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アテンション
・水赤
・赤さん女体化
『水』 「赤」
それでは、どぞー!
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いつも変な夢を見る。
違うな、盛ったなこれ、ときどきくらいか。
僕は昨日の記憶を見ているかのように、その人の容姿を鮮明に覚えている。
でもその人はまだ小さくて、ほおけっち!ほおけっち!という感じで、まだ舌っ足らずで僕の名前を呼ぶ。
その人…いや、その子は、見ず知らずの男の人に連れ去られていく。
なぜか、僕は悲しく思えてきてしまう。
知らない子のはずなのに。
だが、こういう夢だけではない。
その人と幸せに過ごしているときだったり、その人と遊んでいるときだったり、いろいろなときのことを夢に見る。
でも、こういう夢のときも、起きたときには泣いていて、寂しい気持ちでいっぱいになっている。
なんでだろうって、ずっと思って、ずっとモヤモヤしている。
ずっとこの夢が不思議でたまらない。
お母さんに聞いても信じてもらえず、友人に聞くも、信じてもらえず…。
まあそりゃそうか、というテンションでやっているが、さすがにここまで見ると気になってくる。
今日も友達に話してみようかな。
『…ていう夢を毎日見てさー』
「それは意味わかんない夢だね」
『でしょー?』
今話を聞いてもらっている女の子は りうら。通称りうちゃん。
高校に入ってからの友達で、もう2年の付き合いになる。
『こんなの受験に響いたらどうしよう』
「そこまで思い悩まなくてもいいんじゃないの?」
『そーかなー…』
唯一僕の夢の話を信じてくれる友達。
よくこんな話を信じてくれたなーと、相談しているときによく思う。
あーもう、こんな夢早く終わらないかなー。
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それでは、また次のお話で!!👋