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また読みに来ました
大好きです!
もうめちゃくちゃ長いです。
しかも長い上に若干ボツってます
もう何を書きたいのすら分からなくなるほど意味不明な物語かもです
アトリエの近くの草原にある一本の木の下に腰を下ろす
画用紙と鉛筆を手に持って適当に鉛筆を滑らせる
がさ、っと草木を踏んだ足音が聞こえる
阿部 ) 、蓮?
目黒 ) うん、ほんと亮平ここくるの好きだよね
阿部 ) 落ち着くからね、笑
目黒 ) でも今日は寒いからアトリエ戻るよ。ただでさえ体崩しやすいんだから
阿部 ) えー、あとちょっとだけ
阿部 ) 日も照ってるしあったかいよ
目黒 ) 、じゃあせめて俺の上着羽織ってて
阿部 ) それだと蓮が寒いでしょ
目黒 ) おれはいいのー
目黒 ) 寝とくから絵描けたら起こしてね
阿部 ) んー
阿部 ) …、
今描いていたページを途中で書き終え次のページを開く
横で木の幹にもたれかかって気持ちよさそうに寝ている蓮を被写体にして鉛筆を滑らせる
相変わらず綺麗な顔
顔のパーツ1つ1つやパーツの位置が完璧な人
夢中になって1時間ほど経つとようやく満足のいくものができた
阿部 ) 、よしっ、蓮おきて
目黒 ) んん、
目黒 ) …亮平もう描けたの、?
阿部 ) うん、はい上着
目黒 ) ん、今日は何描いたの
阿部 ) …俺の好きなもの
目黒 ) 、なにそれ笑
阿部 ) 内緒ー笑
目黒 ) えーなんで
阿部 ) いいから、ほら早くアトリエ戻ろっ笑
俺たちは小さなアトリエで2人で暮らしている
元々俺1人で使っていたけどある日急に俺のアトリエに蓮が来た
こんな広い草原に一つ建物があったから来たらしい
そこからは段々と仲良くなるうちに俺のアトリエに住み着いてきて今や恋人関係
自然に囲まれ絵を描いてるだけだが誰がどう見ようと仲良しで円満の恋人
だけど俺には持病がある
そう長くは続かない命
そりゃ最初は持病持ちのくせにこんなとこでぽつんと暮らすのはだめだって大人から反対された
けど集合住宅でみんなから守られながら過ごすより
ここでゆったり静かに過ごす方が俺にとっては最適だった
自分の好きなものに囲まれて死んでいく
そんな俺の人生
前までは別にいつ死んでも良かった
絵以外に夢中になるものなんてなかった
だからいつ死んでもまあいいだろうと思ってた
蓮と出会うまでは
今じゃ蓮を置いて先に死ぬなんて嫌だ
2人でもっと長い時間過ごしていきたい
そう思っても神様は不公平
だんだん悪化していく俺の病気に少しずつ体が耐えられなくなっている
それでも毎日蓮を不安にさせたくなくて元気に振る舞った
目黒 ) …俺も絵描いてみよっかなぁ
阿部 ) 、どうしたの急に
目黒 ) だって亮平と共通の趣味つくりたくない?
目黒 ) あでも亮平は静かに絵描きたいか
阿部 ) …静かに書くのが好きだけど蓮と話しながらゆっくり書くのもいいかもね笑
目黒 ) ほんと?じゃあ描いてみよ
阿部 ) でもほんとになんで?
目黒 ) だから共通の趣味
阿部 ) それだけじゃないでしょ理由
目黒 ) …、本当はもっと長い間亮平と暮らしたいけどさ
目黒 ) 悲しいけど俺より先に死んじゃうでしょ?
阿部 ) 、うん
目黒 ) だから何か形に残したくて
目黒 ) 写真もいいかなーって思ったんだけどせっかくだし絵描いてみよって思って
阿部 ) 、うん、いいねそれ
阿部 ) じゃあ俺も蓮描こっかな笑
目黒 ) ほんと?じゃあ俺毎日亮平のこと盗み見して描くね笑
阿部 ) なんか照れるなぁ笑
そこからは毎日画用紙にぺんを滑らした
亮平の高い鼻、綺麗な目
細い身体
全ての思い出、その日の亮平を画用紙に詰め込んだ
亮平と出会う前の俺なら絵なんて描くはずなかっただろう
だけど今は楽しいと思えてる
けどやっぱ永遠なんかないんだって
いつかは終わるんだって
そんなこととっくの前から知ってたはずなのにね
なんでこんな置いてけぼりな気持ちになるんだろ
目黒 ) 、亮平おやすみ
寝てるかのような綺麗な亮平にひとつキスを落として最期のお別れをする
今日も画用紙と鉛筆を持って亮平のお気に入りの場所だった
一つの大きな木の下に腰を下ろして幹にもたれかかる
俺の中の綺麗な亮平を忘れないように、薄まらないように鮮明に画用紙に描きだす
あの日からアトリエに1人
俺が来る前の亮平はこんなにも静かな場所に1人でいたのか
心地はいいけどたまに寂しくなる
もっと早く出会えたら良かったのに
目黒 ) 、さぶ
風が冷たく体が冷えてきた
あとはアトリエで描こうと思いアトリエに戻るとなにやら数名の人がいた
こんな何もない山の上に珍しい
向井 ) いいやん!こんな広い草原の中で過ごすって!!
