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Red sun。

第2話 - 𝑬𝒑𝒊𝒔𝒐𝒅𝒆₁＿

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2024年10月05日

#二次創作

#ブルーロック

#夢ルーロック

#bll

#女夢主

#馬狼照英

︎︎︎︎︎︎︎

あの後、亜紀はあの男に”私がマネージャーをすること”を伝えに行ってくれた。

亜紀が言うには『絶対遅れんじゃねぇぞ』とのことらしい。

今日の放課後早速マネ活動開始！！私は自分で思っているよりもやる気になっていた。

放課後【部室】

「だから言ったよな、遅れんなって」

や゛らかした゛…。先に集合場所教えてもらうんだったーーーー！！！

グラウンドだと思って走って行ったのに20分経っても何故か野球部しかこなくて…とりあえず部室に逃げ込んだら今にも噴火しそうな怒りで満ち溢れているあの男と他の部員達がいた。

「チッ。チビはチビなりに努力しろよクソが」

「すみません…集合グラウンドだと思っていて…。」

「お前が初日だから部室で待ってやってたんだよ」

「すみません…。」

だめだ『すみません』しか言えない…すみませんbot化するよーー…ここは改めて自己紹介するべき、！！

「皆さん本当にすみません。1年4組篤川瑞稀です。初めてのマネージャーなので至らぬ点があると思いますが、みなさんよろしくお願いします！」

ペコッと頭を下げると皆さんは暖かい拍手で迎えてくれて『よろしくね〜』『えかわいくね？』

『サボれたから遅れてきてくれてありがたいわ』など色んな言葉が聞こえてきた。

「おい、クソチビ」

「はっはい！！」

ひぇ、チビからクソチビに進化してる最悪だ

「受け取れ」

ポンッと渡されたファイルの中には”部員表”“マネージャーの仕事内容”“部活予定表”などが、分かりやすくまとめられていた。特に”サッカールール”といった初心者マネのための紙まで…。

「ありがとうございますっ！頑張ります！」

「どこまで耐えれるか見物だな。よし、お前ら練習すんぞ！」

そう言い放ってグラウンドへ走り出し、他の部員もそれに続き走り出した。

とりあえずさっき渡された紙をちゃんと見よう…！

【部員表】

部長:馬狼照英（ばろうしょうえい）

副部長:~~~…

部員:~~~…

あの人が、馬狼照英…か。

グラウンド

とりあえず…マネ初日は見学するだけで良いみたい。

「高橋パス！」「カウンター！」「戻れ！！」

真剣に熱心に、サッカーという競技に打ち込んでいる部員のみんなを見ていると凄く幸せな気持ちになった。なんでなのかは分かんないけど…私がこの人達をサポートすることがとてもやり甲斐を感じれそうな気がした。

普通の部員、普通の部活……そう思っていたと思う。

だけどこの瞬間にその考えは塗り替えられた。

𓏲𓇢 𓂃𓈒𓏸︎︎︎︎ 𓏲𓇢𓂅

へっ……？いきなり身が震えた。

だって、圧倒的におかしいスピードで、技術で、突進力で…フィールドを制している人物が現れたから。

味方のボールも奪い自分のものにし自分のゴールへと導く…… “馬狼照英”は、異次元だ。

私はこの瞬間あの人に惹き込まれた気がした。

1時間半後【グラウンド】

「お疲れ様でした！！」と部員全員の声が響いた。

私はこの1日でサッカーというものに興味を持ちマネージャーの仕事をやり遂げたい…そう決心した。たった1日でそう思うって結構私ちょろいかもしれない！！！

部員がのそのそと帰っていく中「おい、お前こっち来い」と馬狼さんに呼び止められた。

何かを渡され

「それ書いて明日までに俺に提出しろ」

と言われた。

渡されたものは日記帳で、中を見てみると”部活の日記”みたいなものだった。

「これ何書けばいいんですかね…？」

「あ゛？自分で考えろ能なし」

そのまま馬狼さんは1人で部室へと戻って行った。

やっぱこの人クソだ。クソ先輩だ。

このまま変なこと日記に書いちゃっても嫌だし…てか何書けばいいか分かんないし！！今日のことほとんど忘れてるしー！！

「はぁ、」

行くしか…ないよね…

部室

ｺﾝｺﾝと扉を鳴らし「失礼します」と声に出した。

もちろん扉の向こうから反応はない。

だけど扉を開けると中にいる馬狼さんと目が合い、馬狼さんははぁと溜息をこぼして

「自分で考えろっつってんだろが」と言い放った。

「自分で…考えます。けど少し先輩のアドバイスも欲しいんです。ここで日記書いてもいいですか？」

「ぎゃーぎゃー吠えんな。俺は何も助けねぇぞ」

…え？

それって、ここで日記書いていいってこと！？

私が呆気に取られていると「なに突っ立ってんだよ、早く座れ」と促された。

「っはい！！」

優しいのか優しくないのかよく分かんないなぁ…笑

だめだ、全然進まない。

馬狼さんは馬狼さんで何かしてるみたいだし…。

助けないって言われたのもあって質問しずらいなぁ…。

「チビ、まだ終わんねえのか」

「へっ！！？」

びっくりした…あっちからアクションくるなんて思わないじゃん！！

「ぜんっぜん進んでないです…」

私が正直に答えると「チッ、こっちこい」と言われ、素直に馬狼さんの元へ行くと丁寧に書き方を教えてくれた。ただ至近距離すぎて普通に心臓バックバクなんだけど！！

「わかったか、能なし」

「はい！！ほんとありがとうございます！」

思ったより凄く分かりやすい説明で助かった〜

意外と頼りがいあるのかも…！

教えてもらってからはスラスラと日記を書くことができ、すぐに書き終わった。

「先輩！できましたー！！」‎ドヤ顔で見せに行ったのにも関わらず「そこに置いとけ」と一言で片付けられた。

でも結構…居心地よかった…

もっと馬狼先輩のことを知りたい。なぜだかそう思ってしまった。

「明日も、ここで日記書いていいですか？」

「知るか。好きにしろ」

「ふふっありがとうございます！」

「また明日もお願いします！！」

馬狼先輩はこっちを1回もみずに返答もしてくれなかったけど…私はそれでもよかった。

これから少しずつ仲良くなりたいな…

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