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「なあなあ! 俺たちの話が小説になるらしいぞ!」
「いやヒノト……もうなってるんだよ……。というか、もう一幕終わったんだぞ……!?」
「はァ!? “ブレイバーゲーム” ってタイトルなのに、全く試合した記憶ないんだけど!?」
「まあ、仲間集めに手こずるメンバーだもんな……。それに、この小説として、競技とは謳っているが、”試合” と言うよりも、“四人編成で戦う” を主軸として見せたい部分だからいいんじゃないか……?」
「まあそうか……。実際、王子のレオや魔族の女とは戦ったりしたもんな……」
「と言うわけで今回は、キャラクター紹介や細かな技の解説などなど、この俺リゲルとヒノトでしていきます!」
「なんでリゲルなんだ? アイツらは?」
「ヒノト……察してくれ……。まあ、現場に居合わせなかったから知らないのか……。俺は、Ep10で不穏な感じで終わるから、今後の出場率が落ちるんだよ!!(ネタバレ) だから今の内に、このテンションで喋り尽くさせてくれ!!」
「お、おう…………?」
「気を取り直して、最初は『ヒノト・グレイマン』だ! ほらほら、自己紹介だぞ! 俺も初めてヒノトの移動方法知った時は驚いたからなぁ。その辺、未だふわふわしてる人も多いと思うぞ!」
「うーん、俺の場合、父さんから剣術を習ってたんだよ。だから剣術はまあ、同世代よりかは自信ある。んで、『魔法が使えない中でどう戦うか』ってとこを、父さんから教えてもらったんだ」
「それで、『魔力はある』から、『魔力を暴発させる』ことで高速移動や跳躍を成していたんだよな?」
「そうそう、魔力自体はあるからな。でも、やっぱ魔法で張られたシールドや防御魔法の前では太刀打ち出来なかったんだ。魔物は『魔力を持ったモンスター』だから、魔法壁なんてないけど、”魔族” や “人間” は、しっかり魔法で防御壁を張ってくるからな……。今後の課題だ」
「はぁ……ヒノトはいつも前向きなのがすげぇな……。次に紹介するのは『グラム・ディオール』だ! 本人の希望で同い年みたいに接してるけど、二年生なんだよな!」
「ああ、グラムはホントにいい奴だ! 強面で黒髪のせいでリリムみたいな魔族に勘違いされて一年間孤立しちゃってたんだよな。普段無口だけど、仲間想いでいざって時にはちゃんと言ってくれる。嘘を吐かねぇ! やっぱ俺のパーティには必要不可欠な男だ!」
「そういうグラムは、俺と同じで平民の地位だから、魔力量は平均。ただ、ブレイバーゲームをやりたかったのは本当なんだろう。『攻撃魔法』も『防御魔法』も、どちらもバランス良く使える戦士だな! ただ、器用貧乏なだけあって、貴族院と違って “特化” はしてないんだよな」
「でもやっぱ、防御魔法使える奴が後ろに居てくれるとソードマンとしてはすげえ助かる! 心強い!」
「次に紹介するのは『リリム・サトゥヌシア』。まあ、話の主題でもあったから説明不要かと思うけど、人類の一番の敵とされた魔王の実の娘なんだよな……」
「幼かったリリムを、ただ生まれただけなのに殺すのは可哀想だ! ってことで、勇者パーティに拾われて、悪意がないことの証明、真相が見られる魔法診断の上で、人権を持って生活しているんだよな!」
「ヒノト……ホント、勇者のことに関しては情報通だな。それで、普通の学生としての人権は得ているけど、結局 “魔王の娘” というレッテルは変わらない。それに、リリム自身も『自分の関わったらいけない』って思い込んで、余計に人を引きつけなくしてたんだよな」
「俺も何回無視されたことか!」
「いや、お前のは厚意だろうが、確かに鬱陶しかったとは思うぞ……」
「でも、やっぱり魔王の娘なだけあって “闇魔法” を使ってたな! 魔族にしか使えない魔法!」
「確かに、実際に見ると凄かったな。基本、火は水に弱いとかって性質があるけど、特別、反属性に縛られない魔法って言ってもいいからな」
「これからアイツの支援下で戦えるのが楽しみだ!」
「ハハ……メインアタッカーが変わらないといいが……。次に紹介するのは『レオ・キルロンド』だ!」
「あれ? 次は俺のパーティメンバーのリオンじゃないのか?」
「まあ、流れ的にはそうだが、一幕のキーキャラクターはレオ様の方だったからな……」
「クッソ……アイツには敗けねぇ……!」
「と、この様にヒノトからライバル意識を持たれてる、キルロンド王国の王子にして、雷魔法を扱う神童と呼ばれているソードマンだな」
「雷魔法……羨ましいなクソォ……!」
