第66話 最初の人生の結末
(これが原因で――私とジェイドは、処刑されることになったんだ)
騒ぎを起こした過去の理世とジェイドは、その後ラズワルドから命を受けた王宮騎士団員によって捕らえられた。
騒ぎは王宮外にも広がり、過去の理世とジェイドの処分を要求する声が高まった。
その代表として、ソロリアがラズワルドに直接意見を述べに現れる。
近くには、直接拘束をする騎士団員が、少し離れたところでは、魔法による抵抗に備えた騎士団員たちが目を光らせていた。
「……」
「……」
すでに魔力を使い切っていた過去の理世とジェイドは、捕らえられた状態のまま黙っている。
その間、ソロリアは今回の件の発端を説明した。
ジェイドが自由を奪い、指揮を執っているとしても、実際に公務を行(おこな)っているのは理世であること。
しかも指揮を執るジェイドは、公務の選り好みをして断ったり、貴族の進言を**********
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