
ルウ「うわー、モグラにでもなりたいのかな」
コネシマ「臆病者ほど
コソコソと地下にこもるものだ」
コネシマ「さて、入口はどこだ?」
コネシマ「なるほど、あそこの床が怪しいな」
コネシマ「この床だけ不自然に隙間があるようだな
血が流れ込んでいるぞ」
ルウ「ほんとだー
じゃあ、開けちゃおうよ」
コネシマ「ふむ⋯⋯だが指が入るほどの隙間ではないな
とっかかりがない」
ルウ「霧になって入れば?」
コネシマ「そうするか⋯⋯」
コネシマ「いや、あれを使おう(ニヤ」
コネシマ「この床は人間でも外せるはずなんだ
そうでなければ地下を作る意味がない」
コネシマ「このスコップなら、てこの原理で
床を外せそうだ」
ルウ「なるほどね」
コネシマ「さて⋯⋯」
ガコンッ
ルウ「うわー、本当にあったね」
コネシマ「当然だ
行くぞ」
ルウ「ごーごー!」
コネシマ「暗いな⋯⋯」
ルウ「吸血鬼のコネシマが暗く感じるって
よっぽどだね」
コネシマ「明るさが原因ではい」
コネシマ「よどんだ空気、ただようホコリやチリ⋯⋯
そして⋯⋯」
コネシマ「さて、この先になにがあるやら(ニヤ」
ルウ「なんだろー
楽しみだねー」
ドクンッドクンッドクンッ
コネシマ「⋯⋯っ!」
コネシマ「⋯⋯⋯⋯」
コネシマ「くくく⋯⋯
どうやら当たりだな(ニヤ」
ルウ「おっ!
ドクンってなったみたいだね」
コネシマ「さすがに三度目となれば
気のせいではないな」
コネシマ「この場所に、俺の心臓があったのだろう」
ルウ「上にあったのと、同じ魔法陣だね
コネシマの心臓を使って、死者蘇生をしようとしてたのかな?」
コネシマ「上にあったものが、フェイクで
こっちが本命なのか⋯⋯」
コネシマ「それとも、協力関係は
形だけだったのか」
ルウ「ねーねー
あの壁に書いてあるのってさ⋯⋯」
Nachzehrer
コネシマ「ナハツェーラー⋯⋯」
コネシマ「⋯⋯⋯⋯」
コネシマ「こんなところでこの名を目にするとは
思わなかったぞ(笑み」
ルウ「心臓を捧げてコネシマを生み出した、九人の吸血鬼
そのうちの一人だよね」
ルウ「じゃあここで、復活してたりして(笑」
コネシマ「それはないな」
コネシマ「仮にも九人の王と呼ばれるほどの
力を持った吸血鬼だ」
コネシマ「そんな気配があれば、すぐにわかる」
ルウ「そっか、じゃあ心臓は
持ち去った後ってことだね」
コネシマ「まあ、生き残っていたとしても
しょせん俺のパーツの一部だ、敵ではない」
ルウ「そうなの?」
コネシマ「知らん」
ルウ「なにそれ⋯⋯(苦笑」
コネシマ「だがここで、理由はわからないが
やつの復活を企んでいた人間がいるわけだ」
コネシマ「ということは、この事件の犯人を探しだせば
俺の心臓の行方もわかりそうだな」
コネシマ「まさに『一隕石ニ鳥』か(ニヤ」
ルウ「いちいんせき⋯⋯?」
コネシマ「ジャパンのことわざというやつだ
こういう時に使うらしい」
コネシマ「一個の隕石が落ちて、二羽のフライドチキンができる
そういう意味だ(ドヤ」
ルウ「意味を聞いてもわからないよ⋯⋯(💧」
コネシマ「ん?あの血は⋯⋯」
コネシマ「これは⋯⋯」
ルウ「その血がどうしたの?」
コネシマ「ああ、懐かしい味だ
俺はこの味を知っているぞ(ニヤ」
ルウ「なつかしい?」
コネシマ「ああ、懐かしいとも
だってこの血はもともと⋯⋯」
コネシマ「俺の血だ(ニヤ」
ドクンッ
コネシマ「ん?」
ドクンッドクンッ
コネシマ「な、なんだこれは⋯⋯!」
コネシマ「頭が⋯⋯割れるようだ⋯⋯(頭を抑える」
ずいぶんとぬるいことしてんなァ!
