高 「 ごめんなさい っ 、 」
村 「 気にしないで 、 」
高 「 任務失敗です 、 」
村 「 僕は助けてもらいました 、 」
高 「 ですが 、 怪我を 、 」
そう涙目で手にハンカチを抑える彼女は
とても綺麗で儚かった
村 「 違うんです 、 」
村 「 高木さんの言葉に救われました 」
村 「 ありがとうございます 」
高 「 痛かったですよね … 」
村 「 少しは 、 」
高 「 高校生なのに 、 」
高 「 こんな気持ち味わわせてごめん 、 」
村 「 高木さんも高校生でしょ 、 ? 」
高 「 ぇ 、 」
え 、 気づいてないと思ったの ?
普通に分かるでしょ
初めて会った時制服だったし
あ 、 シャツだけね
その上からスーツ着てたけど
村 「 怖くないの 、 ? 」
高 「 ” あなたの人生 ” 」
高 「 なんて偉そうなこと言ったけど 」
高 「 私は母を支えに生きてるの 」
村 「 お母さん ? 」
高 「 もういないお母さん 」
村 「 … 」
高 「 ぁ 、 ごめん 、 」
村 「 他にも悩みあったら言ってよ 」
村 「 タメだし 」
高 「 クライアントなので 、 」
村 「 これは一人の友達としてだよ 」
高 「 … 分かった 、 」
高 「 ありがとう 」
深 「 ラウ !! 」
深 「 怖かったな … 」
村 「 ふっかさん 、 」
岩 「 よしよし 、 」
岩 「 頑張ったな 」
村 「 岩本く 、 泣 」
村 「 うわぁあん っ 、 泣 」
私の前では強がってたんだよね
手震えてたし
来た時涙目だったし
守れなくて本当に申し訳ない 。
先輩 「 お疲れ様 。 」
そう言って頭の上に手を乗せる先輩 。
高 「 セクハラで訴えますよ 」
先輩 「 それは困る 」
照れ隠しで素っ気ない態度をとったけど
嬉しかったんだ 。
「 救われた 」
とか
「 貴方も怖い 」
とか言われて
この仕事をしていると強いって勘違いされるから
今でもナイフは怖いし自分より大きな人を見たら
手が震える
だから本当の私に気づいてくれて嬉しかった 。
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コメント
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続き待ってます!!!