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2024年の夏。
「もう!うるさいうるさい!」
私の名前は、イ・ハル。最近、ずっと苛々している。
「母親に向かって何なの?その口の利き方は!」
私の母、イ・チョンア。シングルマザーで、私を女手一つで育ててくれた人だ。
そんな母親に向かって、私は最低だとつくづく思う。
でも、つい感情的になってしまう。
「はぁ、、、。ムカつく。」
まただ。ぽろっと口に出してしまった。
「私がどんな思いであんたを育てたと思ってるの!?」
いつも、この繰り返し。なんで私は素直になれないんだろう。
「いいよ!もう!私、出ていくから!」
財布とスマホを持って玄関の方へ駆け出した。
「ちょっと!待ちなさいよ!何処へ行くの!?」
私は母の言葉を無視して、そのまま外に出た。