冒頭に致してる表現があるためセンシティブ設定してます。
それメインではありませんがご注意ください。
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Side Akihiro
「イク……/////」
「いいよ♡」
「!!!!!!!!!」
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あの日以来、雨が降ると祐希はうちに来て行為をするようになった。あの時、一度だけして諦めようと思っていたのに。誘いを断りきれずにズルズル関係を引きずって、もう何回めかわからない。そして体を重ねるたびに離れたくないと言う思いは強くなっていった。
だけど、祐希は俺を見てるわけじゃない。そろそろ、彼を解放してあげなくては。わかってる、そう思いつつ今日も抱いてしまった。
いつか、祐希が自分の気持ちに気づいて俺の元を去るとき、耐えることができるだろうか。
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Side Yuki
「ただいま、おかえり」
1人二役してベッドにダイブする。
あーあ。今日も山さんとしてしまった。あれから、雨の音を聞くと体が疼いてどうしようもなくなて彼の家に行ってしまう。最初は、気が紛れればなんでもいいいと投げやりになっていた。
けど、何回目の行為だったろうか。夜中にふと目が覚めて横を見ると山さんがまだ起きていた。俺の頬を愛おしそうに撫でて「祐希、いつもごめんね。好きだよ。」と涙を流していたのだ。その時初めて、彼の好意が自分に向けられていたことを知った。そして自分の気持ちが山さんに向いていることに気がついた。
失恋してこんなすぐに気持ちが変わっていいのか?とも思った。でも一度決まってしまった思いはそう簡単には止められない。俺のことを思い続けてくれている山さんのためにも、もちろん自分のためにも、もうこの関係に区切りをつけないと。
コメント
2件
初めてすごく好きだと思った作品です内容がとても良いです!