俺様よォ!
コネシマ「キサマ⋯⋯は⋯⋯」
おィおィおィおィー!
人間どもを皆殺しにすんじゃねーのかァァァァ?
できてねーじゃねーかァ!
コネシマ「ナハ⋯⋯ツェーラー⋯⋯」
ドクンッ
ちげーだろォがァ!
俺様は俺様だァ⋯⋯そしてお前は俺様だァ!!
コネシマ「ここは⋯⋯」
俺様の世界へようこそォォ!
ノインテーター⋯⋯いや、俺様ァァァ!!
コネシマ「、!」
コネシマ「なるほど⋯⋯」
コネシマ「キサマが呼んだわけだな(ニヤ」
コネシマ「ナハツェーラーよ」
理解が早くて助かるぜェ⋯⋯
そのとおりィィィ!
ここはお前の中にある、俺様の世界ィィィ!
心の中とでもいうかァァ?
いや、血の中がいいかァ?
コネシマ「ふむ⋯⋯なるほどな⋯⋯
こんなことは今までなかったが?」
そりゃァァないだろうさァァァ!!
俺様の血を飲むのは初めてだよなァァ?
お前が俺様の血なんて飲むからよォォ!
目が覚めちまったんだァァ⋯⋯
お前の体に残る、わずかな俺様の血がよォォォ!!
コネシマ「なるほど⋯⋯」
コネシマ「九個のうち、八個の心臓を失ってはいるが
それでもまだ、九人分の血は体内に残っているのだな⋯⋯」
コネシマ「とはいえ、たった一滴に反応し
自我までもって目覚めるとは⋯⋯」
コネシマ「さすがは真相、吸血鬼の王の血だな
正直、驚いたぞ」
コネシマ「まあ、王と呼ぶには
バカっぽいしゃべりかただけどな⋯⋯」
はああァァァ??
俺様をバカにすんじゃねェェェ!!
コネシマ「思ったままのことを
言っただけだ、気にするな(ニヤ」
コネシマ「それよりも、いいことを教えてくれたと
素直に感謝してやろう」
コネシマ「なにぶん、こんな体だ
自分のことすら、よくわかっていない」
コネシマ「だが、お前の自我など俺には必要ないな
もう一度眠らせてやろう」
コネシマ「ふむ⋯⋯キサマの世界だというのに
避ける必要はあるんだな」
おィおィおィ⋯⋯
俺様は挨拶がしたかっただけだァァ
俺様の『いれもの』ォォ⋯⋯
ただのお人形さんになあァァァ
ふひゃひゃひゃひゃひゃァァァ!!
コネシマ「⋯⋯⋯⋯」
コネシマ「わずかに流れるナハツェーラーの血ですら
人格を持つのか⋯⋯」
コネシマ「九人の王というものは
さすがだな」
コネシマ「⋯⋯⋯⋯」
コネシマ「我は九人の吸血鬼の心臓によって生まれた
最凶の吸血鬼、ノインテーター」
バサバサッ
コネシマ「⋯⋯⋯⋯ふむ」
コネシマ「だがそれは、集合体としての俺だ」
コネシマ「人形⋯⋯か」
コネシマ「この身に残った最後の心臓が
俺の中に流れる血の、大部分をしめているとしたら⋯⋯」
コネシマ「今の俺の人格も、もしかすると⋯⋯」
コネシマ「俺は⋯⋯」
コネシマ「だれだ⋯⋯?」
だからお前は、俺様だよォォォ!!!
