やん「〜でさー」
…全然話の内容入ってこない
まあこいつの話とかどうでもいいから聞かなくていいんだけどさ
…貧血…かなあ…
前貰った時そんなに飲まなかったかな…
でもなかむ今体調崩してるのにそんな時に血貰うの良くないし…
…しんどい
やん「…」
「…っ、いた…」
…は?
なにしてんのこいつ、
口の中を思いっきりかみ、血を出していた
やん「キスすることになるけど、血はあげれるよ」
「はい」
そういいこいつは俺の方へ近づき口を開けた
ゴク
っ、だめ…
なかむの血しか飲まないって約束したんだ。
他の人の血を飲んじゃダメ…
飲んじゃダメって分かってるのに…
元々こいつの血は甘くて美味しそうで匂いが濃かった
血が足りてなかった僕にはもう我慢できなかった
チュ
やん「んむっ、」
ジュルジュル
僕は沢山吸って血を飲んでいた
やん「はっ、まって…」
ぶる「…ヂュルチュ」
…美味しい…
なかむの血は吸血鬼も混じっているから美味しくなかった
純人間の血はこんなにも美味しいのかと感動した
…もっと、もっと欲しい…
やん「〜っ…!すとっぷ!!」グイ
ぶる「!?」
やん「はっ、はぁ、はぁ、」
…っ、!
ど、どうしよう。飲んじゃった飲んじゃった。
なかむと約束したのに…!!
なかむに伝えなきゃ、
嫌われるかも、約束破っちゃった…
やん「く?るーく?ぶく?」
「ぶるーーく!!??」
ぶる「っ、!?な、なに」
やん「…血足りた?大丈夫?」
ぶる「だ、大丈夫…ごめん」
やん「俺が飲んでって言ったんだし大丈夫だよ」
…どうしよう…
ぶる「あの、じゃ僕行くから、」
「ごめんっ、、!」
そういいきりやんに手を掴まれないよう、早歩きで教室へ向かった
まずいまずいまずい
約束破ったなんて言ったらなかむはなんていう、?
優しく許してくれる可能性もあるけど
…怒られちゃう可能性もある。嫌われるかも…
今まで約束なんて破ったこと無かったのに…
っ、ごめんなかむ…
〜LINE〜
ぶる【なかむ、今日学校終わったら家行ってもいい、?】
なか【風邪うつすかも…】
ぶる【吸血鬼だからうつる心配はないよ】
なか【そっか。ならおいで】
…ちゃんと伝えなきゃ…
大丈夫…なかむは優しいからちゃんと話を聞いて許してくれる
そう…信じてるのに…
手の震えが止まらない。
なかむと仲良くできなくなったら僕は生きてる意味がない。
高校に通ってるのもなかむに言われたから
人間を我慢して襲わないのはなかむが殺されないため
今までなかむのためを思って行動してきたし、なかむも僕を思ってる行動してくれた
なのに…僕はそれを裏切った…
ごめんなかむ…
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