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コメント
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いいなぁ!!!おい!!!おどおど太陽くんがやっぱり大好きでぇす!!
ヒャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァかわいィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ッッッッッッッ!!!!! カ”ワ”イ”イ”イ”イ”イ”イ”イ”イ”イ”イ”イ”イ”イ”イ”イ”ッッッッッッッッ!!!!!
⚠
2Pカラーネタ
犠牲者太陽
それでも良い方はどうぞ!
「っしゃあ!!ヤク出来たぞぉ!!!」
とある沼は(自称天才)科学者であるオツキンの家に不法侵入し先程迄ヤクを作っている様だった。然して数十分経ち自身特製のヤクを作ると生き生きとした雰囲気で被検体の沼を探しにバンっと音を立て扉を思い切り開けて外に飛び出す。その沼はヤク中、そう、何を隠そうエクレアだ。
エクレアは葉が茂る森の中でキョロキョロと見落とさない様辺りを良く見回しながら歩いていると、沼らしき影が遠くで見えた。エクレアは其の影を見付けた途端持ち前の俊敏力で近付く。エクレアの走っている音に気付いたのか其の沼は驚いた様に身体を跳ねさせ走り逃げる。其の沼は此方に背を向けていて、顔が見えない。此方を振り向いたとしても木が生い茂っていて見えないだろう。だがエクレアは被検体に出来るなら誰でも良い、と思った。然して一度見付けた獲物を逃がす訳が無く、其の沼の逃げも虚しくエクレアに腕を掴まれる。然して漸く其の沼の顔がはっきりと見える様になった。貼り付けたかの様な不気味にも思えてくる笑みが特徴の沼、太陽だ。マリキンだったら更に好都合だったがしょうがない。
「さあ太陽!私のヤクの被検体になれぇぇ!!!」
「誰がなると思いますぅ??!?!?誰かー!!!大人の人呼んでー!!!!」
太陽が抵抗するよりも早くエクレア注射器に入ったヤクを太陽の腕にぷすっ、と中身は可愛くないが可愛い音を立て刺す。刺された途端太陽の動きが止まり糸が切れた人形の様に背から倒れ込みそうな所をエクレアが腕を持ち支える。
数十秒経っても反応が無いのでエクレアが”おーい?”と声を掛けると太陽はバッと顔を上げる。様子も変わりないし失敗か、とエクレアが思っていると漸く太陽が喋る。
「さ、支えてくれたんですか…?妾の為に…?あ、ありがとうございます。」
太陽の口から出たとは思えない程声量は小さく口調も何時もとは全く違う。あのエクレアでも驚き素っ頓狂な声を上げる。
「…はぁ!?!」
「…って言う事なんだよ」
時を少し飛ばしアグハウス。エクレアから『緊急事態だ』と言うメッセージが太陽以外の沼全員に来て、あのエクレアが緊急事態と言うなら余程だろう、と殆どの沼は思いこうしてアグハウスに集合した。然してエクレアは先程の事を説明すると”本当か?”と言う疑惑の声が上がる。
「まぁ太陽は他の部屋に居るから呼ぶな、おい、太陽」
エクレアが後ろの戸に目を向け声を掛ける。するとガチャ、と音を立てドアノブが回り戸が開く。戸の隙間から顔を覗かせてから部屋に入る。其の様子はオドオドと何処か心配する様子だった。其の様子の太陽に沼全員は心の中で”ん?”と声を張り上げる。太陽が沼全員の目の前に立つと恥ずかしがっているのか顔が赤い。すると太陽は虫が鳴く声量で話す。
「ど、どうも…太陽です…全然妾愚民なのでこき使って貰って大丈夫です…よ、よろしくお願いします…。」
然して太陽は恭しくお辞儀をする。言動、声量、行動もあの太陽と彷彿とさせない別人の様で全員が固まり唖然とする。そこでエクレアが沈黙を破る。
「このヤクの期限を調べた所一週間で効果が切れる。それ迄違和感があると思う、まあ他に対処法も無いしな。耐えてくれ」
”私は他のヤク作るからな、自由に解散してろ。”と家の扉に歩き乍後から付け足してアグハウスから出て行った。ガチャ、と戸が閉まると殆どの沼達は太陽に駆け寄り声を掛ける。
「本当に太陽なのか?けど見た目も同じ様なものだしな…」
「はい…太陽です…」
「大丈夫か??マイドンランチでも奢るぞ?」
「いえ…!妾は別に沼のお金でご飯は食べないので…。」
「あの太陽が断った…やっぱり明日槍でも降るんじゃないか?」
「それは大変ですね…」
「おいお前ら、ちょっと良いか?」
一斉に太陽に話し掛けオドオドと動揺しながら太陽は一人ずつ丁寧に応える。其れを少し遠くからスマホを片手に持ち乍見ていたマリキンが一旦止めに入る。 皆がマリキンに振り向いたのを確認するとマリキンは話を続ける。
「俺どっかで見た事あるんだよ、2Pカラーってやつ」
「2Pカラー?」
「そうそう、2Pカラーってのはそいつのイメージカラーも反転して性格も真逆になるやつ。多分それと同じ様な物じゃねぇか?ほら太陽、お前のイメージカラーは?」
「わ、妾ですか…えーと、確か青だった気がします…。」
「ほらな。」
”ほえー”と一同は改めてマリキンに関心する。マリキンはスマホを一時的に仕舞い肩を回し乍言う。
「ま、今日はここまでにしようぜ。色々聞きすぎると太陽も困るからな」
確かに、と思い皆が返事をすると思い思いの所に行く為殆どの沼はアグハウスを出て行った。マリキンは太陽に近付き太陽の肩を肘で軽く叩き乍小声で話し掛ける。
「お前も今はやりたい事やれ。自由に行動して良いからな」
「は、はい…。」
そうして一日目の昼を過ぎた。