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電話の音がなりスマホに君のプロフィールが表示されている。いつもなら嬉しいはずなのに今はでる気がしない。僕は知っちゃったんだ。元貴と出来ていること。僕は2人の間に入ってしまったんだ。邪魔だよね。ごめん。

ガチャッ

「若井!なんで電話でてくれないの?」

「涼ちゃん?なんでここに?」

「電話ででないから心配で……。」

「なんで僕なの。元貴の所に行きなよ。」

「へっ?」

「元貴と付き合ってるんでしょ?」

「どこからその情報を?」

「見たんだ。涼ちゃんの家から元貴が出てくる所。しかも朝。」

「……っ。」

「行きなよ。元貴のところに。」

「ごめん。でも泣かないでっ!」

泣いてるのはそっちじゃないか。涼ちゃんは僕の頬を指で擦る。そっか、僕は泣いていたんだ。僕は泣くほど傷ついてたんだ。僕の方が好きなのに。誰よりも好きなのに。なんで君は元貴のほうに行くの?

君のものになりたい

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