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第2話~家族~
さてと、まずは辺りを探ってみるか。
近くに水たまりがあった
「ちょうどいいな!自分の新たな容姿とか見てみるか…うん!とても可愛らしい女の子だ!…へ?」
なんでだろうか、いくら確認してもそこには美少女が映っていた。
「こういうのって男子ってのがお決まりなんじゃないんですか?!」
女の子もいいがせめてかっこいい顔立ちであって欲しかった…まぁ2度目の人生って事だしここは大目に見てやるか
「…」
ふむ…それにしても…無いな、圧倒的まな板だ。何とは言わないが、まぁ〜まだ幼いし、ないのも納得だな、メリットは動きやすいし助かる。
ただ、そこは重要では無い
この体のデメリットとしては…
「…力を入れても柔らかいな」
そう、腕の筋肉がない、少なくとも少年なら少しぐらいはあっただろう。だけどもこの体にはない。こんな柔らかかったら何も持てなそうだな…
「ムニムニ」
…意外と柔らかくてこれ気持ち良いな、永遠に触ってられる腕だ…
ゴン! 「なっ!!」
「うぅ…いってぇ(泣)」
誰だよいきなり後ろ殴ってきた馬鹿は!
「いってぇな急に何しやがる!」
俺は後ろを見た
そこに居たのは俺よりも3歳ぐらい?上の女の子だった
「何?その変な口調、見てない間に何があったのよ…」
うわ〜なんか面倒くさそうな女来たよ…一応俺の方が歳上なんだぞ!中身だけ!
「すいません誰ですか?」
ここは一応聞いといた方がいいよ…
ゴン!「ねっ!!」
…! お前ことあるごとに殴ってくんじゃねぇよ!体が幼児だから尚更いってぇし!
「自分の姉すらの名前を忘れるなんてあんたバカなの?頭打ったんじゃない?」
「ご…ごめんなさい」
とりあえず下手に出とくか、こいつすぐ殴るし
「あのねぇ!…まぁいいわ、次はちゃんと覚えなさいよ!私の名前はセリシア=ルーミナス!今そのちっぽけな頭で覚えときなさい!」
ほうほう…セリシアと言うのかこいつ、名前と性格が合ってないな
「ごめんなさいセリシア姉様」
こんな感じでいいのか?女の子の喋り方なんて知らないのだが?
「分かればよろしい!あ〜はっはっはっ!」
「ところで私の名前は…」
「あら?自分の名前すらも忘れたの?もう忘れっぽい性格過ぎよあんた」
「いい?あなたの名前はルルナ=ルーミナスよ!もう言わないからね!」
「分かった…」
へぇルルナ=ルーミナスね…可愛いじゃん、容姿にも名前が合ってるね
「ほら早く帰るわよ!こんな所に長いしたら母様達が心配するわよ!」
首根っこら辺を強く持ち引っ張られる
「あぁ…ちょっと…」
力強すぎだろ!なんでこんなに姉妹で差があるんだよ、首もげそうだわ
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「とうちゃ〜く!…あら?ルルナ?なんであなたそんなに顔が死んでるの?」
「あぁ……」
もう首取れてるかと思ったわ…死ぬ、転生した直後に首取れて死ぬ。
「ふっふふ〜ん♪…あら?セリシアとルルナじゃない?もう!こんな遅くまで出歩いて、心配しちゃうじゃない!」
「母様!ごめんなさい、ルルアが遠い所まで出歩いてて連れ戻すのに時間が…」
あっ!こいつ今俺の事盾にしやがったか?そんな遠くな事俺知らんて、あそこまでどうやって行ったか、この体の子に聞いてください
「まぁ!そんな遠くまで?ま〜しょうがないわね、私の幼い頃に似ちゃったかしら(笑)」
「もうルルアだけ甘やかしすぎ!」
「ふふっセリシアもちゃんと連れ戻しに行って偉いわよ」
「ふふん!」
満足気だなこの女…てかこのお母さん優しい人だな、普通なら怒るのに許してくれるって…いやでもこの時間危ないからやっぱ優しくないわ、探しに来てくれ
「奥方様、御夕食のご準備が整いました。今すぐにでも召し上がれます。」
「あら?分かりましたわ、すぐに行きますから用意してちょうだい」
「承知いたしました」
おぉ!執事いるだなんて!この家族もしかして結構位が高いのでは?
「ほらルルアも行くわよ!」
「あっ…待って…」
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「もう寝なさい?ルルア」
「分かった…まま…」
「ふふっ私の自慢の可愛い子♡おやすみなさい」
「おやすみなさい…」
ガチャ
「…」
さてと、わかったことがいくつかある。
まず、この家、とても裕福な家系だ。夕食も豪華だったし、風呂とかも広かった。おまけに側近が1人付いてくるだと!?(執事です)
とても素晴らしい。満足満足。
そして他にも、この家は多分6人家族だ。
父親、母親、姉、兄、セリシア、そして俺。この6人で構成されている…多分…
家に居たのはそれくらいだ。後ペットも居た。もちろん俺の部屋にも居る。
それは猫だ。名前は「ソラ」と言うらしい。色は黒だから絶対あってないと思ったけど可愛いからそんな事どうでもいい。
「ソラ…もふもふしてる〜」
癒される〜、一生このままがいい…
「ニャ!」
あっ逃げられた、ちっ、大人しく寝るか。
このまま寝て火事とかになるなよ?もう勘弁だから。
「…おやすみ」
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数時間前、とある城では
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「へっ!陛下!大変です!!」
「どうした?そんな慌てて」
「なっなっなんと!!私の水晶玉に異常が起きたんです!!」
「ふむ?どんなだ」
「Sランクを超える存在が今この世界のどこかに現れたんです!!」
「…何?」
「しっしかも2つの反応が!!」
「2つだと!?…不味いことになったな…」
「今すぐ兵の体制を強化せよ!」
「はっはい!!」
「急げ急げ!」
「邪魔だお前押すな!」
…
「…Sランク以上の存在が2つも…」
「…敵でないと良いのだが…」
第3話お楽しみに!