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「これは私が、貴方を見守っている星々から聞いたお話です。
ある人は、いつも、幸運を、幸せを求めていました。
その人は、いつも疲れていました。
あれもしなきゃ。
これもしなきゃ。
そんな思いで、幸せが欲しい。といつも心の何処かで願っていました。
幸せって、きっと、もっと、楽しくて、毎日がキラキラと輝いて見えると、そう信じて、いつも幸せを求めてさまよっていました。
いつもの帰り道、どこからか、楽しそうな歌声が聞こえてきました。
「ラーランラ〜」
この歌を歌っているのは誰かと、あたりを見回すと、そこには星々が居ました。
その人は、随分と可愛らしい歌を歌うんだな、と思い、何と無く、下を向きました。
そこには、夕陽に照らされている四つ葉のクローバーがありました。
嬉しいなぁ。
その人が感じた感情はただそれだけです。
ですが、それがどうしょうもなく嬉しくて、
“幸せだ”
と感じたのです。
「足元に咲く一輪の花も、朝日の輝きも、君の周りにはたくさんの美しいものが、幸せになれるものがあるんだよ」
一番星がそう話しかけているような気がしました。
幸せって、難しいですよね。
生きていても、誰にも求められない、必要とされない、辛いことばかり。
そんなふうに思っていると、小さな幸せでさえもわからなくなり、やがて、皆が幸せだ、と言っているものでさえ、幸せなのか怪しくなってしまう。
一輪の花を見つけたって、幸せじゃないですか。ラッキーじゃないですか。
私は、こうして物語を書くことも、貴方方に話せるのも、とても尊く、幸せだと思いたいです。
皆さんの幸せって何ですか?
小さなものでも良いです。
よろしければ、お教え下さい。」