北斗side.
『じゃ、このプリント後ろに回して〜』
「…」
いつも通りの高校。
いつも通り、俺は誰とも関わらない隠キャだ。
『もうすぐ2学期も終わるから、持ち物とか持って帰っておけよ〜』
よし、やっと帰れる…
急ぎ足で階段を駆け降りる。
[もー、それおもろすぎwww]
[いいからww]
後ろの陽キャうるせぇな…
ってえ、
「うわっ…」
ドンッ!!
[キャー!!]
[松村…!?]
急ぎ足だったのもあり、後ろに少し押された拍子で階段から落ちてしまった。
「ッ…」
どうしよう、だいぶ痛い。
『おい、松村どうした!?』
「先生…」
『立てるか?』
「厳しい、かもです…」
『…病院、行こう』
「…はい、」
〜六石総合病院〜
「…」
『待ち時間、長いな』
「そうですね、」
この辺りで1番大きな病院で、いろんな科があるためたくさんの人がいる。
はやく終わらせたいんだけど…
〈では、次の方〉
「!」
わんちゃん俺か…?
なんて思っていたのだが、そのあと受付の方が呼んだ名前は
〈京本 大我さーん〉
「…!?」
俺がずっと探し求めていた人のものだった。
俺の身体の中を、大きな衝撃がびりびりと駆け巡った。
コメント
4件
病院での再会 、 、!!! えもえもだぁ 、 北斗にいいことがありますように🙂↕️
もしかして再会⁉️✨ ちょっと待って、今儚い物語思いついたから書いてくる❗️