お久しぶりです。
お待たせしました。
おまたせしすぎたのかも知れません。
普通に勉強続きで投稿出来ませんでした
あです
友達からの「教室でなんやかんやされる」というネタを貰ったので作りました
誤字とか意味わかんないところとかは気づいた時こっそり直しときますので暖かい目で見てください
早速行こう
⚠️勝デ 下ネタ ⚠️
頭空っぽで見てくれると嬉しいです
なげえです
放課後。
僕は今登校中にプロヒーロー達が戦っているところを生で見れたので、ノートにまとめている
(よし、終わった)
…
「…い」
「…い!」
「おい!!」
「クソナードの分際で無視かよ、舐めやがって。ブッ殺すぞ!!」
「ごっ、ごめん、気づかなかった…」
今日もまた、かっちゃんに怒鳴られ殴られる。
「まぁたヒーローのノートかよ。何度言ったらわかるんだ?おめぇはヒーローなんざなれねぇよ。無個性、なんだからなぁ?」
かっちゃんの暴言とかはもう慣れた。でもやっぱりどこか悲しくなる。君にヒーローを否定されるととても辛くて、悲しい
僕だって無個性がヒーローになれるのかって言われたらなれないとは言いたくない…けどなれるとも思えない。
だけど前例がないだけでなれるかもしれない。
誰にだって1%でも確率はある。
ヴィラン、プロヒーロー達が個性を使う中、無個性は足でまといになるかもしれない。
でも、サポートアイテム等を使えば個性がなくてもヴィランと戦ってるヒーローらに貢献出来ると思う。
だから、
「君になんと言われようと僕はヒーローを諦めたくな」
BOOM!!
咄嗟に手で顔を守る。僕はこの爆破を見ると簡単に縮こまってしまう、何度もあの手で傷つけられたから。
爆破が来ないので恐る恐るかっちゃんの顔を覗くとなまはげに負けないくらい怖い顔をしていらっしゃった。
やばい、完全に怒らした。
「おいおい無個性がいつ俺に口答え出来るようになっちまったんだァ゛?!」
「ご、めん…!全然、口答えってつもりじゃ!僕はただ…!」
「ナードクンはまだ『立場』つーもんを理解してねェなァ。」
「ごめっ…」
殴られる…
右の大振り、分かっているけど避けれない。避けたらきっと10秒後には僕は悲惨な姿になってる。
「い゛…」
その後もBOM!!という音を教室内に響き渡る。まだ教室に残っているクラスの子達は僕を憐れむような目で見たり、クスクス笑いながら見下すように見てきた。
「かっちゃんやめて…!」
「ッるせェ黙れ」
僕の胸ぐらを掴み殴りかかってくる。
涙なんて出てくるな。お母さん心配させない為に泣き虫治すって決めたんだ
だめだ、泣いちゃダメって思うほど溢れてくる。
泣いたらかっちゃんは僕の頭を掴んで顔を見ようとしてくる。
こんなの慣れっ子なのに、今に始まったことじゃないのに。
かっちゃん。僕、君になんかしたかな?
無個性なだけで僕こんなにつらい思いしなきゃいけないのかな。だめだな、泣くとどうしてもネガティブ思考になってしまう。
僕が泣き止むと胸ぐらを掴んでいた手を突き放し、つまんなそうな目でこちらを見てくる。眉間に皺を寄せて、細める柘榴色の綺麗な目が僕は嫌いだ。
「おーい勝己ーそんなやつほっといて帰ろーぜ」
いいなぁ。僕にも個性があったらあんな風に話せてたのかな。
僕のバカ!ないものに縋ってどうするんだ。僕にはかっちゃんにない魅力がある筈だ。多分……まあとりあえず助かった、かっちゃんはここで引いてもらって僕もさっさと帰ろう。
ヒーローノートは書き終わったし、なにより今はかっちゃんと離れたい。
「行かねー。」
…え?
かっちゃん帰らないの?
僕ここから解放されないの?まだ殴る気なのか、勘弁してくれ。
「あー…程々にしとけよ?笑じゃ、また月曜なー」
「ン」
かっちゃんの友達が帰るとそれに続きみんなもぞろぞろ帰って行った。
かっちゃんと二人だけという状況に息を飲む。
血の味がする。舌を噛んじゃったのかも知れない。手の平を見てみるとすごいボロボロ。きっとほかも怪我してるんだろう、この前見えない所だけど痣あったし。そろそろお母さんに転んだって理由通用しなさそうだな。
あんなやつのどこがいいんだかと廊下から聞こえるが多分僕の事だろう、こっちのセリフだよ。僕に構うより絶対友達と遊んだ方が楽しいって…かっちゃん今からでも友達と帰ってくれないかなぁ。
「おい。どこ見てんだよ」
さらにかっちゃんの眉間に皺が寄る。
かっちゃんの友達が帰る所を横目に見てると何故か怒られた
「ごめん…」
そうか。僕はかっちゃんの友達も見ることさえ許されないのか。
しんと静まりかえる教室。そりゃそうだ、もうこの教室にはもう僕たちしかいない。
「ご、ごめん!僕、勉強しないとだから!そろそろかっ、帰るね!」
馬鹿野郎!!もっと分かりにくい嘘つけよ!