深澤 ) えーでも寂しくない?
渡辺 ) 寂しがり屋かよ笑笑
佐久間 ) 俺は動物さえいれば大丈夫かなー笑
岩本 ) でも1人はやっぱ寂しくない?
宮舘 ) まあ最低は2人欲しいよね笑
村上 ) 俺はみんなと一緒がいいー!笑
向井 ) なんやそれかわええな!!
目黒 ) …何かようですか?
佐久間 ) わわっ!!びっくりしたっ!
村上 ) んわ、すっごいいけめん
目黒 ) …、そこおれのアトリエですけど上がっていきます?
宮舘 ) えでも迷惑…
向井 ) え!いいんですか!!
渡辺 ) おい笑
目黒 ) ちょっと汚いですけど、笑
岩本 ) いや全然大丈夫ですっ、
目黒 ) ではどーぞ、笑
深澤 ) わ、すごいたくさんの絵
村上 ) 上手さが翔太くんと全然違う
渡辺 ) は?
宮舘 ) …この人しか描いてないんですか?
目黒 ) 、それは俺は恋人です
向井 ) へーっ、綺麗な人!!
岩本 ) 今はどこに?
目黒 ) 、他界してます
佐久間 ) んえ、
目黒 ) ここも前まで2人で住んでたんです笑
目黒 ) 2人でゆったりなたわいない話しして絵描いて
目黒 ) そこの草原で寝転んで2人でお昼寝して
目黒 ) 亮平が絵を描いている隣で気の幹にもたれて眠る
目黒 ) おれちょっと前に絵描き始めたんです。まだ全然上手くないんですけどね笑
渡辺 ) …綺麗な絵だと思いますよ、俺は
渡辺 ) 貴方が描いてる亮平さんとても綺麗です
渡辺 ) 亮平さんが描いた貴方はあるんですか?
向井 ) あ、それ俺も見たい!!
目黒 ) …いいですよ、俺も初めて見るんです笑
向井 ) えそうなんですか、?
目黒 ) 謎に勇気がでなくて笑
村上 ) じゃあ一緒にみましょう、
目黒 ) 、はい
スケッチブックを開くと久しぶりに見る亮平の絵
優しい線で描かれた綺麗な絵
懐かしい
一つぺーじをめくると俺の寝ている姿
描かれた記憶なんてもちろんない
亮平は絵を描いた日付を絶対書く
それを見れば20×× , 3 , 24
この日はなんとなく記憶がある
亮平の言った言葉が気になったから
“…俺の好きなもの”
目黒 ) …、
深澤 ) 亮平さん綺麗な絵ですね、…ってどうしたんですか、!?
目黒 ) え、?
岩本 ) 泣いてますけど、っ
目黒 ) いや、…ずっと気になってて、笑
目黒 ) この日描いた絵が今やっとわかったんです
目黒 ) 初めて会った時の亮平なにもかも諦めた顔してたからこれ見ておれ亮平にとって大きな存在になれてたんだなって、笑
向井 ) …お名前は?
目黒 ) 、目黒蓮です
向井 ) 彼女さんにはなんで呼ばれてたんですか?
目黒 ) …蓮って呼ばれてました
向井 ) じゃあ蓮くん
向井 ) 俺たちと一緒に住みません?
佐久間 ) えなにいってんの?
向井 ) 蓮くんも今あんま楽しくなさそうやし俺たちが笑わせてみます
向井 ) やしもっと亮平さんとの思い出や絵見せてください
宮舘 ) 、おれもそれ賛成です笑
目黒 ) …ちょうど人肌寂しかったんです
目黒 ) 喜んで笑
村上 ) 蓮くーん!また木の下にいる!
目黒 ) お気に入りの場所だから笑
渡辺 ) 今日寒いから早くアトリエ戻るぞ
目黒 ) はーい、…っ風強、
風が急に強く吹いて懐かしい声が緑の葉の揺れる音と一緒に聞こえる
優しい俺の大好きな人の声
一回深呼吸してからまた前に進む
今日も亮平を愛する日が続く。
フランボイル草原行ってみたい