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【参加型】吉田武史、再び闇へ

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【参加型】吉田武史、再び闇へ

第27話 - 第22話　ありがとう

145

2025年02月25日

#一次創作

#SUBくん

#参加型

#さんかがたぼしゅう

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ライアが倒れ、痛みに悶える中、雨宮京介はその様子を静かに見守っていた。彼の視線は冷徹で、どこか不気味なほどに感情を表に出さない。

「兄貴……。」

ライアは震える声で、そう呼んだ。どこか甘えが混じっていた。異常なまでに冷静なライアが、脆弱な少年のように見える。

雨宮は無言で立ち尽くし、ライアを確認していた。そして、彼が動き出したとき、その表情は無関心なものに変わっていた。

「バカだな。勝手に傷ついて。」

彼はそう呟くと、ライアの頭に手を伸ばす。その手がライアの脳に触れる瞬間、発動した。雨宮の手のひらから静かな波動が広がり、脳を治癒した。

「これで少しは楽になる。」

ライアの体が震えながらも、徐々に痛みが和らぎ、汗が引いていく。そのとき、彼の顔は安堵の表情が浮かび上がった。

「ありがとう、兄貴……。」

ライア素直に口にした。彼の目は、冷徹さを完全に失い、完全に依存しているような様子だった。その脆さが、逆に雨宮を魅了していた。

雨宮はライアに冷ややかな目を向けると、口元に笑みを浮かべた。しかしその笑顔には、温かさはない。

「…そうだ、兄貴。お前がいなきゃ、俺はダメだ。」

ライアは子供のように弱さを見せ、雨宮にすがりついた。その依存的な態度は、まるで全てを支配されていることに心地よさを感じているかだった。

雨宮は目を閉じ、深く息を吐いた。自分の力を使うことが、ある意味快感でもあった。ライアを支配し、彼のすべてを自分の手の中に握りしめる感覚。

「ならば、もっと依存してもらおう。」

雨宮は無表情で告げ、ライアの脳に手を伸ばした。その瞬間、ライアは彼に囚われ、心と体が次第に彼の支配下に入っていった。

「兄貴、俺は…あんたのものだ。」

その言葉を聞いた瞬間、雨宮は微笑みを浮かべた。彼が求めていたのは完全な支配。ライアがすべてを捧げ、依存し続けること。その関係が、彼にとっては理想そのものだった。

つづく。