知らない番号だ
「ピッ」
「はい、なんでしょうか-?」
『こんにちは。ちぐさ君ですか?』
「はい。」
『私、stpr社長ななもり。と言います。』
ななもり。、、!?
『ちぐさ君が、活動をしているのを見て、少し提案がございまして』
「あ、はい、、。」
『個性を活かせれてないなぁって思ったの。』
急なタメ口にもびっくりした
何よりもびっくりしたのは
その言葉。
個性を活かしきれてないなぁって
コメントでは言われない
できる限り
活動の時は
自分の個性を
少し見せていた。
愛想よく真面目キャラ。
イケボにもショタボにもできる
ちょっと天才キャラ。
でもマウントを取らない
ちょっと猫は被っているかもしれない。
でも、そんなこときずくはわけない。
なのに、なんで、、?
意味がわからず黙ってしまっていた。
でも、
でも
「俺は、個性を隠してます。」
『うん、』
「昔から友達にお前の個性はつまんないとかきらいとか言われて」
『うん』
「いつのまにか、自分で自分の個性を隠していました。もうどこかに置いとこうと決めたんです。」
『でもさ、ちぐさくん。別に人が言っている通りじゃなくていいんだよ』
「えっ、、??」
『その人が言っているような人になれないしなる必要もないじゃん』
「っ、、」
『自分が苦しいって思った時は、逃げ出したっていいんだよ』
『どこかに消えたかったら少し休止をすればいい。』
『この世界は簡単なんだ。でも、世間の目を気にしてばかりいる人がいっぱいいて』
『俺はそんな世の中を変えるためにこの会社を立てたのかもしれないし』
『一回個性を使って、stpr新グループにならない?』
「stprの新グループってことですか?グループってことは他のメンバーも、、?」
『そうだねぇ、この感じだと受け止めてそうだけど』
「ちょっと嬉しかったんです。些細な言葉で優しさを感じて」
『そっか、、じゃあ、やってみる、、?』
「はい、、!一回個性を活かしていみたいです、、!」
『よし、じゃあ、10月2日にヒカリエで集合!15時からね、、!詳細は後で送っとく、、!』
「はい、、!」
すこし乗ってやってみたけど
ちょっと楽しみだった。
やっと自分の個性を
頭角に表して良いんだぁ
ってすごい安心だった。
テレビをつける
10月2日まであと3日。
この三日間は何をしようか。
ショッピング?
学校?
個性を考えてみる?
♪辛いことばっかじゃないってこと 君に教えたい教えたい教えたい♪
♪ぐわんぐわん時間は過ぎてくけどちょっぴりあまいぐらいほろ苦いが愛じゃない♪
♪やっぱり好きなことするぐらいが良いんじゃない?♪
好きなことやるか、、!
ありがとうございました、ミセスグリーンアップルのみなさん…
気づけば10月2日になっていた。
本当にどのように動いていくか全くわからないけど
楽しみでしょうがない。
迫るたびに
ワクワクでセカセカしていた。
夢のヒカリエに行けることも嬉しかった。
「ピンポーン」
うわぁ、、これがよくみるヒカリエの中身かぁ、、!
キラキラ光っている
ヒカリエは、最上階らしく
渋谷の街を見下ろすことができる場所。
何よりもとても広く
stprの会社の大きさに戸惑う。
そういや、第一会議室だっけな、、?
「お~い、!」
あれ、、あそこにいるのはななもり。さん、、?
「こんにちは、、ななもり。さんですか、、?」
「そうそう、!これからよろしくねぇ、!」
「よろしくお願いします!」
「会議室案内するね、、!」
ストストと歩いていくななもり。さんに対して
僕は、なんとなく
キラキラするもの達を
眺めながらキラキラとした目で
歩いていく。
「ななもり。さん」
「どうしたの~、、?」
「僕を含めて何人なんですか?」
「え-っと、6人かな、、?」
「へぇ、、」
「全員配信者だから馴染みやすいと思うよ、、!」
全員配信者、、!?
相当すごい人たちもいるんだろう
僕も知っている人かなぁ、、?
「ここだよ~!あとは、ノックして好きな場所に座っといて!みんな集まってるよ!」
みんな早くない、、?
まぁいいか
コンコンコン
「しつれ-します、、!」
入ると5人の顔がチラッと向いていく。
ある一人の男性が言った
「ようこそ、、!」
コメント
2件
STPRの話だった?!他の人かと思った………………………………………
すとぷりメンバーかな?