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アキはポストに入っている手紙を見て思わず声を上げた。

「灰色の…月…」

噂でしか聞いたことなかった。本当に灰色の月は実在するのか。灰色の月は、政府が極秘で行っているプロジェクトだ。

この世界には異能力がある。しかし、それで人を傷つけることは重罪だ。そんな中、異能力犯罪を行っている組織がある。それはPreenemyと名付けられている組織だ。プレデター(捕食者)とエネミー(敵)がかけられている。本当の組織名は不明だ。

灰色の月…プレネミーと対抗するために作られている、政府から異能力の使用を許可されている組織だ。

ずっと憧れていた。

アキはヒーローになりたかった。

「集合日時、1/25、極秘、集合時間、4:30…尚、この組織に入るためには自宅を長時間空けることになる…泊まるってことか…」

「行く行く行く!行くしかないじゃん、こんなの!」

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