僕は嘘をつくのが苦手だ。昔数回かっちゃんに嘘ついたけど全てバレた。
爆破される…
一瞬「ア゛?」と聞こえるような顔をしたが、なにか閃いたかのように数秒無言になり僕を見つめてくる。
なんだよ、文句があるなら言えよ…
「だったら俺が教えてやらァ。」
バレてない…?こんなこと初めてだ、かっちゃんを騙せたと言う事実に少し嬉しくなった。
ん?待てよ?かっちゃん今なんて言った?
教える?僕に?勉強?…
「か、かっちゃんが僕に勉強を教えるって?!だ、大丈夫だよ!分からない所はお母さんとかに聞くし!!」
「いいからやんぞ。テメェなんざ拒否権なんてねェんだよ」
僕はどうしても今日は早く帰らないといけない。毎週金曜日、ヒーロー番組がある。しかも今週はオールマイトが出るらしい
もちろん録画する。けどヒーローオタクとして、オールマイトファンとして、リアタイしたいじゃないか、
そんなのを見ない訳には行かない。
でもそんな理由で断ったら間違いなく爆破される。
ていうかかっちゃんに教えられながら勉強なんてしたら絶対勉強どころでは無い。いつ爆破されるかで頭がいっぱいになるだろう。分からない所も『それくらい自分で考えろや殺す!』とか言われそう。
「ッせーんだよ!!黙れ!ブッ殺すぞ!」
ぱちぱちと手のひらで小さな爆破を繰り出す。
「ごめん…声に出てた?」
「出てねぇけど、顔がうるせェ!!」
顔…
「…あの、僕ほんとに大丈夫だから…」
「…」
今にも怒りそうな顔しないでくれ、断れるわけないじゃないか。
「わ、わかったよ…!」
まだちょっと時間あるしいいか…
これがダメだった。もう振り払うぐらいして逃げればよかった
「最初からそうしろやカス。」
「えっと、じゃ、じゃあまずはここ教えてくれないかな…?」
教科書を開き教えて欲しい所を指差す。
まぁ知ってるけど。
『教えてくれてありがとうカッチャン!じゃあここだけでいいから僕帰るね!』
『こんな簡単なモンもわかんねーのかザコ。まぁいいさっさと帰れ』
って作戦だ。これが一番自然に帰れると思う。
「ア゛?ンなとこ教えねェよ」
そういうとかっちゃんは僕の手から教科書を取り上げ投げ捨てた。僕は頭の中でクエスチョンマークを出すのに精一杯だった
え、教えてやるって言ったのかっちゃんだよね?
なんなんだよ、教えてくれないなら僕を早く解放してよ…
そうぐるぐると頭の中で呟いているといつの間にか僕を軽々と持ち上げ机に座らせられているでは無いか。
「かっちゃん…?い、椅子に座らないの?」
「そういえば授業内容教えてなかったなァ。」
耳元で、言われた。ハッキリ。
「よかったな?俺と一緒に保健のオベンキョウだ、デェク。」
「…は?」
一気に手汗がでてきた。俺と一緒…?保健?
