君に思いが届くまで

🖤「先輩って何部なんですか？」

❤️「俺はね、サッカー部だよ」

サッカー部…

俺がもともと入ろうと思ってたところだ

じゃあ、先輩と一緒にいられる…

って、おい！！

もう、なんなんだよ…

最近の俺、変だぞ

❤️「目黒？大丈夫？」

何か言わないと…

🖤「俺もサッカー部に入ろうと思ってたんです！」

❤️「そうなの！？」

❤️「嬉しいなぁ」

ドキッ…

まただ

これはもう、認めるしかないのか…？

俺は先輩のことが…

好きだ

笑った顔も、優しいところも

綺麗な姿勢も、全部まぶしい

だからこそ、好きになったんだ

この気持ちに嘘はない

今の俺にできるのは先輩のそばにいて

少しずつ距離を縮めることだと思う

好きって言うのはまだ先だろうな…

なんて、考えてたけど

「好きです！」

俺の知らない誰かが告白していた

❤️「あ、えっと…ごめんね」

動揺しているけど、嬉しそうだった

その顔を見た時、嫌だと思った

そういう顔にするのは俺がいい

そういう顔にしてあげたい

俺が守りたい

💜「おい、お前何してんだよ」

ふっかさんは宮舘先輩に告白したやつに

ダメージを負わせるという恒例行事がある

💜「涼太がお前と付き合う？」

💜「よくそんな自信出たな」

💜「お前の一方的な気持ち押し付けんなよ」

言葉はきついけど俺と同じように

守ろうとしてることは分かる

ふっかさんは俺の道標であり、ライバルだ

宮舘先輩…俺、ちゃんと伝えたいです

好きって言いたいです

もし、ダメだったとしてもそばにいたいです

あなたの笑顔を守りたいんです

ただ、笑っていてほしいんです

俺は好きな人の、大切な人の幸せを願うだけ

それだけで終わるのは…嫌だな

決めた

先輩、待っていてください

今すぐ俺の気持ち伝えるんで