ノベル2本目も体調不良書く私はよほど体調不良お好きなんですね~
目線→「」その他→『』
兄弟パロ/百蒼
過呼吸、嘔吐表現注意
紫→社会人
赫→大学生
百→高校生
蒼→高校生
橙→中学生
黈→〃
蒼side
「おに、ちゃ…には分かんな、い!!」
赫side
そろそろ外が明るくなる5時
「誰かいるっ、?」
とりま電気つけるか
カチッ
「ころちゃん…?」
蒼『へっ、ぁりぬに…』
「それ、(吸引器)吸ったの?」
蒼『…』
「熱測ってみよ」
蒼『…いや』
蒼『全然元気だし』
蒼『学校行くから』
「学校で苦しくなったらどうすんの」
蒼『…その時は考えるから』
「その時じゃ遅いから言ってんの!!」
蒼『…りぬにぃなら…』
蒼『分かってくれると思ったのに』
「今は関係ないでしょ?」
蒼『うるさいッッ!!!』
パチンッ!!
「ッ…へ、?」(震
蒼『それ…以上言わない、で』(低音
百『は?』
「ころちゃ…が…ッッ」ポロポロ
「叩いて…ッ」ポロポロ
百『ころん?』
蒼『ッ…』
百『黙ってちゃダメだろ』
百『答えろ、なんで叩いたんだ』
蒼『ごめんなさい』ボソッ
タッタッタッタッ
百『莉犬、大丈夫か』
「こわ、かった…ッ」ポロポロ
紫『莉犬くん?』
「なな、にぃ」ポロポロ
紫『どしたの…』サスサス
蒼side
莉犬にぃに叩いて逃げてきた
2階にあるトイレ
「あ、…ひゅ…ッ」
少し荒い息で鍵を設置する
「でき、た…ッかひゅ…」
吸引器持ってきてたら良かったなと思うけど
もう遅い
今更取りに行ったところでさとにぃにも莉犬にぃにも
ななにぃにも見つかる
今日は学校がないからゆっくり休めばいいだけ。
明日から…楽しんで学校生活を送るために
「ッ”、かひゅ…げほっッッ」トントン
百side
莉犬からの話にイラついた俺
なんで叩いたのか、そこが分からない
赫『ころちゃんが…ッ、あのね?』ポロポロ
紫『うん…』サスサス
莉犬がこんなにも怖がってるのは
俺が反抗期に入ってガチトーンで怒鳴った時くらい
…いや、あの時より怖がってるかもしれない
赫『悪意があるんじゃ、なくて…!』ポロポロ
「悪意100あるだろ」
赫『ちが、くて…』ポロポロ
紫『ゆっくりでいいからね』ニコッ
赫『ころちゃん…体調悪そうだったから…ッ』ポロポロ
赫『声も出せなかったんだと…思う』ポロポロ
確かに。
ころんは人に、兄弟にはもっと手を出すような人じゃない
赫『朝も吸引器吸ってたから…』ポロポロ
すでにしんどかったのかもしれない
紫『そっか』ニコッ
紫『教えてくれてありがとう』
紫『さとみくん、ころちゃん呼びに行くよ』
「うん」
蒼side
「は…ッかひゅ」ポロポロ
僕は最低なんだ
莉犬にぃを叩いて逃げてきて籠る
…学校に行きたいがために
紫『ころちゃ〜ん!!』コンコン
紫『開けて〜!』
百『早く出て来い』
百『お前が体調悪いのも全部わかってっから』
「…、や…ッ」
紫『そっか』
百『後で莉犬に謝れよ』
「ぅ”ッ…は、ひゅ」ポロポロ
百side
「…なぁ」
「そろそろ無理やりにでも来させた方が良くね」
「あいつ、結構しんどそうだったけど」
紫『確かにねぇ…』
紫『行ってみるか』
「ころ〜ん?」
蒼『…』
「ころん…?」
紫『ころちゃん?!』
「ななにぃ」
「それ十円玉で開けれる」
紫『わ、分かった…』
紫『開けるね…?』
ガチャ
「ころん、…」
蒼『ぁ、ッ…はあ、かひゅ』ポロポロ
蒼『んぐッ…』ポロポロ
蒼『おぇ”ッッ…』ポロポロ
紫『さとちゃん袋』
紫『あと救急車呼んで』
「お、おう…」
気がつくと俺は
ななにぃと一緒に救急車に乗っていた
「ころん…」(手繋
蒼『…さと、に…』ポロポロ
「ぇあ…ころ…」
紫side
蒼『さと、に…』ポロポロ
百『ぇあ…ころ…』
さとみくんも相当怖いだろう
ころちゃんがこんな風に酷くなることは数年に1回程度
その数年が今年来た
最近は俺たちに頼ってくれてたのになぁ…
相当学校行きたかったのかな…
蒼side
見慣れた天井、体に繋がれた線。
口に付けられた酸素マスク
あー…病院か。
医『お、起きた?』
医『大丈夫かな?』
「そこそこ、…元気な方ではあります」
医『そっか』ニコッ
医『お兄さん達呼ぶね?』
赫『ころちゃぁぁん…!!』ポロポロ
赫『心配したんだからね?!』ポロポロ
「りいぬ…にぃ、」
黈『…ぐすっ』
橙『るぅちゃん…』サスサス
百『…』
紫『ころちゃん…』
すんごい泣く莉犬にぃ
心配して泣くるぅとくん
それを優しく見守るジェルくん
ずっと無言のさとにぃ
心配そうな顔をするななにぃ
ごめんなさい
「ごめんなさい」
「こんなころんでごめんなさい」
口に出すほど涙が止まらない
「体弱いからなにもできないし」ポロポロ
「迷惑だし?笑」ポロポロ
百『あほか』
「え?」ポロポロ
百『誰が迷惑なんて言ったんだ?』
百『誰も思ってねぇよ』
「さとにぃ…」ポロポロ
蒼side
百『遅れるぞ〜』
「え!!まってー!!!」
紫『行ってらっしゃい笑』
赫『しんどくなったらさとみくんに言うんだぞ〜?』
「うん!!」ニコッ
百『遅せぇよ』
ひょいっ
「え…、///」
黈『…』
橙『るぅちゃん見ちゃあかんで、あれはな?うん』
新学期
学校が始まった時
誰かさんのことが大好きになりました
「さとにぃ、?」
百『ん?』
ちゅっ、!!
「ありがと」ニコッ
それは誰かって?
それはひーみーつ!!笑
コメント
12件
秘密にしきれてないよ!!!あんたねぇ!!!弟軍にバレとるやないかい!!!!かわいいな
ころんさん好きな人バレバレですよ 内緒って言われてもさすがにわかちゃいます(笑)