嫌だ
そういう所はプライドとか無いのか。いやだ、逃げたい。でも足が動かない。かっちゃんにつかまらない為にはどこ逃げればいい?早く考えないと、早く
「やめ…」
気づいた時には唇に生暖かい感触が僕を襲ってきた。
きすだ。
僕は好きな人としようと決めていたファーストキスを奪われた。
少しすると舌が入ってきた。僕を喰うかのように舌を絡ませてくる。
力がはいらない
抵抗しようとしても力入んないし、髪の毛を掴まれて顔を動かそうにも動かせない
舌を入れられた時の息の仕方がわからない。
頭がまわらなくて、段々視界が歪む
「…かっぁ…」
恥ずかしい。こんな情けない声聞いて欲しくないし、聞きたくない。
なんで?君は僕が嫌いだろ、どうして。考えても仕方ない事をぐるぐる考えていると
集中しろと言うかのようにかっちゃんから唾液が流し込まれる。
「か…ひゃ…んんっ」
かっちゃんと僕の唾液が混ざり、かっちゃんの厚い舌が僕の口の中で暴れてる。
血の味がする。唾液のせいか舌がヒリヒリする。
もういやだ、やめてくれ
かっちゃんの舌噛むと言う発想はこの時の僕には無かった。今の状況に追いつくのに精一杯だったから。
どうにか力を入れてかっちゃんを押しのけようとするがその手さえもかっちゃんの手と絡ませられる。
「っ…ぁ…」
銀色の糸が僕の舌とかっちゃんの舌を繋ぐ
僕はかっちゃんと混ざりあった口の中の唾液を無理矢理ゴクリと喉を通す。拭いてキレられたくないし、涙はこっそり拭いた。
飲み込んだ唾液はなぜか血の味はしなくてなんだか甘い味がした。
僕は少し咳き込んだあと息を目一杯吸って絞り出すような声で言った。
「…な、にするんだよ…!」
「保健の勉強だっつてんだろ」
「やだ…やめてよ、保健勉強もういいから…かっちゃんとじゃなくてもいいから…!そもそも、僕はこんなき、きす保健の授業で習ってないぞ…」
気持ちよかったと思ってしまったのであまり強く言えなかった。
「ハァ?随分と生意気な事言うなクソデク。舌入れただけであんな顔してた癖に。俺とじゃなくていいだァ??ふざけんじゃねぇ。俺とするのが気持ちよすぎて脳ミソ溶けちまったかァ?!テメェなんて選ばれる候補にもならねぇンだから俺に犯されとけやカス!!」
「犯っ…?!」
やべとかっちゃんの方から聞こえた気がしたが僕は身を守るのに必死でそんな事どうでもよかった。
これはまずい。距離を取らないと。
なんなんだ、今日のかっちゃんなんかおかしい。かっちゃんはこんな事言わないよ
とりあえず全速力で逃げよう。捕まりそうになったら先生を大声で呼ぼう。教室と違って廊下に出れば声も響くはず。
僕は1歩下がりヒーローノートとリュックを持ち、去ろうとした。
…
もう一度言う。僕は無個性だ。
かっちゃんに勝てるわけがなかった
教室の外に1歩も出れずに捕まってしまった。
捕まってる時に大声なんて出したら間違いなく爆破される。
かっちゃんは鍛えてるし食事バランスもしっかりしてる。
鍛えてるだけあって片手であっさり僕の両手を行動不能にした。
「可哀想だなァデクは。ヒョロッヒョロで、無個性だもんな。俺みてぇな強個性には手も足も出ないもんなァ?」
「…っいいからどいてよ…」
「お、オイ、テメェ動くんじゃねえ!」
「どいてってば!」
「うるせぇ次動いたらブッ殺す!!」
かっちゃんは有言実行する男だ。勿論これも例外では無い、ブッ殺すと言ったらブッ殺される
「…ぜってェ動くなよ。」
「ヒーロー科志望がこんなことしていいのかよっ…?!」
「ア?いいだろ別に。テメェが言わなきゃバレねぇわ、バレなきゃナニしてもいんだよ。…テメェが言わなきゃな?」
僕が人に言えないのを知ってか知らずか圧をかけてくる。
ていうかヒーロー科志望がそれを言っていいのか?仮にもかっちゃんヴィランから人を守る側なんだぞ?
