「宇宙海賊!霜月参る!」
その言葉と共に無数の人間が入ってきた。
「ククッおもしれぇことになりそうだ…。」
高杉が瞳孔の開いた目で相手を真っ直ぐに見つめ。
今、斬り掛かる。
それと同時に万斉、また子も相手に掛かる。
「万斉とまた子はあの女の周りを。俺ァ初っ端から女を狙うぜッ…!」
襲いかかってくる敵を斬りつつ高杉は女の元に向かう。
「はいっす!いいっすね!万斉先輩!」
と、応えるように万斉も頷き。
「また子に言われずとも、晋助に言われわかっておる。」
部屋には銃声、刀が交わる音、敵の断末魔のみが響いた。
_隣の部屋が騒がしい。
その違和感を持つは鬼兵隊、武市変平太。
フェミニスト(自称)。
「何があったのでしょうか。少々様子を見に行ってきます。」
武市がドアを開けると戦場が拡がっていた。
だが、これだけは確信して言える。
『鬼兵隊が優勢だと。』
そこで自分だけ見守るということも出来ないと思い、武市もまた刀を抜いた。
「なんの騒ぎかと思い来てみれば戦ってるじゃないですか。 」
また子の視線が武市に向き
「遅いじゃないっすか!それでもアンタ鬼兵隊ッスか!ロリコン!」
やけにニッとした笑顔で武市を見るまた子に応えるように
「ロリコンじゃないフェミニストです。」
と相手を一刀両断しつつ
「また、勇敢なる戦士です」
と足をガックガクに震わせながら言う武市にまた子は
「ンな足ガックガクの戦士いたら安心感もクソもねェ!!」
と声を荒らげツッコミつつ敵を打ち倒す
「これは恐怖心ではな、なな、なく志村剣と言いコントの時に使う…」
などと言い訳を述べようとした時。
「初耳だわ!つか少しはまともに戦ってください!」
説教の交じったツッコミを披露。
「そもそも、また子も武市もしっかりとして欲しいでござる。」
という万斉の言葉に気まづそうに下を向く2人。
そんな感じの会話をしてる内にまた子達の上を何かが横切り。
「グハッ……」
乗り込んできた女だった。
だが未だその女は壁を蹴り高杉の方に向かう。
こちらに向かって飛んできた女の目は殺意が籠っている。
まるで親の仇を取るバケモノのよう。
どこかで見たような目だ。
「晋助、こちらは片付いた。主に応戦致した方が良いか?」
万斉とまた子、武市がこちらに走って向かってくる。
だがそれを止め
「いや、その必要はねェ、どーやらお相手様も俺が狙いみてぇな目ェしやがる。」
その言葉に驚いたのか足を止め、
「ならば何をすれば良いか。」
_自分で考えろ。
と言いたかったがその言葉は飲み。
「こいつらの入ってきた所を探せ。そこを防ぎゃ入ってこれねぇだろ。」
万斉らは頷き部屋を出る。
「さてと、一対一ンなった所で、おめーさん、俺になんか恨みがあるような目ェしてるが。」
と対話を試み、少しでも聞き出そうとするが相手は聞く耳を持たぬようで斬りかかってくる。
「…聞く耳持たねぇ様だな。なら殺させてもらうぜ?」
「アタシの親父は攘夷戦争に参加したんや!そん中でもアンタの立てた鬼兵隊に所属した!その親父を無駄死にさせたから…」
女が口を開いたかと思えば、身に覚えのないことを話だし、後半は声を震わせていた。
「その仇があんたなんや!せやから!アタシは仇取るために鍛え続けてきた!」
刀を振り回しつつ近づいてきた。
刀をひょいひょいと避けつつ
「悪ぃが、身に覚えがねぇな。」
その瞬間、静まり返った…。
そして別の場所でも、奇襲は例外じゃない。
「風が吹き、見事なまでにまとまったV時が揺れ動く、このヤニカスの男バカ方アホ郎と天才剣士、沖田総悟がフラフラ歩いている」
「おーい、なんだぁその説明文。何個か要らねぇ文があるが〜?」
説明し直すと。
真選組鬼の副長土方十四郎と。
同じく真選組一番隊隊長沖田総悟が平和に街を見回りをしている。
「お妙さぁぁぁん!!!」
とまた少し離れた場所で声がし。
「うっせぇんじゃこのゴリラァァァ!!!」
と叫ぶ声とともに鈍い音と何かが空を飛ぶというより飛ばされている。
真選組局長近藤勲である。
そして今殴り飛ばしたのが志村妙。
前回の志村新八の姉だ。
「近藤さんまたか…」
「姐さんに迷惑かけてばっかですねぃー。」
2人が呆れつつ言ってると。
近藤の飛んで行った先にフードコートを着た男が後ろに同じような者を連れ来ている。
「…街の中で争い事などやめてほ」
先頭の人物が話してる途中で近藤がクリーンヒット
「ァ……ァァ……な、謎の人ォォォ!?!?」
先頭の人物が起き上がるとその後ろに居たものが近藤を掴みあげ
「あ、ああ、争い事続けるならば、この男殺し…ます」
先頭が弱々しい声で言い
「威圧感どこいった!?そして展開急すぎねぇか!?」
土方が突っ込む
「煮るなり焼くなりなんなりと。」
「お妙、アンタ気持ちはわかるけど。」
お妙が清々しいほどの笑顔で近藤を見ながら言い
横で苦笑い浮かべたお妙の同僚おりょうが言う
「姐御、今そのシーン違う、シリアス、シリアスなの。近藤さん命のピンチなの。」
お妙を落ち着かせるような言い方で言い。
「あら?そうなの?」
……To be continued
土方「ジョジョかっ!」
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