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参加型　転生者たちの王国※拡散希望

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参加型　転生者たちの王国※拡散希望

第41話 - 第36話　血又栄光

7

2025年02月06日

#SUBくん

#一次創作

#参加型

#転生

#異世界

SUB（フォロバ）

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夜の帳が落ちる。王城の一室、宰相アレクシス・ヴァンガードのもとに数名の影が集っていた。

「──各段階の進捗を報告しろ。」

アレクシスの鋭い声が響く。まず口を開いたのは、《黒影》のリーダー、グレイヴだった。

「第一段階、反対勢力の粛清は順調に進行中。龍神派の貴族たちは10名が ‘事故’ に遭った。残りの標的も近日中に始末する。」

「異端審問官たちは？」

「まだ動きなし。奴らは教会の庇護を受けているため、慎重に対処する必要がある。」

「手遅れになる前に消せ。」アレクシスは冷たく言い放つ。「何か ‘神の啓示’ とでも理由をつけて、教会内で粛清させろ。」

「承知。」

次に進む。

「第二段階、軍部の掌握は？」

「予想以上に順調です。」報告を担当するのは、王国軍の将校の一人だった。「7割の指揮官はすでに我々の ‘同志’ となりました。問題は残り3割の ‘融通の利かない連中’ です。」

「事故を手配しろ。」

「すでに準備済みです。」

「いいだろう。10月15日までに ‘全軍の統制’ を確立しろ。」

アレクシスは淡々と指示を下し、次に進んだ。

「第三段階── ‘英雄’ の処理。」

「如月まどかに関する追加情報があります。」グレイヴが続ける。「サブの報告では ‘討伐完了’ となっていますが、彼の行動を分析すると ‘何かを隠している’ 可能性が高い。」

「やはりか。」アレクシスは目を細めた。「サブとその仲間たちの監視を強化しろ。特に ‘みりん’ という少女……彼女は情報を漏らしやすいタイプだ。」

「すでに動いています。」

「よろしい。10月20日までに ‘まどかの安否’ を確定し、必要ならば──再度の討伐を実行する。」

続いて、第四段階へと進む。

「レイス・ワイルの動向は？」

「現在、特定の拠点を持たず ‘自由に動いている’ 状態です。ただ、彼は ‘特定の場所’ に頻繁に現れている。」

「どこだ？」

「──サブたちのいる宿場町です。」

アレクシスの表情が変わる。

「……ほう。ならば、彼は ‘すでに’ まどかと接触している可能性があるな。」

「可能性は高いですが、まだ確証はありません。」

「ならば、こちらから動くべきか。」アレクシスは考え込む。「交渉役を送り、レイス・ワイルを ‘取り込む’。もし拒否されたら……」

「抹殺か？」

「いや、まだだ。」アレクシスは唇の端を歪めた。「まずは ‘実験’ しよう。奴が ‘どこまで我々の計画に食い込んでくるのか’ を試す。」

最後の段階へ。

「第五段階── ‘新王の即位’ に関しては？」

「予定通り進行中です。旧王族の処理も問題なく進んでいます。10月25日には完全に排除可能でしょう。」

「よろしい。」アレクシスは満足そうに頷いた。「すべての駒は揃いつつある。10月31日には ‘王国の新たな未来’ が実現する。」

だが、その未来に待ち受けるのは──

血か、栄光か。

誰にもわからなかった。