「ここで補足だが、何故『雷魔法のソードマン』ってだけで、ここまで羨ましがられるかと言うと、かつての勇者や名を馳せたソードマンは、大体が『雷魔法』使いだったんだ。だから、王家でも、水属性で、ソードマンの気質もなかったリオン様は、次第に跡目に思われなくなった」
「でも、リオンの “水放銃魔法” も凄かったけどな。終盤で、レオ本人が斬らなければ、やっぱ王族の魔力なだけあって、あの二重のシールドも壊せてたんだろ?」
「うーん。そこは不確かだな。実際、貴族院と王族で差はあると言っても、二重に張られたシールドを破壊できたかは分からない。ただ、『破壊されない確証もない』のと、シンプルに、レオ様の『兄に見せつけてやる』みたいなものも働いたんじゃないか?」
「ってのが、『リオン・キルロンド』だな! レオの兄貴で水魔法を使うガンナー! 遠距離魔法を得意とするから中衛か後衛を任せられる!」
「リオン様の時だけ雑だな……」
「だって、終盤は少し真面目だったけど、基本チャラチャラしてんだもんな、アイツ」
「あともう少し、今回は話して行くぞ! レオ様や俺、リオン様の説明にも出た魔法なんだが、『炎○○魔法』とか『雷○剣』とか、特殊な魔法だな!」
「ああ……俺は魔法使えないから、その辺の知識全然ないんだよな……」
「ハハハ、あんま難しくないぞ。『炎○○魔法』とか、グラムの使う『岩防御魔法』みたいに、『岩魔法』の間に “防御” とか “放銃” って付くのは、『それに特化した魔法』ってことなんだ。『岩魔法のシールド』より、『岩防御魔法のシールド』の方が強固、みたいな解釈だな」
「け、剣術の方はなんなんだよ! 羨ましいぞ!!」
「剣術の方は、その人自身の剣術だったり、親や師匠から継いだ剣術だな。レオ様の『雷鳴剣術魔法』、略して『雷鳴剣』は、たぶんレオ様が開発したんだろうな」
「剣術魔法だから……剣撃に特化した魔法、ってことか。やっぱ羨ましいなぁ……。魔族の結界魔法とかも、レオだったら破壊できてたのかなぁ……」
「ハハ、それはやってみないと分からないけどな。まあでも、卓越した魔法攻撃に変わりはないな。それから、最後に出てきた “岩共鳴” ってやつ」
「ああ! それなら知ってる! 勇者パーティも似たようなことしてた!」
「俺は逆に勇者パーティの方を知らないんだが……。まあ基本、“原神” というゲームに準えてるぞ! この小説は原神を始める友人に書いてる小説だからな! まあ、武器種や職業が全然違って、丸っ切り同じではないから、そこは勘違いしないように注意だな!」
「じゃあ勇者パーティの共鳴の説明はまた今度にしてやるよ……。終盤、レオが出してた “岩共鳴” だな。レオが出してたって言ったけど、アイツのパーティメンバーの力ってのが正しい。『別々の奴から出される “岩魔法” と “岩魔法” が合わさった時』に、”岩共鳴” ってのが起きる。他にも、『炎・水・氷・雷・風』色々 “共鳴” はあるけど、岩共鳴は二重シールドってだけで堅いのに、更に硬くするバフみたいな効果だったな。しかも、岩共鳴でシールドが張られている内はレオの攻撃力も上がる。そこまで緻密に計算して、アイツはメンバーを絞ってたんだよな」
「そこが、神童と呼ばれるレオ様の所以かもな。実際、レオ様一人に対して足元にも及ばなかった」
「お前が言うな!」
「いや、俺は自分の『炎魔剣』で、一度だけレオ様の剣を相殺させたからな」
「そうだ……! お前、そんな技があったのに今まで尻込みしやがって! 詳細を教えろよ!」
「まあまあ、それはこれからの物語で。それじゃあ、二幕目も張り切っていこう!」
――
*職業一覧
ソードマン:剣士
シールダー:盾士
ガンナー :銃士
ウォーリアー:重装士(上位職)
ファイター :拳闘士
クレリック :神聖の魔法使い(上位職)
*簡易キャラ紹介
ヒノト・グレイマン(16歳):ソードマン
リゲル・スコーン(16歳):ソードマン / 炎
グラム・ディオール(17歳):シールダー / 岩
リリム・サトゥヌシア(16歳):? / 闇
リオン・キルロンド(18歳):ガンナー / 水
レオ・キルロンド(16歳):ソードマン / 雷
シグマ・マスタング(17歳):シールダー / 岩
ファイ・ソルファ(16歳):ヒーラー / 岩
ルーク:? / ?
ラグナ・キルロンド:ファイター / 氷
ラス・グレイマン:ウォーリアー / 氷
シルヴァ・ディスティア:シールダー / 水
ミネルヴァ・アトランジェ:クレリック / 風
*魔族: “闇魔法” を扱う。『結界魔法』も闇魔法の防御魔法に当たる特殊な魔法。