ストーカーのくせに
黄水
黄「 … はぁ 、 」
最近 、僕のみこちゃんがため息ばっかついている
いつもは仲良く友達のらんさん 、? と話をしたり 、カフェに行って 砂糖多めのホイップクリームましましのコーヒー を頼んでとても可愛らしい顔をして飲んでいるのに ……
僕は少し不安がっている顔に興奮しているのを抑え 、また改めてみこちゃんの悩んでいる事を把握するため 、対処するため … 注意深く監視することにした
黄「 〜 ♪ 」
あの事があった以来 、僕は厳重にみこちゃんを見守っている 。
… それで今日みこちゃんはショッピングモールに来ている 、 服を買うのか … ス×バに行くのか … それともみこちゃんが好きな甘いものを食べに行くのか … 予想を膨らましているうちにみこちゃんはエレベーターに乗った 。
水「 っあ 、… 」
みこちゃんと一緒の空気を吸いたい 、そんな事を考えることすらご褒美か … 考えているとドアが閉まってくる 。
諦めようと思い階段があるほうに行こうとした瞬間 、エレベーターのドアが開いた
黄「 ぁ 、あのっ 、… こさめさん 、
エレベーター乗る 、? 」
あのみこちゃんが僕に声を掛けてくれた 、
呆然としてるとエレベーターがまた閉まりそうになったので 、
『 これは近づけるチャンスかも 、!! 』
とチャンスを逃さいために … 僕はエレベーターに乗ることにした
黄水「 … 」
開けてくれたのにありがとうの五文字も言えない自分が恥ずかしい 、しかもこの服装めちゃダサいし 、予測しておけばよかった …
… そしてふと思った 、
なんで僕の名前を知っているのか 、…
そもそも僕達は喋った事もない 、 関わりがあったわけでもないのになぜ知っているのか …
僕はその事が気になり勇気を出してみこちゃんに声を掛けてみることにした 。
水「 … ぁ 、あのっ … … 」
緊張し過ぎて自分の声が小さいからか、みこちゃんは気付かない
気付かれなかった恥ずかしさで顔を赤らめていると
みこちゃんは僕の顔を覗き込んでニヤリと笑い 、次の事を口から出した 。
黄「 … 昨日ちゃんと寝てへんやろ 、笑 ? 」
衝撃だった 。なぜなら昨日寝た時刻は真夜中の 3 時頃だったからだ
そのせいで今現在目の下に少し隈をつくった跡がついている 。
黄「 昨日なんで寝るの遅かった ? … もしかして自慰してた 笑 ? いつものネイルしてへんし 、 」
あの天然のみこちゃんから自慰という単語がでてきて少し拒絶していながらも 、
僕は昨夜のことをなぜ知っているのか 、質問をした 。
水「 … な 、なんで知ってるんですか … ? 」
黄「 … 俺のストーカーやのに 、
あんま俺のこと知らんのやね … 笑 」
後編 黄視点
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