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R18
パクリ❌
凛潔
♡、コメ、フォロー待ってるよ
「んっ…あッ…ん…うぁ、ん…」
「起きたか。」
この声は…
「陛下…?」
なんで?どうしてここに?それになんだ。後方から伝わるこの…異物感は…
「状況が理解できていないようだな。ほら…ここ、触ってみろ」
そう言って手を掴まれ、触らされた場所は、自分の尻の縁。
その横には、なんとも生暖かい感触がする。
……
何があったのかわからない。
ただこの感じたことのない快楽は、忘れ難いものである。
自分の先走りと、お腹のナカから感じる陛下の魔力で何が起こったのかあらかた想像はできるが、
理解が追いつかない。
俺はこうなった経緯を快楽に侵食されている頭で考えることにした。
***
俺の名前は、「ヨイチ・サルディア・グレイス」
魔道王朝サルディア帝国の大公である。
大公と言う名の爵位は、貴族の中の最上級に位置する、
一代限りの爵位であり、王弟殿下に与えられるものである。
私が生まれた時の話をしよう。
俺の父である先々代国王「レイモンド・サルディア・フィガルタ」には、愛した女が1人いた。
それが、俺の母。正妃 「グレイス・サルディア・タルディア」
そんな先々代と正妃の間で最後に生まれたのが俺。第二王子 「ヨイチ・サルディア・グレイス」である。
そんな父も俺が5歳の時、余生を真っ当に生きて亡くなり、母もそれを追うように衰弱死。
両親という後ろ盾が亡くなった俺が、
15歳も年上の兄上の意思関係なく、第一王子派閥に抹消される事は明らかだった。
そんな俺を不憫に思ったのか、先代国王 「ルーク・サルディア・グレイス」は、たった齢5歳の俺に大公という爵位を与え、自ら後ろ盾となってくれた。
それが、帝国暦1876年のことであった。
それから2年後に、兄上の第一子である「サエ・サルディア・フェリシア」第一王子殿下が誕生
そのまた2年後に、今度は第二子である**「リン・サルディア・フェリシア」第二王子殿下**が誕生された。
なんともおめでたいことだった。
だが、立て続けに子を産んだフェリシア妃は、先代王妃と同じく衰弱死され、国王は深い悲しみに襲われ、病に臥せってしまった。
帝国暦1888年のことである。
齢たった10歳の第一王子が、病に臥せっている父に変わり戦場に出て戦死。
それを追うように、王も死去された。
残された、たった8歳の第二王子殿下を新しい太陽とし、
摂政には先代王弟である、大公「ヨイチ・サルディア・グレイス」がついた。(17歳)
そう…誓った。
今思えばそれが間違いだったのかもしれない。
「私が陛下をお支えいたします。決して…1人にはさせません。」
「大公……絶対に俺を1人にはさせない?」
「はい…させません」
「俺のこと嫌いにならない…?裏切らない?何があっても?」
「何があっても嫌いになりませんし、裏切りなんてしませんよ。」
心配はいらなかった。
陛下は、8歳とは思えぬほどの君主の器を見せたお方だったからだ。
ただ…子供っぽい一面を残っていたようで、
寝る時は一緒に寝てくれというので、寝室は同じだった。
***
摂政の位を返上し、陛下も大きくなられて18歳の頃。
私に、お母様の出身地であるサクラノミヤ王国の王室から、伝令が届いた。
その内容は簡潔に言えば…
「王位継承権を持つ、ヨイチ・サクラノミヤ・グレイス王子殿下を陛下に迎えたい」
という内容だった。
とうとう、サクラノミヤ先代国王が崩御され、継承権を持つものがいないサクラノミヤでは、次の王を決めるのは国家問題だった。
そこで、唯一継承権を持つ俺に白羽の矢が立ったらしい。
「つきましては、早急にご帰還頂きたく申し上げます」
これが最後の一文だ。
「これは…早急に大公の爵位を返上しなければ…」
そう言って、王宮の私室から陛下のいらっしゃる執務室へと足を運ぶ。
「陛下。失礼致します」
そう言って、執務室に足を踏み入れると…
「大公か…どうした?」
そう書類に目を向けながら、陛下が仰る
公務に追われている陛下に申し訳ないと思いながら、用件を伝える。
「『ヨイチ・サルディア・グレイス』は本日を保ちまして、大公の爵位を返上させて頂きたく存じます。」
「は…?」
陛下がペンを走らせるのをやめる。
「どういう意味だ?大公…ここを出ていくのか…?」
「はい。実は、私の母の生まれであるサクラn」
「なぜだ…どうして…大公は…ヨイチは、俺と一緒にいてくれるって言った!俺をッ!裏切らないって…言ったんだ!」
「どうして?俺の何がいけなかった?愛が足りなかった?望む働きをできなかった?なんで?ナンデ?俺…何か悪いことした…?」
「陛下ッ!!」
「っ…」
「お気を確かに」
「あぁ…取り乱してすまなかった。」
「いえ…」
「発言をお許しください」
「私の母の生まれである、サクラノミヤ王国から書状が届きまして…」
「『ヨイチ・サクラノミヤ・グレイス』を新たなる太陽として…」
陛下は、書状に目を通すにつれて、険悪な表情へと様変わりする
そして遂に発せられた言葉は、
「却下だ。その願いを通すことはできない。分かったら戻れ。」
「ですが…」
俺は反論しようとする。すると…陛下は苦虫を噛み潰したような顔で告げる
俺は、その言葉に反論した。
「『凛』ッ!!その言葉は軽々しく使って良いものではない!!民の上に立つ者の責務。其方なら嫌と言う程分かっているだろう!私は…其方に賢明な判断を求める。」
陛下は、固まっていた。
そして、俺に一言だけを告げた。
陛下に想いが伝わった。
そう思った。
***
だが、俺を迎えに来たサクラノミヤ王国使節団と帰路についている時…
「世一様!!後ろから追手が!!」
どこの追手だ…あれは…くそッ!暗くてよく見えない…
「皆さん。私から離れないでください!サクラノミヤはすぐそこです!」
そう皆を鼓舞して馬を走らせるが、行動に出るのが遅かった。
すぐに追いつかれ、使節団の皆は斬られ、俺は、ハンカチで口を覆われた。
何か睡眠薬の類を染み込ませてあったのだろう。
瞼がすぐに重くなる。
意識が途切れるその瞬間。見えたのは、
魔道王朝サルディア王族直属部隊ロイヤル・ナイツの紋章だった。
***
「思い出したようだな。その間に…空イキを何度もするとは…なんて愛らしい…」
「…ッ!陛下…」
「どうですか?久しぶりに会えた甥を見た感想は」
「ッ…いい加減にッ…んぁ、してください…へいか」
「…凛とは、呼んでくれないのか?世一」
「んっ…いい、加減にしろ…」
To be continued しちゃったりとかしなかったりとかするかもしれなくもない。