nmmn注意 ご本人様に関係ありません
「 …あ 、俺名前言ったっけ? 」
記憶力ミジンコかよ 。
『 …言われてない 。 』
「 せやったわ 、 俺は金豚きょー 。」
「 きょーさんとか 、… 他の野郎には バドさんって呼ばれとるから 。」
「 好きに呼んでくれ 。」
『 …じゃあ 、きょーさん 。』
「 ん 。これから宜しくな 。 らっだぁ 。 」
初めはただただ怪しいヤツだったけど 、
今ならちゃんと信用できる 。
こいつはちゃんと 、
俺の事を理解しようとしてる 。
暫くは安静にいれる……よな 、
「 んま 、とりあえず服だな 。」
『 服? 』
「 そのボロっボロな服 、」
「 汚すぎて吐き気がたまんねぇんだわ 。 」
『 …俺に対しても失礼じゃねぇかそれ 。』
「 …… 気の所為だ 。 」
『 気の所為じゃねぇよ ? 』
「 ここにはお前に合いそうな服がある 」
「 はずだ 」
『 はずだってなんだよ 』
俺が連れてこられたのは 町外れにある
服屋だった 。 人がいる気配もない 。
「 早くはいんぞ〜 」
『 あ 、おい!置いてくなって ! 』
『 お 、おおぉ 、! 』
初めて見るものばかりで
俺はすっかり興奮していた 。
それを見てたきょーさんは 、
「 ほれ 、気に入った服探してこい 。」
軽く俺の背中を押す 。
それが彼なりの優しさなんだろう 。
『 すげぇのしかねぇ … 』
どれも値段高いし 、
個人的に布質好きじゃないのが多いな…
ここの店そんな好きじゃねぇな 。
『 …あ 、 』
『 ……きょーさん !!! 』
「 お 、気に入ったのあったか? 」
『 おうよ ! これどう ?! 』
らっだぁか見せてきた
青と水色の横ボーダーの上着 。
普通の白シャツ 。
黒のズボンに ベージュのベルト 。
普通にセンスいいのムカつくんやけど 。
「 おぉ 、お前に合いそうやな 。」
『 だろ~ !!! 』
「 ん~~~ …でもなんか物足りないんのな 」
周りを見渡してみると 、
「 …お 、」
見事に此奴 に
合いそうな もんがあったわ 。
きょーさんがどこかに行ったと思って 、
戻ってきたかと思ったら
何か手に持ってるし 、
「 これもな 、」
そう言って渡してきたのは 、
青のニット帽に 、
赤のマフラー だった 。
「 お前のその特徴的な 青が 、」
「 より目立って似合うぜ ? きっと 」
きょーさんは俺に向かってそういった 。
にこにこ 笑いながら 。
「 ほら 、さっさと着替えてこい !」
『 うぉっ 、ちょ 、押すなって ! 』
『 着替え終わったぞ~ 』
ほら 、やっぱり 、
此奴 には青が似合う 。
逆に似合い過ぎてやばいわ 、 笑
『 どう ?! きょーさん !! 』
「 おう 、めちゃくちゃ似合ってんで 、」
『 … !!! だろぉ ?!!! 』
此奴は まるで
宝石のようだな
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