史実あり 朝菊 誤字あると思う のりでやってます
星が四方八方に瞬き開いて、いやでも視界に入ってくるような夜だった。
上司の言葉に背いただけでなく、それを行動にまで移してしまったのは今夜が初めてだった
彼のような人に、自分は近づいていいのだろうか。 彼と私の、英国と日本国の共通点といえば、大陸から離れた島国だということ、それぐらいしか思いつかない。きっとあっても片手に収まるほどだろう。それでも私が今この煌めく夜中を年甲斐もなく走って、脳をフル回転させているのは彼と私の間に何かあったと思わざるをえないが、実に乏しく、彼とはまだ合ってまもなく、お互いのことをよく知らないような関係だった。こんな関係でも、彼はひとつの提案を持ってきてくれた。こんな私に。
‘俺と同盟をくんでくれないか?日本国。
彼の国は大航海時代には海賊として名を馳せ、多くの地を支配し、産業革命では先進をきった大国だ、そんな国が今私に同盟をもち出してくれていることに、国である私が、長く生き た私が1番熱くなってしまった。 日本は今、いづれあるロシアとの戦争に対しての対策として富国強兵を強め、まぁ、とにかくロシアに勝つことに熱烈になっていた。その反面、ロシアと戦争を起こすぐらいなら、協力関係になったほうが良いという意見もでていた。私はどちらかというと前者で、日清戦争に勝って、もう戦いを初めてしまったのにロシアとは協定を結びひるむというのが後味悪く思い それなら当たって砕ける方が国の子達にしても、国としてしても美しく報われる。という私の考えがあったからだ。国の私がそう思っているからといっても結局決断を下すのは上の子達であって私ではないためただの独り言のようなものだが 。 もともと、私は外国の方があまり好きではなかった。自分勝手で、言いたいことは言って人の気持ちは考えない。あの人たちは全てを狂わすイギリスさんは会った時に花束を持ってきてくれたピンクの薔薇と白いガーネット。上の子達は “日本に来る前に英国はドイツを尋ねていたそうです。祖国。きっとその花束も偽りのものですよ。” と言ったが私はそれは違うと反対をしめした。続けて “この花たちは萎れてはいません、それが何よりの証拠ですよ。普通、ドイツから私の元へくるまでに花はくたびれて萎れてしまうでしょう?” 彼にあって話を交わしたからこその考えだ。あの彼がそんな人の気を悪くするような真似をするようには思えなかった。家に入る時は靴を脱いでくれましたし、西洋とはちがう座り方にも対処してくださった。きっと勉強して来ていらっしゃったのでしょう。初めてだったからでしょうけど それに酷く感化されて私は、彼に狂わされてしまったのでしょう。だから今私は走っている。星の眩い夜に私たちは手を取り、有効を紡いだのです。
イギリス、さん、よかった。夜分遅くにすみません
日本。 ぁ なんでお前ロシアと…ゎ 別れの挨拶なんて聞きたくないからな!
そうじゃないんですよ!あれは、上司が勝手に行ったことなんです!私もいきなりのことでびっくりしてしまって…それで、いそいでイギリスさんのところにきたわけなんです
私は是非とも、イギリスさんと同盟が組みたいのです
お前がその気なら、明日にでも同盟をくもう
あの日のことはもう、本当に、この二言で全てが吹き消される程に、すべてなのです。
同盟は約20年後に解消されました。私はなによりも、直接彼に言われた事、それから彼が自分の意思の他に他国の意思も含めて話をしてきた事について、泣きたくなりました。同盟が終わる時はいつか来ると思っていました私たちは国だから。それも彼の国の意思であれば、認めざるをえないと他国の意思というのはアメリカさんのこと。アメリカさんは元々彼の植民地、彼もアメリカさんも、というか彼はアメリカさんに対してのヘタレ具合が高い。しょうがないというのでしょうかもう、私は、下を向くことしか出来なくて、それを彼がさせたのだと、いやアメリカさんがさせたのだと思うとどうしても醜い感情が湧いてしまってそんな自分にもはや笑ってしまいそうで、でも泣きそうで、結局は泣いてしまう、もう意味がわからないですね。それでもやはり私たちは国だから。また紡がなければいけませんね。また1000年紡ぎましょう。何があっても。
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