こんちゃ。
さて、今回は吾輩の推し、大輝くんの過去を書いていきます。
〜登場人物〜
永山大輝(ながやまだいき):現在中学1年生
海寺空(うみでらそら):現在中学1年生
江川伊織(えがわいおり):現在中学2年生
浜路翔(はまじしょう):現在中学2年生
…息苦しい。
「それではホームルームを終わりにしまーす」
「今日も一日頑張ってください」
さっきまで先生が話していたことが頭に全く残っていない。
覚えていることとしたら今日の数学でグループワークをすることぐらいか…。
窓際の席で考える。
どうしよう…今日学校サボろうかな、と。
学校だるいし、最近友達関係上手くいってないし。
無視されたり、机に落書きされたり。プリント回ってこなかったり。
絵描いてるのと、同性愛者だからかな…
「ねね、空」
空は僕の幼馴染。
普段は静かだけどノリがいいからそこが好き。
重度の腐男子。
「ん?」
「今日さ、サボろうと思うんよ。」
「いいじゃん。屋上?」
屋上は誰もいないし、静かだし景色が綺麗で絵が進む。
「そう。今日初めて行こうかなって。」
「お、行ってらっしゃい。僕も後から行く。」
真面目な空が授業サボるとは…
鞄からスケッチブックと筆箱を取り出す。
階段を登っている最中、予鈴が聞こえた。まぁサボるからいいか。
階段を登り続けて、屋上のドアを開ける。
「はぁ〜〜…」
「空気がおいしぇ…」
海が見えるところまで行き、絵を描き始める。
ざっと30分。線画が描けてきた。
「あ、誰かいる。」
「ほんとだ。中1?」
一人は白髪に黄色のメッシュが入っている男子。
もう一人は血が滲んだ包帯を頭に巻いてる男子。
中2のバッジが付いている。ってことは中2の先輩だ。
「えっと、サボりに来ました。中1の永山大輝です」
我ながら上手く挨拶できた。
「自己紹介されちゃった〜俺もしないと」
「俺は江川伊織。色々あって横にいる浜路翔と屋上にいつもいる。」
「いつもね〜…」
「るっせぇ…w」
「で、大輝くんはなんでここに?」
優しそうな浜路先輩。
その後ろで仏頂面の江川先輩。
「えっと…授業がだるいのと友達関係が大変で…」
「僕と同じだねっ〜!」
「少しは黙れねぇのかよ…翔は声のバランスが調節できねぇからな、ごめんな」
「はぁ〜…」
「じゃあ、俺たち反対側にいるな。」
「あ、あと敬語はいいよー。」
「そ、そうですか…じゃあ…」
なんだったんだ…あの人たち。
てかあっけないな。
ま、絵描こ。
11時頃。
「ね。」
あ、浜路先輩。
「えっと…?」
「何かあったら、言ってね。」
「?」
「俺が察するに君、友人関係なんかあったっしょ。」
なぜわかったんだぁぁぁぁ!?!?
「俺もそうだったけど、伊織に全部話したよ。」
「そしたら、あら不思議!心が軽くなりました〜!!」
…常にこの人ハイテンションやな
主<こんな生活が毎日続いて、一週間経った頃…
ホームルームだけ受けて、そのあとは屋上という生活がずっと続いていた。
でも。
その楽しかった生活は一瞬で終わった。
あいつのせいで。
あいつが。
僕のことをいじめていたグループの主犯が空を屋上で殴ったから。
「屋上で暴力があったため、屋上は使用禁止になりました。」
いじめっ子たちがこちらを見ている感じがする。
……まじか。
許せない。二つの意味で。
空を殴ったのと、屋上が使えなくなったこと。
「なぁ空。」
「ん?」
頬に絆創膏と、額に包帯が貼ってある。反射的に浜路先輩を思い出した。
「お前さ、なんで殴られたん?」
「んー」
「教えろよ〜」
「えーやだ。」
「おーしーえーろー」
ガチで。教えろ。
「色々聞かれたんだよね。君の生まれの話とか。」
「教えたくなかったから言わなかったら、殴られただけ。」
「僕のせいじゃん…」
「ま、でもいいよ。僕スリル好きだし。」
あ、そうなの。
「それなら…」
「で、大輝はどうするの?」
「屋上もう開いてないし、このままじゃいじめっ子たちとまた一緒になるよ。」
答えは一つに決まっていた。
「僕、学校行かないよ。」
「…うん。」
「逃げたんじゃなくて、抜け出しただけ。」
「…ん。」
学校から抜け出して1週間。
息がしやすくなった気がする。
江川先輩や浜路先輩とかとよく勉強したりゲームをする日々。悪くない。
しかも、敬語を使わなくなくてもいいと言われてたから、敬語を使わなくなってきた。まずいなこりゃ。
しかも、江川先輩のお姉さんの江川光流さんとも仲良くなった。
誰になんと言われようとこうやって生きていく。
なぜならこれが僕の生き方だから。
生き方を否定する権利は誰にもない、そう僕は思ってる。
人をいじめる権利も誰にもない、そうとも思ってる。
じゃあ、またいつか。
主ですわ。
疲れました。
これ1時間で書いたよ。えらいっしょ。誰か褒めてヨシヨシして…(きしょいぞお前)
なぜかクロノスタシスとワタリドリ聞いてたら書いてました。(?)
これからもこれ書こうかなw
じゃね。
コメント
30件