ただの寄せ集めの人形が、なに悩んでんだァァァ
コネシマ「しまっ⋯⋯た⋯⋯
キサマ⋯⋯俺の体を⋯⋯」
⋯⋯シマ⋯⋯コネシマ⋯⋯
ルウ「コネシマ、大丈夫?
どうしたの?(心配」
コネシマ「⋯⋯⋯⋯」
コネシマ「⋯⋯⋯⋯」
コネシマ「ああ、ちょっと眠たくなっただけだァ(ニヤ」
ルウ「夜の王である吸血鬼が、なに言ってんの
まったく⋯⋯」
ルウ「心配したんだよ?」
コネシマ「そうか、それはすまなかったなァ⋯⋯」
ルウ「あれ?
素直に謝るなんて、なんか変だね」
コネシマ「おっと、そうかそうかァ⋯⋯」
ルウ「⋯⋯⋯⋯?」
ルウ「まあいいや
ほら、調査が終わったなら、ウツちゃんの部屋に戻ろうよ」
コネシマ「そうだなァァ⋯⋯」
ウツ「ベルントさん! 」
ベルント「、!」
ベルント「ウツお嬢様!
ここにいらしたんですね!」
ベルント
見た目は真面目な
警備員
警備 ☆☆
やる気☆☆
恋 ☆☆☆☆☆
ベルント「あ、着替えたんですね
よかったー⋯⋯」
ウツ「ベルントさん、血が苦手ですもんね⋯⋯」
ベルント「いやー、お恥ずかしい」
ウツ「そういえば、この前ハインツさんが
包丁でちょっと指を切った時も⋯⋯」
ウツ「気絶してましたよね(ニコッ」
ベルント「そ、それは忘れてくださいよ(苦笑」
ウツ「ところで、どうしたんですか?」
ベルント「実は⋯⋯
自分、なんと犯人がわかったんですよ」
ベルント「なので皆を二階の待機室に
集めてたところなんです」
ウツ「本当ですか?(ビックリ」
ベルント「はい!
というわけで待機室へ来てください(✨」
ウツ「犯人が分かった⋯⋯?
とにかく行きましょう」
ウツ「あ、せっかくですし
二回の花瓶も確認しておきたいですね」
ウツ「あ⋯⋯」
エリーゼ「、!」
エリーゼ「ウウウ、ウツお嬢様!
ひどいでごじゃいまする!」
エリーゼ「ゴードンさんにめちゃくちゃ
怒られたでござりまする!」
ウツ「エリーゼ、ごめんなさい!
どうしても調査したい場所かあって!(半泣き」
ウツ「あなたをひどい目に合わせてしまって
本当にすみません!」
エリーゼ「もうやめてくださいでござりまする⋯⋯」
ウツ「はい⋯⋯」
ウツ「今度なにか、おわびを⋯⋯」
エリーゼ「あ、じゃあバームクーヘンがいいでごじゃいます!(ニコッ」
エリーゼ「バームクーヘンの新作が、発売したのでごじゃいます」
エリーゼ「それで手をうつでごいますよ」
ウツ「⋯⋯わかりました
今度用意しておきますね(ニコッ」
エリーゼ「ありがとうごじゃいます!」
エリーゼ「では、待機室へ行くでございますよ」
ウツ「あ、先に行っててくれますか?
私は少し用事が⋯⋯」
エリーゼ「そうでございますか?
わかったでござる」
ウツ「エリーゼが謝れてよかったです」
ウツ「さて、花瓶は⋯⋯」
ウツ「そういえば、エリーゼも
花瓶を気にしてきたような⋯⋯?」
ウツ「花瓶はありますが⋯⋯」
ウツ「花が散っています⋯⋯」
ウツ「ゴードンさんが、毎日お手入れをしてるので
花がこんな状態なのは、少しおかしいですね⋯⋯」
ウツ「とりあえず、ベルントさんの話を
聞きに行きましょう」