今日はちょっとした日だった。
俊哉とのことが気になって、どうしても話したくて、メールを送ってみた。
「今度、一緒に遊びに行こうよ。」
送った瞬間、少しドキドキして手が震えた。だって、俊哉に対しては、あたしの気持ちがどんどん大きくなっているのを感じるから、どうしても正直になりたかった。
でも、送った後はちょっとだけ不安になった。
もし断られたらどうしよう?って。
でも、俊哉はすぐに返信をくれた。
「いいよ、いつがいい?」
その瞬間、あたしの胸は跳ね上がった。
「えっ、ほんとに!?」って、思わず声を出してしまいそうになったけど、必死で我慢した。
「じゃあ、来週の土曜日、どうかな?」って返信した。
俊哉から「OK!」って返事が来た瞬間、あたしはもう嬉しくてたまらなかった。
その後、あたしは友達と遊ぶ予定があったけど、俊哉との約束を思い出してはニヤニヤしていた。
「どうしたの、有紗?なんか嬉しそうだね。」
友達に言われて、あたしは慌てて顔を隠した。
「ううん、なんでもないよ。」
でも、内心ではずっとそのことが頭から離れなくて、何度も何度もメールのやり取りを確認したりしていた。
そして、土曜日がやってきた。
約束の時間、俊哉と待ち合わせの場所で会うと、彼はいつもと変わらない笑顔で「あ、やっと会えたね。」って言ってくれた。
その笑顔を見るだけで、あたしの心はあったかくなった。
「うん、楽しみにしてたんだ。」
あたしは少し照れくさくて、視線を逸らしてしまったけど、俊哉は気にした様子もなく、普通に話しかけてくれた。
「どこ行きたい?有紗の好きなところでいいよ。」
その一言が、すごく嬉しくて、あたしはニコニコしながら言った。
「じゃあ、映画とか行きたいな。」
「映画か、いいね。何観る?」
「ホラー系かな!」
俊哉は少し驚いた顔をしたけど、すぐに笑って「面白そうだね。」って言ってくれた。
一緒に映画を観るだけで、あたしの心はもう満たされていた。
映画が終わった後、二人でカフェに寄った。
「やっぱり、映画っていいね。」
「うん、すっごく楽しかった!」
でも、あたしの心の中では、もっと気になることがあった。
それは、俊哉があたしに対してどう思ってるのかってこと。
「ねぇ、俊哉…あたし、これからもっと一緒にいろんなところ行きたいな。」
その言葉を口にした瞬間、俊哉はちょっとだけ驚いた顔をしたけど、すぐに優しく笑った。
「もちろん、俺も。これからも一緒にいろんなところに行こう。」
その言葉を聞いた瞬間、あたしは胸がドキドキして、幸せな気持ちでいっぱいになった。
家に帰る途中、あたしはその日一日を振り返っていた。
俊哉と過ごした時間が、すごく楽しくて、嬉しくて、これからももっと一緒にいたいって思う。
でも、まだまだ自分の気持ちに自信がなくて、どうすればいいのか迷ってしまうこともある。
でも、俊哉と一緒にいることで、少しずつその気持ちがわかってきた気がする。
あたしの恋は、少しずつ形になってきているのかな?
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