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ふとした瞬間だった。
夜風が静かに吹く帰り道。
並んで歩いていたはずなのに、突然足を止めたAkが、Mzの肩を引き寄せた。
「な、なんだよ……?」
驚いて見上げるMz。
——不意に、唇が重なった。
「…………!?!?!///」
ほんの数秒、触れるだけのキス。
離れた瞬間、Mzは息を飲んだ。
「えっ……」
何が起きたのかわからない。
でも、唇がじんわりと熱を持っている。
「……っ、」
そして——
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!///」
Akの方が、めっちゃくちゃ顔を赤くしていた。
「ま、待って!?ごめん!!!いや、違くて!?あの、その……!!!」
耳まで真っ赤にしながら、慌てふためくAk。
「は!?お、お前……っ///」
「や、やばいやばいやばい!え、なんで俺こんなこと……!!」
自分でやったくせに、めちゃくちゃテンパってる。
「…………バ、バカかお前は……///」
Mzも、つられて顔が熱くなる。
さっきまでの感触が、まだ唇に残っていて——
「……はぁ!?///」
自分でやって、めちゃくちゃ照れてるじゃんか!!!
「……っ、もういい、帰る!!///」
「ま、待って!?ほんとごめん、いや、ごめんじゃないけど!!あの!!」
「は!?どっちだよ!?///」
「えっと、その、えっと……!!!」
「……うるせぇ!バカ!!///」
そう叫んで、Mzは早足で歩き出した。
でも——
さっきのキスのせいで、
耳まで熱くなってるのは、自分も同じだった。