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『三章 絶望ラビリンス』
次の日の朝、扉を叩く音で目が覚めた。
一瞬瑞稀かと思ったが、ドアを叩く音が少し優しい
瑞稀はもっとドアをかち割るように叩くから…、一体誰だろう
柳「…誰だ?」
蛇「蛇足です」
柳「なんだ、蛇足か」
俺は一安心し、ドアを開けた
蛇「その、新しいビルが開いたので起こしに来ました」
柳「新しいビルが?」
蛇「そうなんですよ、一緒に行きませんか?」
柳「いいぞ。行こう」
そうして俺は新しいビルへと向かった。
【3番ビル内】
3番目のビルの中は、映画館のエントランスのようだった。
蛇「どうやら劇場のようですよ」
柳「劇場か…いいな」
蛇「ポップコーンに、チュロスまで売ってますよ」
柳「そう言えば、劇場は地下なのか?」
蛇「見た感じ、そうっぽいです」
柳「じゃあ行くか」
【地下 劇場】
随分と長い階段を抜けた後、目の前には大きな劇場が広がっていた。
迫力のある舞台に大時計、まるでオペラ座のようだ。
孤「あ、2人ともおはよう。」
柳「…おはよう、伊月。もうみんな来てたのか」
蛇「おはようございます」
孤「そういえば、瑞稀の絵はもう見た?」
柳「見てないけど、どうしたんだ?」
孤「…見てないなら見てきなよ。舞台の上にいるから、俺の口で語るより見た方が早い」
柳「…?わかった行ってみるよ」
舞台上には、寝っ転がって絵を描いている瑞稀と青い顔した由鶴と星空がいた
星「…」
天「…」
柳「どうしたんだ?瑞稀の絵がなんか…」
俺は伊月が言っていたことを今初めて理解した。
そう、瑞稀は絵がめちゃくちゃ下手くそだった。
荒「おっ、ミライ!どうだ?絵を描いたんだ」
柳「そ、それはなんの絵なんだ?」
荒「見ればわかるだろ?兎だ」
天「…言われてもわかんねぇよ」
星「…」
荒「さっきから2人ともなんなんだよ!吾郎はどう思う?」
蛇「えっと…その…」
天「蛇足が可哀想だろ」
そんなところへ遅れて舞園と剣地もやってきた
舞「えっ…なに描いてるんですか?クリーチャー?」
剣「ゲロ拭いた後の雑巾みたい…」
荒「ひ、ひどい…」
星「大丈夫だよ、絵は苦手でもいいところはきっとあるよ…」
柳「そうだよ、だからあんま落ち込むな…」
そんなことを話している時。
モノクマ「うわっ、酷い絵だね。超高校級とは思えない!」
天「うわっ、モノクマ」
荒「モノクマまで!ひどくないか…?」
柳「…なんのようだ」
モノクマ「おっと忘れてた、オマエラに動機を提供しにきましたー!」
剣「動機…また秘密をばら撒くの?円成の時みたいに」
舞「2度目はそう行きませんよ…」
モノクマ「そんな同じ手を使うわけないじゃーん、なんと僕からはこれを提供しちゃいます!」
そう言ってモノクマは筒のようなものを取り出し、蓋を開けた
蛇「…なんですか?それ」
モノクマ「まぁ、これは後のお楽しみってわけ」
モノクマ「じゃあ、バイバーイ」
モノクマは煙のように消えていった。
俺たちにはこの時、モノクマの動機が何かわからず
その日は解散になった。
明日地獄を見ることなんてつゆ知らず