「と、とりあえず離して」
「今更離すかよ」
更にギッチリ強く握られた手。更に体重をかけられた身体。もう抵抗のしようがなかった。
無個性な上にかっちゃんと違って筋肉もない。
「てめェは俺から逃げようとしてたらしいが、てめェが俺から逃げれきれるなんて100年はえーわ」
「僕は逃げようとしたんじゃ…!」
本当はめちゃくちゃ逃げようとしてた、なんなら今でも逃げようとしてる。けどこれは身を守るための嘘だ。僕は悪くない…
「俺から距離取ろうとしてる時点で逃げようとしてんだろーが」
「………」
誰か慰めてくれないかなあ、僕今結構可哀想な状況なんだけど。
お母さんくらいしかいないんだろうな…しかしそのお母さんにも今のかっちゃんとの関係性を言っていない。結局僕は、誰にも慰められない。虐められているなんてお母さんに言ったら困らせてしまう。僕はお母さんを困らせたくなかった。
だって、僕の前では平気な顔しているけど僕がいない所ではいつも凄く疲れたような顔するんだ。突然かっちゃんにキスされたと言おうものなら大混乱するだろう。
最悪、キスされたと言ったら付き合ってるのかと思われる可能性がある。
「はぁ…」
「テメェ動くなっつってんだろ」
「ごめん…」
なんか下半身に違和感が。
「…んん?!」
「ちょっと、どいてくれませんか」
「ア?なんでだよ」
ぐりぐりされてる??何をされているのか知った瞬間僕の顔が林檎のように真っ赤になってたと思う。かっちゃんは相変わらずニヤニヤしてるけど、耳が少し赤かった気がした。
「あの、かっちゃん、それやめてくれないかな…」
「聞こえねぇ。ナニやめンだよ」
「本当に辞めてくれないかな!?」
「テメェもさっきしてきたんだから人の事言えねぇだろ」
「してないよ!!」
本当にしていない。ていうか僕に動くなって言ったくせに君は動いていいのかよ
僕の反応が面白いのか色んな場所も触ってくる。
僕、もしかしたらかっちゃんの事訴えれるぞ。
まあ訴えるという勇気ある訳ないので、大人しく触られる。なんて僕は無力なんだろう。動いたら殺されるし…
なにかブツブツと言っているが聞こえない。僕普段こんな感じでブツブツ言ってたのかな…
耳、首、肩、と触られていく。腹回りは特に触られた。しかもかっちゃんらしくなく、割れ物に触れるような触り方。これはこれでくすぐったいからやめて欲しい。
「…っすぐったいよ。」
一言も発しない。黙ってたらイケメンなのに。いや、でも怖い。
もう、誰も慰めなくていいから誰か助けて…
ガラガラ
「…おい、お前らまだ居たのか。…?何やってんだ?とっくに下校時間過ぎてんだ。早く帰れ。」
先生…?た、助かった…?
舌打ちの一つや二つするかと思ったがすんなり僕から退き、帰る準備をしている。
僕も早く帰ろう…
教室を出ようとした瞬間、
僕の下腹をつついて言った。先生に聞こえないように、また、耳元で
ニコニコして近づいてくるからつい、耳を傾けてしまった。
「知ってるか?デク、今はオトコ同士でも子供産めるっつー個性があるンだよ
心配すんなデク、最初はゴムしてヤってやるからよ。でもオトコ同士って痛えらしいからなァ、今のうちに慣れた方がいいよな?帰ったらすぐ家行ってやるから待ってろ。」
「プロヒーローになったらぜってェ迎えに来てやっから。楽しみだなァ?俺と、いずくの子供。」
「なァ、ばくごういずく」
名前はどーすっかなと言いながら歩き出すかっちゃんを僕は呆然としながら突っ立ってることしか出来なかった
その日僕は早足で帰った。帰っている途中も吐き気と震えが止まらなかった。 お母さんが買い物で居ない事を知ると謎の恐怖に襲われた。せめてお母さんがいて欲しかった。安心するしなによりもし本当にかっちゃんが来たとして、玄関前でお母さんがやんわり断ってくれるかもしれない
ヒーロー番組はとてもじゃないが今は見たくなかった、今は何を見てもかっちゃんが脳内でチラつきそうで。
かっちゃんの甘い声と息遣いが耳に残り鳥肌が立つ。
「来る訳無いだろ…?」
そうだ。
来るわけが無い。脅してるんだきっと。
吐き気がする。今にも吐きそうだ。かっちゃんは僕のこと嫌い、大嫌いで…かっちゃんは嫌な奴だけど、憧れたり、仲良くしたいって思った事はあるけれど恋愛感情は全くない。
「かっちゃんは僕のこと好きなの…?」
いやいやないない、あるわけないと首を横に振る。だってあのかっちゃんがだぞ。僕を虐めてたのは好きな子をいじめちゃう、照れ隠しって言うのか?冗談じゃない。あれは照れ隠しの許容範囲超えてるだろ。…じゃあなんであんな事をしたのか。
やっぱりかっちゃんに個性が掛かったとしか思えない…なんだろう。嫌いな人に変なこと言っちゃう個性?思ってもいないことを言ってしまう個性か?
ヒーローノートにヒントがあるかもしれないと黄色いリュックからノートを取りだした。だが、これといったヒントらしいヒントは無く
仕方ないのでかっちゃんのページにかっちゃんの性格をまとめていた。
…
…
…ポーン
ピンポーン
ピンポーン
やばい、寝てた。何分寝てた?お母さんが帰ってきたのかも、開けないと。
あれ、でもお母さんって、カギ持ってたよね
気づいた時にはもうドアを開けていた。
「おかえりお母さ…」
「ただいまァ?デク」
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