” 題名 ”
消 え そ う で 怖 い 君
道 化 を 続 け る 君
僕 の 前 丈 涙 脆 い 君
愛 し て や ま な い 君
皆 の 前 で 本 当 の 自 分 を
出 せ た 君
乱歩彡 side
___ 、 太宰治 、
探偵社員の一員
けれどとある事を事実に ,
皆から無視される様になった
太宰 「 皆 , ” 僕 ” , 女の子何だ 」
太宰 「 しかも22じゃない , 15歳だよ 」
太宰 「 森さんの云ったんだ , 昔 , 」
黒太宰 「 死にたい 」
太宰 「 否定されちゃってね 」
太宰 「 でもね , ポートマフィアで生きてから数年 , 」
太宰 「 織田作 , 織田作之助という男に会った 」
太宰 「 そして死にたいって思わなくなって , いたんだよ 」
太宰 「 でも , 僕はこう思うんだ 」
太宰 「 運命は何時か途切れて , 消えてしまう , 出会いもそうだ 」
太宰 「 本当にそれを実感できたのは , 織田作が , 死んだ時から 」
太宰 「 … 酷く , 冷たかった , どんどん彼の手は冷たくなっていく 」
太宰はどんどん自分の本当の事を話していく
太宰 「 だから , 僕はもう限界なんだ 」
太宰 「 こんな世界に生きていて , 楽しかったことは一つもないよ 」
太宰 「 何時も痣だらけで , 皆帰った後一人で徹夜して凡てのものをやって 」
太宰 「 そのお陰で不眠症になって 」
太宰 「 中也に殴られて 」
太宰 「 人前では泣くのを我慢して 」
太宰 「 それでも , 乱歩さん丈は毎日 , 抱きしめてくれて , 」
太宰 「 偽りのない笑顔を見せられて 」
太宰 「 織田作の様な存在感を感じられて , 」
太宰 「 もう生きるのは限界なんだよ !!! 」
太宰 「 … 最低だろう !? 」
「馬鹿馬鹿しい過去を持って 」
「 だから , だからこそ , 乱歩さんが云っていた意味が今判ったんだ , だから , 僕 は死なないとイケナイ存在なんだから 、 さようなら , きっともう会えない皆 」
本 当 に 消 え て 散 っ た
一 瞬 だ っ た
だ か ら こ そ ,
無 視 さ れ 続 け て い る
一 生 逢 え な い , 人 。
― 不思議書店
― カランコロン ッ
色白な低身長な女はお客に云う
「 お好きなんですか ? 此方の小説 」
お客はコクリと首を縦に振る
「 … 貴方 , 何処かでお会いしましたよね ? 」
お客は又コクリと首を縦に振る
「 … 貴方の人生の小説を何処かにあるので , 是非 (( 微笑 」
お客は初めて女の笑顔を見て ,
少し頬を赤らめていた